東京駅京葉地下ホーム【東京都】(京葉線。2018年ほか訪問) | 『乗り鉄』中心ブログ(踏破編)

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今回の【駅】コーナーは、
東京都千代田区東部の丸の内地区にある東京の代表駅かつ日本の代表駅で、新幹線・在来線とも多数の路線・系統が集まるターミナル駅、
東京駅 (とうきょうえき。Tokyo Station) ですが、今回はJR東日本の管理する在来線駅のうち、南側(有楽町方)の地下に位置する

京葉地下ホームとその構内・駅前についてのみ紹介いたします。発着路線・系統は京葉線武蔵野線です。
 
尚、地上ホームに発着する在来線駅につきましては以前UPしました⇒記事はこちら
総武線快速・横須賀線が乗り入れる総武地下ホームにつきましてもUPしました⇒記事はこちら

JR東日本が管理する東北新幹線・北海道新幹線・山形新幹線・秋田新幹線・上越新幹線・北陸新幹線ホームの記事につきましてもUPしました⇒記事はこちら

JR東海が管理する東海道新幹線ホームの記事もUPいたしました⇒記事はこちら
 
 
駅名
東京駅 (JE 01)
(スリーレターコード:TYO)
 
所在地
東京都千代田区
 
今回紹介の乗車可能路線・系統
JR東日本:京葉線、(武蔵野線系統)
 
隣の駅
蘇我方……八丁堀駅 
 
乗換可能路線・系統
JR東日本:東海道本線【東海道線】上野東京ライン中央線快速、山手線(品川方面上野方面)、京浜東北線(横浜方面大宮方面)
……東京駅在来線地上ホームまで徒歩10分~15分
JR東日本:総武快速線横須賀線………………東京駅総武地下ホームまで徒歩20分
JR東日本:東北新幹線 (北海道新幹線山形新幹線秋田新幹線上越新幹線北陸新幹線を含む)

……東京駅新幹線ホーム(JR東日本)まで徒歩15分
JR東海:東海道新幹線……東京駅新幹線ホーム(JR東海)まで徒歩15分
東京メトロ:丸ノ内線……東京駅まで徒歩20分
(※) この他、東京メトロ東西線の大手町駅、東京メトロ千代田線の二重橋前駅へはそれぞれ地下通路を経由して乗換可能です。
 
訪問・撮影時
2018年ほか
 
 

東京駅の京葉地下ホームは在来線中央通路から南へ約450m、有楽町駅とのほぼ中間地点を東西に走る鍛冶橋通り(都道406号線)の地下深くに、JR東海道本線や東海道新幹線と交差する形で設置されています。
写真は西口に相当する京葉地下丸の内口南西側にある出入口で、鍛冶橋通りの歩道に設置されています。
アーチ状の屋根が特徴的で、「JR東京駅」と書かれています。地下鉄の駅とは一線を画したデザインです。
 
 

上写真の出入口の西側にある東京国際フォーラム西交差点より東を望む。右端に上写真の出入口が少し写っています。
中央を手前(西)~奥(東)へ伸びる鍛冶橋通りの地下にコンコースと京葉地下ホームがあります。
周辺は丸の内のビジネス街で、多くのオフィスビルが立ち並んでいます。
右側には東京国際フォーラムがあり、交差点の右背後には新東京ビルがあります。
左側には三菱UFJ銀行本店や三菱電機本社があり、交差点の左背後には三菱一号館、丸の内ブリックスクエアなどがあり、明治時代より丸の内地区の開発に携わってきた三菱グループ系のビルが多いです。
また、写真奥(東)には東海道本線、東海道新幹線のガードがあり、背後(西)方向には東京メトロ千代田線の二重橋前駅や皇居外苑があります。
 
そして交差点を右(南)~左(北)に通る道路の地下には横須賀線が通っていて、左側に総武地下ホームがあります。横須賀線の上層には丸の内自由通路(愛称:アートロード。改札外)があり、京葉地下丸の内口と総武地下ホーム(他路線も利用可)の各改札をつないでいます。京葉地下ホームと総武地下ホームの乗換は丸の内自由通路経由が近道なのですが、改札外になるため近距離きっぷやIC乗車券では利用できません(後述の有楽町駅~京葉地下ホーム間の改札外連絡のような特例もなし)。長距離きっぷ(東京近郊区間相互発着を除く)での途中下車や定期券、『青春18きっぷ』などのフリーきっぷですと改札の出入りが自由なので丸の内自由通路を使えます。
 
 

東海道本線のガード北西側にある出入口前より西を望む。
手前(東)~奥(西)の道路が鍛冶橋通りで、背後に東海道本線・東海道新幹線のガードがあり、奥方向に皇居外苑があります。
鍛冶橋通り東側に東京国際フォーラムがあり、西側には三菱電機本社や三菱UFJ銀行本店があります。
 
交差点を左方向へ、東海道本線と東京国際フォーラムの間を南へ約300m進むと有楽町駅の国際フォーラム口にたどり着きます。道中の東海道本線(山手線、京浜東北線を含む)の高架下には商店が立ち並んでいます。
尚、京葉地下ホームと有楽町駅は至近距離にあり、有楽町駅以南から京葉線に乗り継ぐ場合(その逆も)は東京駅地上在来線ホームを経由するよりも駅外を歩いた方が近い事から、当駅を挟む東海道本線新橋駅以南~京葉線八丁堀駅以東の乗車券またはICカードを所持していれば、有楽町駅と東京駅京葉地下ホームそれぞれの有人改札を経由しての乗換が可能になっています。但し、雨の日は傘がないと濡れますのでご注意下さい。
 
 

こちらは東海道新幹線のガード北東側(八重洲側)、JR東日本も所有者に名を連ねている複合ビル「パシフィックセンチュリープレイス丸の内」との間に位置する、東口に当たる出入口です。おそらく換気設備が併設されていて、建屋が大きいです。
右側に東海道新幹線の高架橋があり、出入口との間に歩行者用の通路があります。奥(南)へ進めば鍛冶橋通り、背後(北)へ進めば東京駅八重洲南口へと抜けられます。
 
 

上写真の出入口から鍛冶橋通りに出て東を望む。
右側の道路が鍛冶橋通りで(手前が西、奥が東)、地下を京葉線が通っています。
後方に東海道新幹線と東海道本線のガードがあります。
先にある鍛冶橋交差点の手前が千代田区と中央区の境界で、手前が千代田区、奥が中央区です。
一帯は京橋地区のオフィス街で、約350m先に東京メトロ銀座線京橋駅が、約550m先に都営浅草線宝町駅があり、ともに徒歩圏内ですが東京駅との乗換駅には指定されておらず、また京葉線にも駅が設置されていません。
 
 

鍛冶橋交差点より西を望む。
手前(東)~奥(西)の道路が鍛冶橋通りで、地下に京葉線が通っています。
前方に東海道新幹線と東海道本線のガードがあり、ガードから先の地下に東京駅京葉地下ホームがあります。
ガードの先には丸の内のオフィス街を望めます。
 
 

京葉地下ホームは前述の通り、在来線地上ホームや新幹線ホームとは相当離れています。
地上ホーム南通路から京葉地下八重洲口横のコンコースまで約350mあり、その間の改札内地下には複数の動く歩道3基やエスカレーターで構成されている「八重洲連絡通路」があります。エスカレーター部分にはエレベーターも併設されています。
しかし、動く歩道をもってしても京葉地下ホームは遠く感じます…。
京葉線と他の在来線(総武快速線・横須賀線を除く)や各新幹線との乗換は最低でも15分は見積もっておいた方が良いでしょう。
 
 

京葉地下ホームの東改札に相当する京葉地下八重洲口改札です。地下1階にあります。
この改札口から全てのJR線ホームへ行けますが、総武地下ホームへは改札外の丸の内自由通路(アートロード)を経由した方が早いです。
付近には前述のガード北東側への出入口をはじめ、ガード下南側への出入口もあります。背後方向にある地下通路は「パシフィックセンチュリープレイス丸の内」の地階とつながっていて、地階は商業施設(グランアージュ。GranAge)になっています。さらに「グラントウキョウサウスタワー」の地下1階を経由すると八重洲地下街に抜ける事ができ、八重洲地下中央口にも行けます。
 
京葉地下八重洲口改札は利用客がそう多くないと思われ、時間帯により係員が不在になります。不在の際はインターホンまたは後述の京葉地下丸の内口での対応となります。
交通系ICカード『Suica』などに対応の自動改札機が3通路あり、右端は有人通路です。
改札口の右手前には自動券売機がありますが、『みどりの窓口』と指定席券売機はありません。ちなみに指定席券売機は改札内にあり、既に乗車券をお持ちの場合は入場後に購入可能です。
トイレ、多機能トイレは改札外と改札内にあります。
改札口の先は京葉線地下1階コンコースで、カフェやドラッグストアなどの店舗もあります。
地下1階コンコースには売店・コンビニはありませんが、各ホームにコンビニが設置されています。
そして改札内の右側には在来線地上ホームや新幹線ホームに通じる八重洲連絡通路があります。
 
 

こちらは西改札に相当する京葉地下丸の内口改札です。こちらは駅員が常駐しています。
付近には丸の内方面や東京国際フォーラムへの出入口があり、一部の出入口にはエレベーターが併設されています。
また、背後(西)へ進むと改札外の丸の内自由通路(アートロード)に通じていて、総武地下ホーム方面や東京メトロ丸ノ内線の東京駅へ抜けられます。
 
オフィス街近くにあるため利用者が多いのか、交通系ICカード『Suica』などに対応の自動改札機が多数並んでいて、左端は有人通路です。
改札口の左手前には自動券売機、指定席券売機があります。尚、『みどりの窓口』はありません。
改札内コンコースは前述の京葉地下八重洲口と共用です。
地下4階にある各ホームとの間には地下3階経由で階段、エスカレーター、エレベーターが設置されています。エレベーターは総武地下ホームとは違い乗換なしで各ホームに到達可能です。
そして地下3階コンコースにもトイレ、多機能トイレがあります。
 
 

京葉地下ホームの駅名標です。電照式で、バックライトはLEDです。京葉線地下駅で見られる横長のタイプです。
JR東日本の標準タイプのデザインで、京葉地下ホームに乗り入れる京葉線のラインカラー(ワインレッド)と武蔵野線のラインカラー(オレンジバーミリオン)が合わせて表示されています。
そして駅ナンバリングは京葉線のトップナンバーである (JE 01) になっています。
さらに、東京駅は主要駅のみに与えられるスリーレターコードが設定されています (TYO)。
また、特定都区市内制度における東京都区内の駅かつ東京山手線の内側にある駅なので、「区」マークと「山」マークの表示があります。
 
 

東京駅の京葉地下ホームは島式ホーム2面4線で、地下4階にあります。
起点駅ですが頭端駅構造ではなくスルー構造です(理由は後述)。
 
左(北)から1番線・2番線、3番線・4番線の順で、種別・行先によってホームは固定されていません。
京葉地下ホームからは京葉線電車(各種快速・各停)、武蔵野線直通電車(各停)の他に房総特急も発着します。
東京ディズニーランドや東京ディズニーシーなど東京ディズニーリゾートへは舞浜駅で下車です(特急は通過)。
 
全番線とも10両対応で、ホームドアは未設置です。
各ホーム中ほどにはJR東日本系のコンビニ「ニューデイズ」があります。
 
写真は3・4番線より蘇我方(東方)を望む。
蘇我方はこの先、すぐに中央区へ入り鍛冶橋通りの地下を東へ走ります。途中で東京メトロ銀座線と都営浅草線と交差し、交差部分には銀座線の京橋駅と都営浅草線の宝町駅がありますが、京葉線側には駅がありません。そしてさらに東へ進むと東京メトロ日比谷線との乗換駅で京葉線における都心側サブターミナル駅である八丁堀駅へと至ります。
 
 

終端方を望む。すぐ先に車止めがあります。
延伸可能な構造ですが、この先、新宿駅を経由して三鷹駅まで延伸し、その先で立川駅まで新たに地下線を建設して(中央線の複々線化)、中央線と直通運転する構想がありますが、実現するでしょうか…。
 
また、京葉地下ホームは元々成田新幹線駅の予定地でしたがホームは建設されていませんでした。成田新幹線計画が白紙撤回され後に駅用地を京葉線用に転用する事になり、新たにホームを建設したものです。
 
 
あとがき
私が東京駅の京葉地下ホームから駅の外に出たのは2010年2018年の計2度です。2010年は地下鉄と乗り換えるため、そして2018は年実現できるかどうかは未知数ですが東京都の全駅を訪問する目的の一環で下車しましたが、撮影が不十分だったため、2019年の乗換時にリベンジ撮影しました。バブル期に完成した京葉地下ホームは昭和の国鉄時代に完成した総武地下ホームと比較して綺麗で新しい印象でした。また、地上へ出ると東京駅と有楽町駅の中間地点で、地理的には無理やり東京駅にしている感じもしましたw
 
新宿駅からですと中央線快速電車の東京行きに乗り終点下車。南通路の東側改札内にある八重洲連絡通路を通れば到達できます。余裕で日帰り訪問可能です。
一方、大阪からですと東海道新幹線の東京行きに乗り終点で下車。以降は上記のルートで到達できます。JR東海の旅行商品「ぷらっとこだま」等で移動される場合はJR東日本構内に入れませんので、改札内に入る場合は一旦JR東海専用の改札を出てから乗車券・入場券、交通系ICカード(入場券としては使用不可)で入場しなければなりません。じゅうぶん日帰り訪問可能です。
 
食料・飲料について、駅構内に多数のコンビニ、飲食店があり、各地の駅弁も購入できますが、京葉地下ホーム方面は店舗が少ないのでご注意下さい。一方、駅の外にはコンビニや気軽に入れる飲食店は少なく、特にファストフード店は駅前に存在しないと言っても過言ではないでしょう。多額の予算が必要な高級店が多い印象です。心配な場合は事前に用意しておきましょう。
 
大阪からの到達難易度もさほど高くありません。京葉線や武蔵野線を乗り鉄の際、東京ディズニーランドやディズニーシーへお出かけの際、新幹線などで東京駅を経由される際、または東京駅で下車される際は、ぜひ一度は京葉地下ホームも観察されてみて下さい! 地上ホームの高架下や地下は駅ナカ店舗も充実しています!
 
(参考:JR東日本のHP、Google地図、Wikipedia)