東京駅【東京都】(東北新幹線【上越新幹線なども乗り入れ】。2019年訪問) | 『乗り鉄』中心ブログ(踏破編)

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当ブログでは、私の鉄道乗りつぶしの過程や、最近の乗り鉄のレポート等を中心に紹介いたします。


 

今回の【駅】コーナーは、
東京都千代田区東部に位置する、日本を代表するターミナル駅である、
東京駅 (とうきょうえき。Tokyo Station) のうち、今回はJR東日本が管理する東北新幹線ほかの駅について紹介いたします。
 
尚、JR在来線駅につきましては以前紹介いたしました。
⇒在来線地上ホームの記事はこちら
⇒総武地下ホームの記事はこちら
⇒京葉地下ホームの記事はこちら
 
東京メトロ丸ノ内線の東京駅の記事⇒こちら
 
そしてJR東海が管理する東海道新幹線の駅につきましては後日UP予定です⇒記事はこちら
 
 
駅名
東京駅
(スリーレターコード:TYO。新幹線駅では使用されません。また、新幹線駅には駅番号がありません)
 
所在地
東京都千代田区
 
今回紹介の乗車可能路線・系統
JR東日本:東北新幹線 (北海道新幹線山形新幹線秋田新幹線上越新幹線北陸新幹線の列車も乗り入れます)
 
隣の駅
新青森方……上野駅 
 
乗換可能路線・系統
JR東日本:東海道本線【東海道線】上野東京ライン中央線快速、山手線 (品川方面上野方面)、京浜東北線 (横浜方面大宮方面)
……在来線地上ホームまで徒歩10分~15分
JR東日本:総武快速線横須賀線………総武地下ホームまで徒歩15分
JR東日本:京葉線…………京葉地下ホームまで徒歩20分
JR東海:東海道新幹線……東海道新幹線ホームまで徒歩8分
東京メトロ:丸ノ内線…………東京駅まで徒歩15分
(※) この他、東京メトロ東西線大手町駅東京メトロ千代田線二重橋前駅へはそれぞれ地下通路を経由して乗換可能です。
 
訪問・撮影時
2015年4月(E7系)、2019年8月、2019年10月(日本橋口)
 
 

東京駅の東側(新幹線ホーム側)に位置する八重洲口(八重洲中央口付近)です。
かつては正面に駅ビル(鉄道会館ビル)があり、百貨店「大丸」も入居していましたが、再開発により鉄道会館ビルは解体され、八重洲口の南北に超高層ビル「グラントウキョウ」が完成しました。「大丸」は北側の「グラントウキョウノースタワー」に移転しました。一方、鉄道会館ビル跡は駅前広場の拡張に使用され、線路寄りには「グラントウキョウ」の南北両棟を結ぶ大屋根付きのペデストリアンデッキ「グランルーフ」が設置されました。
概ねグランルーフ右側(北側)に八重洲中央口が、グランルーフ中央部(南側)に八重洲南口が、さらに南側にJR高速バスのりばがあり、「グラントウキョウノースタワー」西側に八重洲北口があります。
そして八重洲口の地下には八重洲地下街や東京駅一番街、グランルーフフロント、グランアージュといった地下街の一群があり、最も線路寄りの東京駅一番街に面する形で八重洲地下中央口があります。
また、八重洲口側には丸の内口側と同様に駅前広場が整備されています。ロータリー、バスターミナル(路線バス、高速バスとも)が設置されていて、特に南側には東京駅高速バスターミナルが併設されています。ここから各方面への夜行バスも出ています。
そして、八重洲口の前方、線路・ホームを挟んで向こう側(西側)には丸の内口があります。
 
 

八重洲中央口前より東を望む。背後に東京駅八重洲口があります。
千代田区と中央区の境界が手前の駅前広場内を南北に通っていて、手前(駅側)が千代田区、向こう側(東側)が中央区です。
駅前はビル街でオフィスビルが立ち並んでいますが、丸の内側とは違い繁華街にもなっていて、付近には居酒屋など飲食店が多く見られます。
しかし東京駅前という立地上、駅前に住宅は見られません。
 
 

八重洲中央口改札の様子です。うまく撮影できなくて申し訳ありません。
東京駅において改札外から直接JR東日本新幹線コンコースへ入れる改札は後述の日本橋口のみで、在来線改札から入る形が基本になります。
柱の向こう側に交通系ICカード『Suica』などに対応の自動改札機が並んでいて、左端は『青春18きっぷ』など利用時に通る必要がある有人通路です。
改札口の左手前には自動券売機と指定席券売機があります。
最寄りのJR東日本の『みどりの窓口』は100m以上北、八重洲北口前になります。また、既に乗車券をお持ちの場合は改札内にある『みどりの窓口』も利用可能です。
背後にはJR東海の『JR全線きっぷうりば(「みどりの窓口」のJR東海版)』がありますが、そちらでは「大人の休日倶楽部」などJR東日本の企画乗車券を取り扱っていないので注意が必要です。
また、トイレ・多機能トイレは改札内各所にありますが、最寄りは八重洲北口近くの設備になります。
そして、改札内、改札外とも売店・コンビニが各所にあります。但し、八重洲口の改札外にはJR東海系の「キヨスク ベルマート」が多く見られます。
 
八重洲中央口から入場し、しばらく前進すると左右への階段があり(スロープもあります)、その先に「東北、山形、秋田、北海道、上越、北陸新幹線(南or北)のりかえ口」があります。
 
 

こちらはJR東日本の「新幹線北のりかえ口」です。早朝撮影のため窓口はシャッターが下ろされていますw
ICカード『Suica』(定期券など)に対応の自動改札機が並んでいて、右端は有人通路です。
改札口の左手前に『みどりの窓口』が、右手前に特急券の自動券売機(指定席券売機を含む)があります。
この先、新幹線で有効な乗車券、特急券をお持ちでない場合は、ここできっぷを購入しなければなりません。
そして新幹線に乗るのにICカード(ストアードフェア機能)で東京駅まで来てしまった場合も改めて新幹線の乗車券を購入するか、新幹線の乗車券・特急券をお持ちの場合は東京駅までの運賃の精算(ICカード処理を含む)をしなければなりません(現状、新幹線はICカードのストアードフェア機能では乗車不可能です。一旦出場して乗車券を購入するか、『みどりの窓口』で係員にICカードで東京駅まで来た旨を説明するかしなければなりません)。
 
のりかえ口の先はJR東日本・新幹線改札内コンコースになります。
南北コンコースとも改札内に待合室とトイレ、多機能トイレがあります。
そして高架にある各ホームとの間には階段、上下方向エスカレーターが設置されていて、北乗換口側のコンコースにのみ各ホームとを結ぶエレベーターも設置されています。すなわち南乗換口側にはエレベーターがありませんので要注意です。
また、各コンコース内には東海道新幹線との乗換改札口がそれぞれ設置されていますが、ICカード(『Suica』、『EX-IC』など)には対応していませんのでご注意を(在来線コンコースでの乗換はICカード利用可能です)。
 
 

こちらは東京駅において唯一、改札外から直接JR東日本新幹線コンコースへ入れる日本橋口改札です。JR東海(東海道新幹線)にも同名の改札口が東側(写真背後)にありますので間違えないようにご注意下さい。また、営業時間が8:30~19:30と短いので注意が必要です。
ICカード『Suica』(定期券など)に対応の自動改札機が2通路(片側1通路)あり、右端に有人通路があります。
改札口の右手前には指定席券売機があります。『みどりの窓口』は左(南)へ100mほど、駅ナカ商業施設「キッチンストリート」を抜けた先にある八重洲北口改札前にあります。
ちなみに、八重洲北口前からは丸の内北口前へ抜ける北自由通路(改札外)があります。
尚、日本橋口の改札内には多機能トイレは存在せず(最寄りは「キッチンストリート」内にある有料トイレ。通常のトイレは中2階にあります)、中2階経由各ホームへは階段しかありませんのでバリアフリー非対応となっています。ご注意下さい。
 
 

新幹線ホームの吊下式駅名標です。電照式です。
JR東日本標準のデザインで、英語表記の他に中国語と韓国語の表記もあります。
新幹線のラインカラーはJR東日本のコーポレートカラーと同じ緑なので、行先方向の色と一体になっています。
尚、新幹線には駅ナンバリングおよびスリーレターコードが設定されていません。
そして、東京駅は特定都区市内制度における東京都区内の駅かつ東京山手線の内側にある駅なので、「区」マークと「山」マークの表示があります。
 
 

東京駅の新幹線ホームは島式ホーム2面4線の構造で、在来線駅東側の高架2階にあり、南北方向にホームが延びています。
右(西)のホームが右から20番線、21番線、左(東)のホームが右から22番線、23番線の順で、全番線が仙台・新青森・新函館北斗・秋田・新庄・新潟・金沢方面です。方面、種別による番線の使い分けは行われておらず、必ず電光掲示板で乗車列車の発車番線を確認してからホーム階へ上がりましょう。
ホームはフル規格16両対応(ミニ新幹線併結の場合は17両対応)で、2019年8月現在、ホームドアは設置されていません。各ホームとも車体幅が狭く落下の危険性があるミニ新幹線停車部分のみ落下防止策が設置されています(新青森方。写真手前側)。
各ホームには飲料自動販売機、冷暖房完備の待合室、売店(キオスク)、駅弁販売店があり、20、21番線には「ニューデイズ」もあります。尚、ホーム階にはトイレはありません。
写真は新青森方、新函館北斗方、山形方、秋田方、新潟方、金沢方を望む。
 
 

新青森方を望む。手前の各ホーム端には日本橋口へ下る階段があります。
この先、高架区間で山手線や上野東京ラインなどの東側(右側)を並走して市街地を北上します。そして神田駅付近で上野東京ラインの高架橋が新幹線の上空を覆うようになりますが、神田駅を過ぎると上野東京ラインが左へ離れ、新幹線は下り勾配になります。そして神田川を渡り秋葉原駅を過ぎると地下トンネル(第1上野トンネル)へ入り、引き続き地上を走る在来線の東側を北上すると地下駅である上野駅へと至ります。
 
 

こちらは23番線より新青森方を望む。
右側には東海道新幹線の14番線、15番線の終端部車止めがあります。
東海道新幹線ホームは14番線、15番線のみ北側が東北新幹線ホームに沿って設置されていますが、これは国鉄時代に東海道新幹線~東北新幹線の直通列車を運転する計画があり、14番線と15番線は元々、東北新幹線用に計画されたホームでした。しかし、東海道新幹線の需要拡大により、東海道新幹線ホームとして使用する事になり、14番線のみ東北新幹線と直通可能な構造へと計画が縮小されました。そして、1987年の国鉄分割民営化で東海道新幹線と東北新幹線の運行会社が分かれてしまい、両社の温度差もあり直通運転計画は中止に追い込まれました。まぁ、東京駅を跨いで利用する乗客はそう多くないでしょうから現状でも問題ないかと思いますが…。
 
 

終端方を望む。すぐ先(有楽町方)に車止めがあります。
こちら側は東海道新幹線の直通を考慮していない構造ですが、必要な工事を行えば東海道新幹線と繋げる事は可能ではあります。
まぁ、リニア中央新幹線が開業した暁には在来線の直上に高架橋を建設して東海道新幹線とは別線で品川駅まで延伸する可能性がゼロとは言えませんが…。
 
 
あとがき
私が東北・北海道・山形・秋田・上越・北陸新幹線の東京駅で下車(乗車)したのは2000年が初めてで、今まで何度もあります。そして2019年は実現できるかどうかは未知数ですが東京都の全駅を訪問する目的も兼ねて利用しました。島式ホーム2面4線のみとターミナル駅にしては小規模で、ゆえに少ないホームで多岐にわたる行先の列車が発着する事から名鉄名古屋駅を思わせるややこしさも感じられました。
 
新宿駅からですと中央線快速に乗り終点の東京駅で下車、1階に下りて新幹線南乗換口または新幹線北乗換口へお回り下さい。東海道新幹線の乗換口へは行かないように。余裕で日帰り訪問可能です。
一方、大阪からですと東海道新幹線に乗り東京駅で下車。東北新幹線方面のきっぷをお持ちの場合は1階コンコースにある乗換改札口を利用できますが、お持ちでない場合は一旦改札を出て東北方面に有効なきっぷまたは入場券を購入してから入場して下さい。じゅうぶん日帰り訪問可能です。
 
食料・飲料について、改札内外にコンビニ「ニューデイズ」や「キヨスクベルマート」があり、コンコースやホームには駅弁屋もあります。また、駅外の八重洲地下街や八重洲口駅前にもコンビニが複数あります。一方、飲食店も駅ナカ、八重洲地下街、「大丸」内、八重洲口駅前にチェーン店を含めて多数ありますが、丸の内駅前には駅ナカや駅前の商業施設をm除きコンビニや気軽に入れる飲食店は少なく、特にファストフード店は丸の内側の駅前に存在しないと言っても過言ではないでしょう。まぁ事前に用意しなくても大丈夫でしょう。
 
大阪からの到達難易度もさほど高くありません。東北新幹線などをご利用の場合は、一度は東京駅のJR東日本管轄の新幹線駅を観察されてみて下さい!
 
(参考:JR東日本のHP、エンタメ!東京ふしぎ探検隊、Google地図、Wikipedia)