湯の川電停にて。710形電車です。
今回の函館市電リニューアル記事は、函館市電(函館市企業局交通部)の路線の内、JR函館駅東方にある松風町から市街地を北東へ進み、繁華街である五稜郭公園前で東に進路を変えて函館競馬場前を通り、温泉街である湯の川へ至る長距離路線、
湯の川線を簡単に紹介します。
湯の川線を簡単に紹介します。
過去にUPした記事はこちらです。コメントを頂いている記事ですので削除はしません。
(Yahoo!地図を使用)
路線名 | 区間 | 営業キロ | 備考 |
(※1)函館市電:湯の川線 | 松風町~湯の川 | 6.1km | 全線複線・直流600V電化。軌間1,372mm |
踏破達成時 | 2004年5月 |
撮影時 | 2015年6月 |
松風町電停にて。手前側は函館駅前とを結ぶ大森線です。
中間駅の様相ですが、かつては右側へ東雲線(1992年廃止)が分岐していました。
中間駅の様相ですが、かつては右側へ東雲線(1992年廃止)が分岐していました。
松風町を発車すると市街地の中を走る道道83号線上を新川町、千歳町と北東へ進みます。
千歳町を発車すると新川広路と交差してから亀田川を渡って昭和橋に着きます。
昭和橋を発車後も堀川町、オーシャンスタジアム最寄りの千代台(ちよがだい)と北東へ進みます。
千代台電停にて。左側に千代台公園があり、オーシャンスタジアムもあります。
正面の大きなビルは函館中央病院です。
正面の大きなビルは函館中央病院です。
千代台を発車すると左へカーブして中央病院前に着きます。
中央病院前を発車後は繁華街へと入り、右側に丸井今井が立地する本町6交差点を右折して五稜郭公園前(野村證券前)に到着します。
五稜郭公園前電停にて。駅周辺は函館駅前よりも賑やかな感じで、商店街が形成されています。
「五稜郭」は北へ約1km、徒歩約15分です。五稜郭タワー(有料)から五稜郭を一望できます。
「五稜郭」は北へ約1km、徒歩約15分です。五稜郭タワー(有料)から五稜郭を一望できます。
五稜郭公園前を発車すると市街地の中を杉並町、柏木町と東へ進みます。
柏木町電停にて。函館市電の全電停においてホーム(安全地帯)が設置されています。
ホームの線路寄り断面が湾曲しているのが気になりますが…。
ホームの線路寄り断面が湾曲しているのが気になりますが…。
(深堀町~競馬場前にて)柏木町を発車後は緩やかに右へカーブして深堀町に着きます。深堀町を発車後も市街地を東南東へ進み、競馬場前に到着します。
競馬場前電停にて。電停の南側正面にJRA日本中央競馬会の函館競馬場があります。
函館競馬のレースは毎年6~7月頃に開催されます(例外あり)。それ以外の土日は場外馬券売場として機能しています。
函館競馬のレースは毎年6~7月頃に開催されます(例外あり)。それ以外の土日は場外馬券売場として機能しています。
競馬場前を発車するとすぐに駒場車庫前に着きます。
駒場車庫前電停にて。2本の引込線が南側にある駒場車庫に通じています。
当電停を始発・終着とする便も設定されています。
当電停を始発・終着とする便も設定されています。
駒場車庫前を発車後は「湯の川」地区へと入り、函館アリーナ前(市民会館前)に着きます。2016年3月1日に市民会館前から電停名が改称されたばかりです。函館アリーナ前を発車後は右へカーブして勾配を下り、湯の川温泉街へと入り湯の川温泉電停に着きます。
湯の川温泉電停にて。付近には温泉旅館が多数あります。
また、交差点東側(写真左側)には足湯が設置されています。
また、交差点東側(写真左側)には足湯が設置されています。
湯の川温泉電停を発車後は左へカーブして鮫川を渡り、市街地を東へ進むと終点の湯の川電停に到着します。
湯の川電停にて。
函館市電の終端駅はすべて乗降分離がなされている2面1線の構造です。
湯の川温泉街は前述の通り1駅西側の湯の川温泉駅で下車が便利です。
函館市電の終端駅はすべて乗降分離がなされている2面1線の構造です。
湯の川温泉街は前述の通り1駅西側の湯の川温泉駅で下車が便利です。
尚、駅の東側約4kmの場所に函館空港がありますが、徒歩ではしんどいです。
延伸構想が出た事はありますが、実現の可能性は非常に低いようです。
また、駅の東側数百メートルの場所には国鉄戸井線(未成線)の用地を見る事ができます。
延伸構想が出た事はありますが、実現の可能性は非常に低いようです。
また、駅の東側数百メートルの場所には国鉄戸井線(未成線)の用地を見る事ができます。
湯の川線を走る電車は松風町で全電車が大森線と直通しています。
湯の川線では谷地頭~函館駅前~湯の川を結ぶ2系統と、函館どつく前~函館駅前~湯の川を結ぶ5系統が運転されています。また、出入庫の関係で駒場車庫前~湯の川を区間運転する電車が早朝と夜間に多数設定されています。さらに朝の一部や冬期の平日朝には函館駅前~駒場車庫前を運転する電車もあります。
いずれの系統も朝から19時までは12分間隔で、19時以降は24分間隔での運転です。大森線では両系統が走るので6分間隔での運転となっています。
湯の川線では谷地頭~函館駅前~湯の川を結ぶ2系統と、函館どつく前~函館駅前~湯の川を結ぶ5系統が運転されています。また、出入庫の関係で駒場車庫前~湯の川を区間運転する電車が早朝と夜間に多数設定されています。さらに朝の一部や冬期の平日朝には函館駅前~駒場車庫前を運転する電車もあります。
いずれの系統も朝から19時までは12分間隔で、19時以降は24分間隔での運転です。大森線では両系統が走るので6分間隔での運転となっています。
電車は単行のボギー車が中心ですが、低床車両「らっくる号」も運転されています。
函館駅前からの所要時間は松風町まで2~4分、五稜郭公園前まで17分、湯の川までは32分ですが、道路状況や信号のタイミングにより多少前後します。