2023年10月11日(水)、渋谷区文化総合センター大和田での高齢者向けプラモデル講座(*1)も全10回中の6回目と後半に入った。以前に地元ケーブルテレビ(イッツコム)に取材された内容が7/21にオンエアされ、そのコンテンツがyoutubeにも2分間程の動画としてアップされていた



私はインタビューはされなかったが、白板に向かって右前列の席なので横顔や背中がバッチリ映っていてけっこう恥ずかしい。さて前回から各自持ち寄りの自由課題製作に入っているが、この日は前々回にほぼ完成した共通課題の「江戸城」の仕上げから取り掛かることにした。

共通課題の江戸城は8人の受講生(男女各4人)ともプラモデルだから組み立てまでは皆同じものになるが、そこからの彩色やデコレーションは各人の個性が出て面白い。オオゴシ講師(*2)によれば大きく分類するとリアリズム派とファンタジー派に分かれるというが私はきっとリアリズム派なのだろう。

堀もキットのシールはクリアな青だが、私はリアルな堀の濁った水の色を彩色してからさざ波を付けた。石垣も「石だから灰色」ではなく写真を見て紫っぽい茶色を選択した。さらに独自の工夫として庭の隅に大きな岩を設えた。これはランナー(*3)の一部をニッパーで削って作ったものだ。


そして今日、仕上げたかったのは(これも設計図にはない私独自の工夫だが)堀を渡って城に入る通路の両脇に植込みを作りたかったのだ。そこでオオゴシ講師に植込みを模したスポンジを持って来て戴き、木工用ボンドを付けてピンセットで植えてようやく完成!(城門を付け忘れたけどね)

     【あと通路の先に城門が付きます】


瓦はオオゴシ講師に教わった「ドライブラシ技法」で雨風に晒されて白っちゃけた感じにしたんですが、分かります?
   ===== ◆ ===== ◆ =====
そして受講者各人が選んだ自由課題のプラモデルは様々だ。共通課題と同じ城(「鶴ヶ城」)を選択した人も居れば「旅客機(ボーイング787)」「タイタニック号」「帆船(日本丸)」などの乗り物系も多い。そして「スペーススーツ(宇宙服)」や「恐竜」まであって、実に多彩で面白い。


私は「ミレニアムファルコン号」(*4)だが、これはバンダイ社の精密キットなのでピタッとハマり接着剤不要で凄い。最初に出来上がるのはコクピット部分で、窓枠のみのパーツとシールを貼る透明パーツが選択できる。講師に相談すると「私なら両方作って上手く出来た方を使います」なるほど!

コップピットにはハンソロやチューバッカの人形も乗せられるが、この人形の服装などの彩色が細かくて超ムズい。講師に相談したら「乗せない、という選択肢もありますよ」との事。そうか、なるほど!講師がいつも仰るように「プラモデルに正解はない」ということを改めて実感した。

  【こんな小さい人形の衣服までは彩色できないよ~】

以降この講座は毎月1回、来年2月まで残り4回ある。そして最後は3月に渋谷区「シニアいきいき大学」全体の展示会(3/1~2)があり、我々のプラモデル講座でも各自の作品を展示させてくれるという。よおし、老朽宇宙船らしい彩色や汚れ塗装等を施して完成させ、お披露目するぞー!
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
*1:本講座の概要と受講した背景は下記ご参照。
図画がアリなら工作もアリね③
*2:オオゴシトモエ講師は著書多数でブログは下記ご参照。
オオゴシトモエ「今日もHOBBY日和」
*3:プラモデルのパーツが付いているフレーム(枠組み)。
*4:この作品製作の背景に関しては下記ご参照。
図画がアリなら工作もアリね② | Saigottimoのブログ

Saigottimo