津軽線 | 『乗り鉄』中心ブログ(踏破編)

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当ブログでは、私の鉄道乗りつぶしの過程や、最近の乗り鉄のレポート等を中心に紹介いたします。

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一気に北に飛んで、津軽線です。北海道新幹線開業後は変化が必至の路線です。
この項ではローカル列車主体に扱います。特急列車などはそのうち「津軽海峡線」として別に投稿しようと思います。

  
  
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津軽線:青森~三厩(55.8km)、青森~新中小国(信)は交流電化、新中小国(信)~三厩は非電化。 

 

踏破達成時  2005年8月
撮影時  2005年8月ほか


 

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津軽線の普通列車は基本的に蟹田で運転系統が分断されています。蟹田までは主に701系電車が使用され、時刻表にグリーン車自由席の表示のある列車は特急形電車が使用されています。また、蟹田より先で運用されるキハ40系も使用され、1日1往復ある青森~三厩間の全線直通列車もキハ40系での運転です。

 

青森を出発し、東北本線とすぐ分れます。しばらく奥羽本線と並走し、これとも分かれると車窓左側に青森車両センターがあり、「あけぼの」用の寝台車などを見ることができます。
市街地が途切れ、沿線は次第にローカル色が濃くなりますが、この区間で特徴的なのが線路際に柵や壁が目立つことです。騒音対策なのか雪、風対策なのかわかりませんが…。
あと、海峡線との分岐点まで、行き違いできる箇所は、有効長が非常に長く、編成長の長い貨物列車に配慮してあります。
蟹田までの途中駅は油川、陸奥宮田、奥内、左堰、後潟、中沢、蓬田(よもぎた)、郷沢、瀬辺地です。


 

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郷沢駅にて。青森~蟹田の西側車窓は農地が主体で、遠方には津軽半島中央部の山並みを望めます。


 

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瀬辺地~蟹田にて。この付近でようやく陸奥湾をまともに望むことができるようになります。


 

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普通『電車』の終点、蟹田に到着しました。この時(8月)は「青春18きっぷ」や「北海道&東日本パス」を利用しての旅行者が多く、ほとんどの乗客がこの後に来た「スーパー白鳥」に乗り継ぎました。


 

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蟹田駅の駅舎です。こじんまりとしています。海峡線へ直通する旅客列車は、JR北海道との会社境界駅である隣の中小国駅が無人駅なので、この蟹田駅で乗務員の交替が行われます(または青森駅でも交替)。


 

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蟹田から先はキハ40系気動車の独壇場です。乗客は少ないです。

 

蟹田を出ると陸奥湾と別れ内陸へ進みます。境界駅の中小国駅は津軽線列車しか停車しません。新中小国信号場で海峡線が右に分かれるとすぐに大平駅に着きます。ここからしばらく谷筋を進み、トンネルを1つくぐると右から海峡線の築堤が近づき、津軽二股駅に着きます。

 

津軽二股の東側には海峡線の津軽今別駅があります。津軽今別駅はJR北海道の駅で、竜飛海底駅と共に青森県内にある管理駅です。この駅は北海道新幹線の「奥津軽駅(仮称)」として、新幹線駅になるよていです。片やこちらの津軽二股駅は1面1線の棒線駅。設備に差があり過ぎです(泣)。でもこちらの方が停まる列車本数が多いです!

 

海峡線をアンダークロスし、大川平を過ぎると今別町の町並みが近づいてきます。


 

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今別駅です。北日本、特に降雪量の多い地域では、瓦屋根の建物はまず見かけません。


 

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今別を出ると、こんどは右手に津軽海峡が近づいてきます。最後の中間駅、津軽浜名を過ぎると津軽海峡が接近します。北海道も少しだけ見えました。海と別れ、再び内陸に進むとすぐに終点・三厩駅です。


 

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駅名標です。この先には線路はありません。大湊線の大湊駅より南にありますが、こちらの方が本州の北の果ての駅のイメージに合っている感じがします。
なお、平成3年までは『みうまや』駅でした。


 

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三厩駅は1面2線の島式ホームで、上屋はありません。


 

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ホームの青森側から撮影。ホームから津軽海峡が見えます。


 

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ホームの先端から撮影、奥には屋根付きの車庫があります。冬期はラッセル車が待機しているのでしょうか?


 

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三厩駅の駅舎です。乗客が少なかったので無人駅だと思っていましたが、有人駅です。
電話ボックスが高い位置にあるのは雪対策でしょうか?

 

竜飛崎方面へは外ヶ浜町循環バスに乗換、30分~40分乗車で竜飛崎灯台下車。冬期は手前の竜飛漁港止まり。


 

【乗り鉄に際して】  
津軽線は普通列車の本数が非常に少ないです。青森~蟹田でも1日9往復、蟹田~三厩は1日5往復です。蟹田での青森方面と三厩方面相互の接続は概ね良好です。青森~三厩の単純往復で約4時間かかりますが、青森~蟹田を特急利用で多少時間短縮できるパターンもあります。また、北海道へ行く途中(北海道の人は本州へ行く途中)立ち寄ることも可能です。蟹田~三厩の往復で約2時間です。
また、最終列車で三厩まで行くと、その日には青森方面に戻れなくなるのでご注意を。

  

  
のりかえ(2017年時点)  

駅名  路線名 
青森駅  青い森鉄道:青い森鉄道線 (八戸方面) 
青森駅  JR東日本:奥羽本線 (東北新幹線北海道新幹線の新青森駅方面) 
青森駅  八甲田ロープウェー (山麓駅までJRバスで約60分) 
滝内信号所  JR東日本:奥羽貨物支線  
中小国駅  JR北海道:海峡線 (貨物中心) (会社境界は新中小国〔信〕) 
津軽二股駅  JR北海道:北海道新幹線 (奥津軽いまべつ駅まで徒歩5分。公式な連絡駅です) 
津軽二股駅  JR北海道:海峡線 (貨物列車中心の運行。奥津軽いまべつ駅まで徒歩5分) 
三厩駅  青函トンネル記念館のケーブルカー (青函トンネル記念館駅までバスで約30分) 
   
(※)滝内信号所は青森駅構内扱いです。  

 

 
かつての接続路線(在来線の海峡線は貨物列車中心の運行)  

中小国駅  JR北海道:海峡線【津軽海峡線】(会社境界は新中小国〔信〕。乗換は蟹田駅)
津軽二股駅  JR北海道:海峡線【津軽海峡線】(津軽今別駅まで徒歩2分。公式な連絡駅ではないです)

  

(参考:Wikipedia)