道南いさりび鉄道線【旧:江差線】([函館~]五稜郭~木古内) | 『乗り鉄』中心ブログ(踏破編)

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JR江差線時代に作成した記事です  

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函館駅にて。寝台特急『北斗星』です。

 

今回から2回に分けて、北海道の道南・函館市の五稜郭駅から函館湾・津軽海峡に沿って走り、木古内から内陸部へと入り日本海側へ抜けて江差へ至る路線、
江差線を紹介していきます。

 

第1回目は、海沿いを走る区間で、青森と函館を青函トンネル経由で結ぶ【津軽海峡線】の一角を担っている電化区間、
(函館~)五稜郭~木古内を紹介します。

 

尚、今回紹介の五稜郭~木古内は、2015年度に開業予定の北海道新幹線の並行在来線としてJR北海道から経営分離され、
第三セクター鉄道として継続する区間になります。
また、次回紹介の木古内~江差は超閑散区間で、残念ながら2014年の5月12日に廃止される予定です。


 

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(Yahoo!地図を使用)


 

路線名  区間  営業キロ  備考 
JR北海道:江差線  五稜郭~江差  79.9km   

 

今回紹介の区間  

路線名  区間  営業キロ  備考 
JR北海道:江差線  五稜郭~木古内  37.8km  全区間単線・交流20,000V(50Hz)電化 
  
踏破達成時   2003年4月  
撮影時   2012年3月ほか  

  

  

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函館駅にて。五稜郭を発着する江差線の普通列車はすべて函館駅まで乗り入れていて、利便性が高いです。

 

函館から五稜郭の間は函館本線を走ります。


 

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五稜郭駅にて。一部の特急列車が停車します。
駅は市街地にあり、かつては駅前に函館市電が乗り入れていました。

 

五稜郭を発車すると、左へ分かれる函館貨物駅への線路を見た後に左へカーブし、直進する函館本線と分かれます。その後は住宅地を北西へと走り、北海道・函館市から北斗市へと変わると七重浜に着きます。


 

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七重浜を発車後は工場地帯の中を走り、左へカーブして久根別川を渡ると東久根別に着きます。その後は住宅地を走り、左へカーブすると久根別に着きます。


 

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久根別駅にて。住宅地の中を走ります。

 

久根別を発車後も住宅地を西へ走り、大野川を渡ると北斗市役所最寄りの清川口に着きます。その後は市街地を走り、戸切地川を渡ると上磯に到着します。


 

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上磯駅にて。半数の普通列車が上磯止まりです。ここから先はローカル度が増してきます。


 

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上磯を発車すると右へ左へカーブして、太平洋セメント上磯工場を迂回するように西進します。この間に市街地は途切れ、農地が見られるようになります。

 

しばらく住宅と田畑が混在した風景の中を走った後、山間部を進むようになります。


 

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そして、別線方式の矢不来信号場へと差し掛かります。


 

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また、矢不来信号場の辺りから左側車窓には函館湾を望めるようになります。湾越しには函館山を眺めることも可能です。

 

しかし海を見られる区間はわずかで、その後すぐにトンネルを潜って内陸へと進み、茂辺地川を渡って左へカーブすると住宅地へと入り、茂辺地に着きます。茂辺地を発車後は再び函館湾沿いへと出て、国道228号線と並走しながら南へ進みます。ちなみに反対側車窓は山・崖になっています。しばらく走ると葛登支岬で右へカーブして南西寄りへ針路を変えて、今度は津軽海峡を見ながら走ります。やがて内陸へと入ると当別トンネルを潜り、渡島当別に到着します。


 

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渡島当別を発車すると再び津軽海峡沿いを眺めながら走るようになり、木古内町へと変わって釜谷に着きます。

 

釜谷を発車後も海沿いを泉沢、札苅と進み、やがて内陸部の市街地へ入ると木古内に到着します。


 

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木古内駅にて2006年撮影。昼行特急の全列車が停車します。
単式ホーム1面と島式ホーム2面、計3面5線の構造です。
現在は北側に北海道新幹線の駅建設が進んでいて、駅と周辺の風景が一変しています。

  

  
乗り鉄の注意点  

今回の区間は特急『スーパー白鳥』『白鳥』が計10往復、寝台特急『北斗星』が1往復、夜行急行『はまなす』が1往復の運行です。
また、豪華寝台特急の『カシオペア』『トワイライトエクスプレス』も当区間を通過しています。さらに貨物列車の運行本数も多いです。

 

一方の普通列車はすべて気動車で、函館~上磯・木古内・江差の運転です。
函館~上磯では概ね1時間に1本の割合での運転ですが、朝に3時間近く間隔が開くことがあります。また、上磯~木古内では9往復のみの運行で、データイムで約3時間毎、午前中は3時間以上間隔が開く場合があります。

 

普通列車の使用車両はキハ40形の独壇場です。

 

函館~木古内の所要時間は、特急で40分弱、普通では1時間強~1時間20分程度です。

 

最後に、江差線内では『青春18きっぷ』で特急には乗車できません。特急券を購入しても別途乗車券を購入しないと乗れません。但し、普通乗車券や『北海道&東日本パス』の場合は別途特急券を購入すれば特急に乗車可能です。

  

  
のりかえ  

乗換駅  乗換路線
(函館駅)  函館市電(函館駅前電停):本線 (函館どつく前方面 <5系統> )  
(函館駅)  函館市電(函館駅前):本線 (宝来・谷地頭線<2系統>・函館山ロープウェイ<2、5系統>方面)  
(函館駅)  函館市電(函館駅前電停):大森線 (湯の川線 (湯の川温泉) 方面 <2、5系統> )  
五稜郭駅  JR北海道:函館本線 (札幌方面)  
木古内駅  JR北海道:北海道新幹線  
木古内駅  JR北海道:江差線 (江差方面。2014年廃止)  
木古内駅  JR北海道:海峡線 【津軽海峡線】  (本州方面。現在は貨物のみ)  
   
(参考:Wikipedia)