![イメージ 1](https://stat.ameba.jp/user_images/20190604/16/s-limited-express/62/bf/j/o0550041214425576001.jpg?caw=800)
青函トンネルを含む前後の区間は在来線の海峡線と線路を共用している異色の新幹線路線、
北海道新幹線(新青森~新函館北斗)を簡単に紹介します。
![イメージ 17](https://stat.ameba.jp/user_images/20190604/16/s-limited-express/75/57/j/o0800060014425576032.jpg?caw=800)
路線名 | 区間・営業キロ | 備考 |
JR北海道:北海道新幹線 | 新青森~新函館北斗(148.8km) | (※1)2016年6月現在 |
路線名 | 区間 | 営業キロ | 備考 |
JR北海道:北海道新幹線 | 新青森~新函館北斗 | 148.8km | (※2) (※3) |
(※3)電化方式は交流25,000V(60Hz)。在来線も同様で、保安装置の関係もあり従来の在来線車両は乗り入れ不可能。但し、JR貨物は専用の電気機関車EH800形を製造して貨物列車の走行に対応。
踏破達成時・撮影時 | 2016年4月 |
![イメージ 2](https://stat.ameba.jp/user_images/20190604/16/s-limited-express/d5/6c/j/o0550041214425576056.jpg?caw=800)
新幹線においては当駅が東北新幹線と北海道新幹線の境界駅であり、同時にJR東日本とJR北海道の境界駅でもあります。
全列車が停車し、両社の乗務員交代が行われます。
![イメージ 3](https://stat.ameba.jp/user_images/20190604/16/s-limited-express/b3/3f/j/o0550041214425576074.jpg?caw=800)
![イメージ 4](https://stat.ameba.jp/user_images/20190604/16/s-limited-express/45/59/j/o0550041214425576100.jpg?caw=800)
そして青森県・青森市から蓬田村へ変わると山間部へと入り、長短のトンネル6本を連続して通過します。その中でも最長の2本目・津軽蓬田トンネル内で外ヶ浜町へと変わり、蟹田川の谷へ出ると津軽線をオーバークロスします。西側には大平駅が見えます。
その後、すぐに在来線(海峡線)が両側から寄り添ってきて大平トンネル内で合流します(新中小国信号場)。
尚、新中小国信号場から青函トンネルを経由して木古内駅の手前までは、北海道新幹線(標準軌)と在来線の海峡線(狭軌)との三線軌条区間となり、狭軌部分は貨物列車が走行しています。
![イメージ 5](https://stat.ameba.jp/user_images/20190604/16/s-limited-express/d5/d8/j/o0550041214425576129.jpg?caw=800)
![イメージ 6](https://stat.ameba.jp/user_images/20190604/16/s-limited-express/38/78/j/o0550041214425576149.jpg?caw=800)
その後は大平トンネル、津軽トンネルと連続トンネル区間を走行し、津軽トンネル内で今別町へ変わります。津軽トンネルを出ると左側から津軽線が接近し、奥津軽いまべつ駅に到着します。奥津軽いまべつ駅は在来線時代の津軽今別駅から改称され、駅も大改造されました。
![イメージ 7](https://stat.ameba.jp/user_images/20190604/16/s-limited-express/f7/11/j/o0550041214425576179.jpg?caw=800)
駅のすぐ西側にはJR東日本が所有する津軽線の津軽二股駅があり、実質的な乗換駅となっていますが、津軽線のダイヤは新幹線との接続は考慮されていないのでご注意を。
![イメージ 8](https://stat.ameba.jp/user_images/20190604/16/s-limited-express/07/ed/j/o0550041214425576205.jpg?caw=800)
![イメージ 9](https://stat.ameba.jp/user_images/20190604/16/s-limited-express/03/bc/j/o0550041214425576223.jpg?caw=800)
そして津軽線の津軽浜名駅付近から全長53km850mの青函トンネルへと入ります。トンネルへ入ってすぐに外ヶ浜町へと変わりますが、この付近に津軽線の終着駅である三厩駅があります。その後は右へカーブしながら陸地の山間部の地下を走行し、津軽半島の先端付近では一時的に中泊町の町域を走行します。そして竜飛崎東側の地下にあるかつての海底駅・竜飛定点を通過すると津軽海峡の海底を走るようになります。当然、青函トンネルへ入ってから下り勾配が続いています。
そして津軽海峡の中央部で下り勾配から上り勾配へと転じ、同時に自治体も青森県から北海道福島町へと変わります。そして津軽海峡が終わり北海道へ上陸する地点にある旧海底駅・吉岡定点を通過すると右へカーブして山間部の地下を北北東へと走ります。そしてトンネル内で知内町へと変わると右へカーブして青函トンネルを出ますが、すぐに第一湯の里トンネルへと入ります。そして第一湯の里トンネルを出ると平地へ出て、この時はじめて北海道らしい風景を目の当たりにします。
そして列車は湯の里知内信号場を通過しますが、ここにはかつて海峡線(在来線)の知内駅がありました。
そして津軽海峡の中央部で下り勾配から上り勾配へと転じ、同時に自治体も青森県から北海道福島町へと変わります。そして津軽海峡が終わり北海道へ上陸する地点にある旧海底駅・吉岡定点を通過すると右へカーブして山間部の地下を北北東へと走ります。そしてトンネル内で知内町へと変わると右へカーブして青函トンネルを出ますが、すぐに第一湯の里トンネルへと入ります。そして第一湯の里トンネルを出ると平地へ出て、この時はじめて北海道らしい風景を目の当たりにします。
![イメージ 10](https://stat.ameba.jp/user_images/20190604/16/s-limited-express/0b/55/j/o0550041214425576249.jpg?caw=800)
![イメージ 11](https://stat.ameba.jp/user_images/20190604/16/s-limited-express/48/52/j/o0550041214425576265.jpg?caw=800)
そして平地へ出ると在来線(海峡線)が分岐して三線軌条区間が終了し、以後は新幹線単独となって高架橋を走り、木古内川を渡って市街地へ入ると木古内に到着します。
![イメージ 12](https://stat.ameba.jp/user_images/20190604/16/s-limited-express/1c/db/j/o0550041214425576293.jpg?caw=800)
防音壁が高く、なかなか車窓風景をまともに望めないのが残念ですが…。
木古内を発車すると新幹線開業により並行在来線としてJR北海道から経営分離された道南いさりび鉄道線(旧:江差線)と並走します。右手には津軽海峡を望めます。そして海沿いを走る道南いさりび鉄道線が右へ分かれると北海道新幹線は山間部へと入り、長短いくつものトンネルをくぐって北斗市へと変わります。
![イメージ 13](https://stat.ameba.jp/user_images/20190604/16/s-limited-express/02/d0/j/o0550041214425576313.jpg?caw=800)
そして国道227号(大野国道)をオーバーパスすると大きく左へカーブし続け、北斗市と七飯町が入り組んだ場所を通ります。
![イメージ 14](https://stat.ameba.jp/user_images/20190604/16/s-limited-express/90/16/j/o0550041214425576332.jpg?caw=800)
![イメージ 15](https://stat.ameba.jp/user_images/20190604/16/s-limited-express/3d/73/j/o0550041214425576357.jpg?caw=800)
東側の上り側11番線ホームは、乗換改札を介して在来線1番線・2番線ホームと繋がっています。
尚、函館本線の下り短絡線(緩勾配線)である藤城線(藤城支線)とは接続していないため、藤城線を経由していた下り特急『北斗』は新函館北斗駅経由の旧線へと走行ルートが変更されています。
![イメージ 16](https://stat.ameba.jp/user_images/20190604/16/s-limited-express/98/67/j/o0550041214425576378.jpg?caw=800)
駅は函館市ではなく北斗市に位置しています。また先日、児童置き去り事件が発生した七飯町(ななえちょう)は駅のすぐ北東側に位置しています。
駅周辺は元々農地で、区画整理されていますが開発途上といった感じです。
北海道新幹線では東京・仙台~新函館北斗を運転する『はやぶさ』と、盛岡・新青森~新函館北斗を運転する『はやて』が設定されています。
新青森~新函館北斗間運転の『はやて』1往復を除き全列車が東北新幹線と直通運転しています。
新青森~新函館北斗間運転の『はやて』1往復を除き全列車が東北新幹線と直通運転しています。
『はやぶさ』は北海道新幹線内各駅停車系統と速達タイプがあり、速達タイプは新青森~新函館北斗ノンストップが基本ですが、一部列車は木古内にも停車します。
『はやぶさ』の定期列車は1時間~2時間に1本の運転で、本数が多いとは言えません。GWや旧盆、年末年始などの繁忙期には臨時列車が設定され日によって本数が増加します。
尚、仙台系統の『はやぶさ』、そして全ての『はやて』について、いずれも朝方の下りと夜間の上りのみ設定されています。 使用車両は全てJR東日本所属のE5系またはJR北海道所属のH5系の10両編成で統一されており、E5系とH5系は同一仕様の車両で、車内設備に違いはありません。
全車指定席で、9号車がグリーン車、10号車がグランクラスです(東京系統以外の列車はアテンダントによる車内サービスなし)。
また、盛岡~新函館北斗では特定特急券で普通車指定席の空席に着席可能ですが、指定席特急券を所持した乗客が現れたら席を譲らなければなりません。 速達タイプ『はやぶさ』での東京からの最速所要時間は、仙台1時間31分、新青森2時間59分、新函館北斗4時間02分です。
海峡線区間での貨物列車とのすれ違いの問題もあり速度が抑えられ、4時間の壁を超えられず飛行機を脅かす存在にならない可能性が高いです。
尚、仙台系統の『はやぶさ』、そして全ての『はやて』について、いずれも朝方の下りと夜間の上りのみ設定されています。
全車指定席で、9号車がグリーン車、10号車がグランクラスです(東京系統以外の列車はアテンダントによる車内サービスなし)。
また、盛岡~新函館北斗では特定特急券で普通車指定席の空席に着席可能ですが、指定席特急券を所持した乗客が現れたら席を譲らなければなりません。
海峡線区間での貨物列車とのすれ違いの問題もあり速度が抑えられ、4時間の壁を超えられず飛行機を脅かす存在にならない可能性が高いです。
また、北海道新幹線内の新青森からの各駅停車タイプでの所要時間は、
奥津軽いまべつ15分、木古内52分、新函館北斗1時間06分(速達タイプは最速1時間01分)です。 最後に、海峡線が新幹線化された事により『青春18きっぷ』で本州と北海道を行き来できなくなりましたが、同時に発売する『青春18きっぷ北海道新幹線オプション券』(2,300円)を購入する事により、北海道新幹線の奥津軽いまべつ~木古内、道南いさりび鉄道線の木古内~五稜郭を利用する事が可能となります。北海道新幹線では特定特急券と同じく立席(普通車指定席の空席利用可能)扱いとなります。
『青春18きっぷ北海道新幹線オプション券』の発売期間は『青春18きっぷ』と同一です。すなわち利用期間最終日の10日前に発売終了となるので、最後の10日間に思いつきで18きっぷを利用して乗り鉄される際は『青春18きっぷ北海道新幹線オプション券』を購入できないのでご注意下さい。必ず発売期間内にお求めください。また、複数名で北海道新幹線にご乗車される際は人数分の『青春18きっぷ北海道新幹線オプション券』が必要なので要注意です。
奥津軽いまべつ15分、木古内52分、新函館北斗1時間06分(速達タイプは最速1時間01分)です。
『青春18きっぷ北海道新幹線オプション券』の発売期間は『青春18きっぷ』と同一です。すなわち利用期間最終日の10日前に発売終了となるので、最後の10日間に思いつきで18きっぷを利用して乗り鉄される際は『青春18きっぷ北海道新幹線オプション券』を購入できないのでご注意下さい。必ず発売期間内にお求めください。また、複数名で北海道新幹線にご乗車される際は人数分の『青春18きっぷ北海道新幹線オプション券』が必要なので要注意です。
乗換駅 | 乗換路線 |
新青森駅 | JR東日本:東北新幹線 (東京方面)、奥羽本線 |
奥津軽いまべつ駅 | JR東日本:津軽線 (津軽二股駅まで徒歩5分) |
木古内駅 | 道南いさりび鉄道:道南いさりび鉄道線 (旧:江差線) |
木古内駅 | JR北海道:江差線 (江差方面。2014年廃止) |
新函館北斗駅 | JR北海道:函館本線 (函館方面、札幌方面) |
(参考:Wikipedia)