江差線(木古内~江差。2014年廃止区間) | 『乗り鉄』中心ブログ(踏破編)

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江差駅にて。キハ40形気動車です。

 

今回の江差線編は、超閑散区間の木古内~江差を紹介します。

 

尚、今回の区間は北海道新幹線の開業を待たずして2014年5月12日に廃止される予定です(運行は5月11日まで)。


 

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(Yahoo!地図を使用)

 
 

2014年1月当時(廃止前)のデータです  

路線名  区間  営業キロ  備考 
JR北海道:江差線  五稜郭~江差  79.9km   

 

今回紹介の区間

路線名  区間  営業キロ  備考 
JR北海道:江差線  木古内~江差  42.1km  全区間単線・非電化 
  
踏破達成時   2006年6月  
撮影時   2006年6月ほか  

  

  

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木古内駅にて。青函トンネルの開業を控えた昭和62年(1987年)に橋上駅舎化されましたが、北海道新幹線駅の建設に伴い現駅舎がどうなるのでしょうか…。


 

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木古内駅は単式ホーム1面と島式ホーム2面、計3面5線の構造です。
木古内~江差を運行する列車の大半が函館まで直通します。


 

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木古内を発車すると間もなく木古内川を渡り、右へカーブして海峡線【津軽海峡線】と分かれます。

 

その後は田畑の中を西へ進み、やがて左側から山並みが迫ってくると渡島鶴岡に着きます。


 

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渡島鶴岡駅にて。ローカルムードが溢れています。

 

渡島鶴岡を発車後は農地と山並み境目を走り、吉堀を過ぎると次第に山間部へと入って木古内川の谷を分け入るように進みます。さらに山深くなると稲穂トンネルを潜って北海道・木古内町から上ノ国町へと変わり、今度は「うぐい川」の深い谷を下っていきます。そして「うぐい川」が天の川と合流すると小さな集落が現れ、神明に着きます。


 

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神明駅にて。

 

神明を発車後は天の川の谷を進み、ある程度大きな集落を見ながら走ると湯ノ岱(ゆのたい)に到着します。


 

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湯ノ岱駅にて。島式ホーム1面2線で、木古内駅を除けば木古内~江差で唯一列車交換が可能な駅です。
また、有人駅でもあります。駅名からも想像できますが、駅の南側には湯ノ岱温泉があります。

 

湯ノ岱を発車すると再び山間部へと入り、天の川の流れに沿って蛇行しながら谷を下り、宮越に着きます。


 

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宮越駅にて。古い待合室があります(駅舎ではないようです)。

 

宮越を発車後は左側車窓が開けてきて平地へと出ます。そして田園風景を眺めながら桂岡、中須田と北西へ進みます。


 

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桂岡駅にて。

 

中須田を発車後、やがて左側車窓を中心に住宅地が見えてくると上ノ国に到着します。


 

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(写真は木古内方を向いて撮影)
上ノ国を発車すると再び農村部を走りますが、やがて左側車窓には日本海が見えてきて、国道228号線と並走して江差町へと入ります。

 

その後もしばらく日本海沿いを北上し、やがて内陸部へと入り海岸段丘に広がる市街地の中を進むようになると、ほどなくして終点の江差に到着します。


 

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江差駅にて。現在は単式ホーム1面1線の簡素な配線になっています。かつては貨物側線があったそうです。


 

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立派な駅舎の江差駅にて。有人駅で、『みどりの窓口』も営業しています(9:00~17:00)。
また、駅周辺は市街地になっています。市街地は海岸段丘上と海沿いの低地に広がっています。

  

  
乗り鉄の注意点  

今回の区間は普通列車のみの運転で、計6往復と本数が少ないですが、うち1往復は渡島鶴岡と吉堀を通過するのでご注意を。
運転区間ですが、区間内運転の木古内~江差が2往復、木古内以東へ直通する函館~江差の系統が4往復の運転です。

 

使用車両はキハ40形単行の独壇場です。

 

木古内~江差の所要時間は、1時間10分前後です。木古内での津軽海峡線特急との接続は良い場合と悪い場合があるので事前に時刻表で確認を。

 

最後に、今回の区間は2014年5月12日に廃止される予定です。ゴールデンウィーク頃になると大勢の人が押し寄せる可能性が高いので、早いうちのご乗車をお勧めいたします。

  

  
のりかえ  

乗換駅  乗換路線  
木古内駅  JR北海道:江差線 (現在は道南いさりび鉄道線。函館方面)【津軽海峡線】  
木古内駅 
木古内駅 
JR北海道:北海道新幹線 (2016年3月開業)  
JR北海道:海峡線 【津軽海峡線】 (現在は貨物列車のみの運行。本州方面)  
 
(参考:Wikipedia)