函館市電宝来・谷地頭線(2015年訪問)【リニューアル記事】 | 『乗り鉄』中心ブログ(踏破編)

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当ブログでは、私の鉄道乗りつぶしの過程や、最近の乗り鉄のレポート等を中心に紹介いたします。

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谷地頭電停にて。9600形『らっくる号』です。


 

2016年3月26日に北海道新幹線の新青森~新函館北斗が開業し、函館がクローズアップされて観光客の増加が予想されます。

 

今回より北海道新幹線の開業を記念して、過去に紹介したものの写真が少なくて不十分な内容の記事に終わっていた函館市電(函館市企業局交通部による運営)の路線別記事を順次、写真数を増やした新記事としてUPしていきます。

 

今回は、函館市電の路線の内、市街地南側の十字街から函館山の東側を回って谷地頭(やちがしら)に至る支線、
宝来・谷地頭線を紹介します。

 

過去にUPした記事はこちらです。コメントを頂いている記事ですので削除はしません。


 

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(Yahoo!地図を使用)


 

路線名  区間  営業キロ  備考 
(※1)函館市電:宝来・谷地頭線  十字街~谷地頭  1.4km  全線複線(※2)・直流600V電化。 
(※1)運営は函館市企業局交通部。 
(※2)谷地頭駅構内のみ単線。 
(※)軌間1,372mm。 

  

踏破達成時  2004年5月
撮影時  2015年6月

  

  

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十字街電停にて。背後は函館山です。
この電停から先、谷地頭方面は2系統のみ、函館どつく前方面は5系統のみの運転となります。

 

十字街を発車するとすぐに交差点を左折して市街地の中、道道675号線(西部環状線)上を走ります。中央が公園(?)になっている高田屋通と交差した直後、宝来町に着きます。


 

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宝来町電停にて。南側には函館山がそびえています。
宝来・谷地頭線は函館山の東側を回り込むような路線配置となっています。


 

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宝来町電停にて。宝来町21交差点から北側へは以前、東雲線が分岐していましたが、1992年に廃止されました。


 

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宝来町を発車後、宝来町19の交差点で右斜め前へ曲がり、勾配を上ります。


 

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さらに宝来町3の交差点でも右斜め前に曲がり、さらに勾配を上り、青柳町に着きます。


 

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青柳町を発車後、今度は下り勾配に転じます。


 

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そして坂を下りきると単線になり、終点の谷地頭に着きます。
宝来・谷地頭線は終始、市街地や住宅街の中を走ります。


 

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谷地頭電停に着きました。頭端式(島式)ホーム2面1線の配線で、右側の乗車ホームと左側の降車ホームに分かれています。
函館市電など、ほとんどの路面電車ではバスと同様に左側から乗降を行う関係で単線でも両面にホームがあることが多いです。
また、正面に見える山は函館山です。
谷地頭駅の終端部より先にも道路があり、立待岬まで続いています。


 

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谷地頭電停は道路の中央部にありますが、安全は確保されています。
終端部には待合室があります。


 

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谷地頭電停より十字街方を望む。隣駅の青柳町駅にかけて上り坂になっています。
函館山の麓は坂道が多いです。

  

  
乗り鉄の注意点  

宝来・谷地頭線では湯の川~函館駅前~谷地頭を結ぶ2系統のみが運転されています。
朝から19時までは12分間隔で、19時以降は24分間隔での運転です。
尚、低床車両も運転されています。

 

十字街~谷地頭の所要時間は7分で、函館駅前~谷地頭ですと12分前後です(交通事情により変動あり)。

 

最後に、函館市電は均一運賃ではなく距離別運賃です(大人片道:最低210円~最高250円。小人は半額ですが10円未満は切り上げ)。
1日に3回以上乗車される場合は、『市電1日乗車券』(大人600円、小人300円)がお得です。車内で販売しています。

  

  
のりかえ  

乗換駅  乗換路線
十字街電停  函館市電:本線 (函館どつく前方面<5系統> )
十字街電停  函館市電:本線 (函館駅前、大森線湯の川線方面<2系統(宝来・谷地頭線と直通)>、<5系統> )
十字街駅  函館山ロープウェイ (山麓駅まで上り坂を徒歩10分)
  
(参考:Wikipedia)