(Yahoo!地図を使用)
路線名 | 区間・営業キロ | 備考 |
東北本線 | 東京~盛岡(535.3km)、八戸~青森(96.0km) | 支線は含めず |
今回紹介の区間
路線名 | 区間 | 営業キロ | 備考 |
東北本線 | 八戸~青森 | 96.0km | 全線複線。交流20,000V電化 |
踏破達成時 | 2000年8月 |
撮影時 | 2005年~2007年 |
八戸駅にて。
八戸駅は在来線ホームが3面5線で、東北本線の普通列車は主に3番線に発着し、特急列車は4番線、5番線に発着します。
普通列車で盛岡方面まで行く場合は、必ず乗り換えなければなりません。但し、改札を出なくても青い森鉄道の列車に乗り換え可能です。
八戸駅は在来線ホームが3面5線で、東北本線の普通列車は主に3番線に発着し、特急列車は4番線、5番線に発着します。
普通列車で盛岡方面まで行く場合は、必ず乗り換えなければなりません。但し、改札を出なくても青い森鉄道の列車に乗り換え可能です。
八戸~陸奥市川にて。
八戸駅を発車すると、12月に開業予定の東北新幹線の線路、八戸線、そして貨物専業の八戸臨海鉄道と並走しますが、それぞれとすぐに分かれ、次は八戸貨物駅の広い構内が東側に現れます。その後は農村風景の中を走ります。線路は大きく左へカーブし、北北東から北北西へ向きを変えます。陸奥市川、下田と進み、十和田湖に源を発する奥入瀬川を渡ります。向山を過ぎ、十和田観光電鉄からの貨物受渡線跡を見るとすぐに十和田観光電鉄線の三沢駅が現れ、こちらも三沢駅に到着します。三沢駅は街外れにあり、市街地は北東の位置にあります。
八戸駅を発車すると、12月に開業予定の東北新幹線の線路、八戸線、そして貨物専業の八戸臨海鉄道と並走しますが、それぞれとすぐに分かれ、次は八戸貨物駅の広い構内が東側に現れます。その後は農村風景の中を走ります。線路は大きく左へカーブし、北北東から北北西へ向きを変えます。陸奥市川、下田と進み、十和田湖に源を発する奥入瀬川を渡ります。向山を過ぎ、十和田観光電鉄からの貨物受渡線跡を見るとすぐに十和田観光電鉄線の三沢駅が現れ、こちらも三沢駅に到着します。三沢駅は街外れにあり、市街地は北東の位置にあります。
三沢を発車すると右手に在日米軍三沢基地への専用線跡が見られます。沿線はすぐに農村風景に戻り、ほぼ一直線に駆け抜けます。
小川原~上北町にて。この付近では小川原湖が眺められます。そして乙供を過ぎると丘陵地帯に入り、蛇行しながら進みます。千曳付近では南部縦貫鉄道の廃線跡が近くを通っています。千曳~野辺地は電化時に造られた新線で、旧線は、旧・千曳駅(南部縦貫鉄道の西千曳駅)~野辺地間が南部縦貫鉄道の路線として使用されていました。その南部縦貫鉄道の廃線跡と合流し、しばらくすると野辺地に到着です。
⇒南部縦貫鉄道線廃線跡の簡易版記事はこちら。
野辺地駅にて2012年撮影。青い森701系電車です。
野辺地駅は日本最古の鉄道防雪林があることで有名です(左側に少しだけ写っています)。
また、大湊線は乗り換えです。
野辺地駅は日本最古の鉄道防雪林があることで有名です(左側に少しだけ写っています)。
また、大湊線は乗り換えです。
野辺地を発車すると大湊線が右へ分かれます。相変わらずローカル風景の中を走行しますが、塩釜~松島以来、久しぶりに海(陸奥湾)の近くを走ります。狩場沢、清水川と海沿いを進み、平内町の中心駅である小湊からは小さな半島の付け根の部分を通り、しばし陸奥湾から遠ざかります。
西平内駅にて。
山あいの西平内を過ぎ、しばらくして左へカーブすると再び陸奥湾沿いを走行します。
浅虫温泉付近の車窓です。撮影失敗してしまいました(泣)。
青森市1駅目の浅虫温泉駅は近くに温泉街があり、また水族館や遊園地もあります。浅虫温泉を過ぎるとトンネルで険しい地形をクリアし、野内からは平地を進みます。途中、旧線跡が右へ分かれてゆきます。
矢田前、小柳と住宅地のはずれを通り、本格的に住宅街に入ると東青森です。
矢田前、小柳と住宅地のはずれを通り、本格的に住宅街に入ると東青森です。
筒井駅にて。八甲田山を遠望しながら走ります。
東青森を発車後は右へカーブし、筒井を過ぎて一時期は寝台特急『北斗星』、『トワイライトエクスプレス』の機関車付替も行われていた青森信号場を通過します。
青森信号場を過ぎると線路は一時的な単線の高架線となり、地平の奥羽貨物支線が左へ分かれ、地平で単線の小運転線と並行し、右へ大きくカーブします。そして左側からの奥羽本線と合流し、いよいよ終着駅の青森に到着します。
青森駅は島式ホーム3面6線です。本州と北海道を結ぶ特急列車や特急『つがる』はこの駅でスイッチバックします。
青森駅ホーム北端から岸壁の方を撮影。
終着駅なのに頭端式ホームではなく島式ホームなのは、青函連絡船への貨車積込みをするためらしいです。現在でも線路は北の岸壁の方へ延びています。
終着駅なのに頭端式ホームではなく島式ホームなのは、青函連絡船への貨車積込みをするためらしいです。現在でも線路は北の岸壁の方へ延びています。
青森駅(東口)の駅舎です。郷愁漂う昔ながらの駅舎です。
2010年5月時点の注意点です。
八戸~青森では特急『スーパー白鳥』『白鳥』『つがる』のどれかが概ね1時間に1本運転されていて、八戸駅で東京方面の東北新幹線『はやて』と接続しています。
一方、八戸~青森の普通列車は、朝夕こそ概ね1時間に1本運転されてはいるものの、データイムは3時間近く間隔が開くことがあり、利便性はいまひとつです。また、八戸~三沢、浅虫温泉~青森を中心に区間運転列車が数本設定されており、大湊線直通の快速『しもきた』が八戸~野辺地で1往復、野辺地~青森で3往復運転されています。
八戸~青森の所要時間は普通列車で1時間30分~1時間50分、特急では1時間前後です。
(※)2010年12月の東北新幹線新青森延伸により、この区間は青い森鉄道に移管予定です。運転形態も大幅な変化が予想されます。
最後に、今回の区間を『青春18きっぷ』で旅行される際、青い森鉄道の八戸~野辺地~青森(途中下車は野辺地駅のみ可能)を通過利用できる特例が設けられているので、安心して乗りつぶしができます。八戸~青森では特急『スーパー白鳥』『白鳥』『つがる』のどれかが概ね1時間に1本運転されていて、八戸駅で東京方面の東北新幹線『はやて』と接続しています。
一方、八戸~青森の普通列車は、朝夕こそ概ね1時間に1本運転されてはいるものの、データイムは3時間近く間隔が開くことがあり、利便性はいまひとつです。また、八戸~三沢、浅虫温泉~青森を中心に区間運転列車が数本設定されており、大湊線直通の快速『しもきた』が八戸~野辺地で1往復、野辺地~青森で3往復運転されています。
八戸~青森の所要時間は普通列車で1時間30分~1時間50分、特急では1時間前後です。
(※)2010年12月の東北新幹線新青森延伸により、この区間は青い森鉄道に移管予定です。運転形態も大幅な変化が予想されます。
乗換駅 | 乗換路線 |
八戸駅 | JR東日本:東北新幹線 |
八戸駅 | JR東日本:八戸線 |
八戸駅 | 青い森鉄道:青い森鉄道線(目時、盛岡方面) |
三沢駅 | 十和田観光電鉄:十和田観光電鉄線 (2012年廃止) |
野辺地駅 | JR東日本:大湊線 |
(青森信号場) | JR東日本:奥羽貨物支線 |
青森駅 | JR東日本:奥羽本線 (秋田方面) |
青森駅 | JR東日本:津軽線、<津軽海峡線 (2016年、北海道新幹線へ)> |
青森駅 | 八甲田ロープウェー (山麓駅までJRバスで約60分) |
(参考:Wikipedia)
この記事は、JR時代に記事を作成しました(一部修正あり)。