2023年3月2日(木)、川崎市岡本太郎美術館に初めて行ってきた。昨年の誕生プレゼントで次男に貰った年間パスポートの期限がそろそろかなと思い、10年間小田急線通学して一度も降りた事が無かった向ヶ丘遊園駅で下車しGoogleマップの指示に従って“生田緑地”を通ることにしたのだが・・・。


駅から徒歩17分とあるが駅前の表示に1.4kmとあったので侮ったのが大間違い。いきなり急な石と木の階段が続き、枡形山展望台まで登って息切れ。幸い天気も良くて見晴らしは良かったが、そこから今度は下って日本民家園脇のSLが設置してある広場の先の木立越しにようやく建物が見えた。

自宅を9時過ぎに出て美術館到着は2時間後の11時!いやぁ歩いた歩いた。距離は大したこと無いが山ひとつ越えたので脚はガタガタ。岡本太郎との邂逅がこんなに大変だとは思わなかった。正面右側のテラスで食事できるカフェがあり傍の池から階段脇に沿って水が流れている素晴らしい造りだ。

もうここまででも充分なくらいだったが、さらに驚いたのは館内の広さと展示内容の多彩さと充実度である。絵画、オブジェに加え書籍や映像展示物も多く、大阪万博(1970年)の太陽の塔の内外がCG化されバーチャル観覧する映像コンテンツが大画面で流れていたので面白くて最後まで見てしまった。

その他にも彼が生前に残したインタビュー映像もあり、彼の芸術三原則“芸術は上手くあってはならない、きれいであってはならない、心地よくあってはならない”を彼の口から聞けた。芸術は“美“を追求するものだが、“美“は“きれい“とは違って「何だこりゃ!」という強烈な革新性があると語る。

またTVーCFの数々や著作物の紹介などじっくりと観ていたら、とっくに13時を過ぎている。慌てて1階のカフェに入って、ぷりっぷりエビの入ったライ麦パンのサンドイッチランチを食べた。美味い!最初は外のテラス席に陣取ったが、陽が陰り風が冷たかったので店内の席に移って食べた。

【パスポートは初使用日(この日)から1年間有効だった】

その後、この美術館の入場券で割引になるという近くのプラネタリウムで15時から45分間のプログラムを半睡半惺で楽しんで帰途についた。多くの人が帰って行く方についていくと“生田緑地”の台地を越えずにすんなり駅に着いた。なーんだ、こっちの経路だったら山登りしなくて済んだじゃん!

そっかー、Google先生は高低差に関係なく上から見た最短距離を推奨していたのか、と今更ながら気づいたが、でも行きの好天時に展望台に登れたのもそのお蔭だったと考えよう。だって最初からこっちの経路を知っていたら往路も山登りしなかったろうし帰路は雨が降りそうだったし。

もとはといえば渋谷のジャズ喫茶・SEABIRDの第一金曜ライブのメンバー岩渕泰冶さん(ds)に「岡本太郎は凄い!」と教えてもらい(*1)、それを私が次男に伝えたら彼がハマって今度は次男が私の誕生祝いに年間パスポートをプレゼントしてくれたのだ。よし、折角だから是非また行こう!
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*1:本件の経緯については下記ブログ記事ご参照。
岡本太郎「今日の芸術」を読む | Saigottimoのブログ
芸能と芸術は全く異なるものか | Saigottimoのブログ

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