南部縦貫鉄道線の廃線跡 (プチ廃線跡探訪)

今回のプチ廃線跡探訪コーナーは、
野辺地と七戸を結んでいたものの1997年に休止、2002年に廃止となったローカル私鉄、
南部縦貫鉄道線の廃線跡について超簡単に紹介致します。
今後、廃線跡を正式に探訪した際には、廃線跡探訪の記事を改めてUP致します。

野辺地駅にて。
東北本線(現：青い森鉄道線)ホームの南側、日本最古の鉄道防雪林の手前に南部縦貫鉄道線のホームがありましたが、
既に撤去されています。

坪川～道ノ上にて。この付近では国道4号線の東側を走っていましたが、廃線跡は草むらと化しています。
(写真では分かりづらいですが…)

営農大学校前駅跡付近にて。この付近で南部縦貫鉄道線は左へカーブして国道4号線から離れていました。
青森県営農大学校の用地がカーブしているので廃線跡の場所が特定できました。

盛田牧場前駅跡にて野辺地方を望む。廃線跡には草が生えています。
この辺りでは林の中を走っていました。

盛田牧場前～七戸にて。築堤や一部橋台が残存しています。レールは撤去されていました。

さらに進むと、七戸駅跡に到着しました。

 

七戸駅跡にて。駅舎や車庫、ホームや車庫が保存されています。
イベントの日には車庫内にある動態保存車両の構内運転が実施される事があります。
尚、七戸駅跡の構内へは料金不要で入場でき、車庫も見学可能ですが、営業時間や休業日は事前にご確認下さい。

  
(おしまい)

  
注意点  

今回の廃線跡は20.9kmで、徒歩で片道探訪ですと半日仕事です。
営農大学校前駅跡近くに完成した東北新幹線の七戸十和田駅前にある観光案内所では
レンタサイクル貸出が行われているので(営業日・営業時間に注意)、七戸周辺は自転車でスピーディーに辿れます。
機会があればもう一度現地へ行って、しっかりと探訪したいですね。

(2012年撮影。参考：Wikipedia)