法律家ではなくまったくの素人ですが、
だからこそ、素人の私が裁判所で知り得た思いを記録として綴って行きたいと思います
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弁護士や司法書士と聞くと堅~いイメージがありますよね。
でも、ひとつだけ「だらしない」部分があるのです。
それは 提出期限を守らない こと
もちろん、みんながみんなじゃないですけどね。
2~3日過ぎるくらいはへっちゃらです。
例えば、3/30が提出期限の書面があるとします。
だったら、原案は最低でも1週間前には仕上げてほしいところ。
だって、こちらが即日に目を通せる訳じゃないし、
打ち合わせや校正、裁判所への郵送期間もあるわけですから。
なのに、遅い時は前日ギリギリに原案到着。
打ち合わせは電話で即席。
提出はとりあえずFAXで済ませ、その後に追っかけ郵送なんてのは当たり前の世界です。
イケメン先生いわく、
「これは法曹界の悪しき慣習なんですよね。提出期限=努力目標 みたいなw
一般企業の方からしたら信じられない事なんでしょうけど」
とのこと。
ようするにイケメン先生は”悪しき慣習”とわかっていながら、
あまりの忙しさにそうならざるを得ないということ。
他の人がいうと「はぁ?言い訳でしょ?」って言いたくなっちゃうけど、
イケメン先生に言われると「そうですよね~」と許せちゃう不思議マジック
だってね、あの原案を見たら言えないですよ。
書面を読み進めるにつれ誤字脱字が出始めて、途中から意味不明な内容があって、
文章が未完成のまま次ページは新たな内容が始まるというw
「あ、きっとイケメン先生はここで1度行き倒れたのねw」
と、見て取れる状況なんですもん。
逆にイケメン先生の体が心配になっちゃったわ。
厳密に言えば、
「いくら原案だからって依頼人にそんないい加減なものを送るってどうなの?」
って意見もあるのかも知れませんが、
そこは広い心で「校正は依頼人ができる唯一のサポート」と思って受け入れてあげてほしいところ。
それに、清書の時は120%完璧に仕上げてくださるのでそこはやはりプロ。
「あのぅ~こことここが直ってないんですけど」なんてことは1度たりともありませんでした。
それに、そんなことが毎回な訳じゃないですし、早い時は早いんですよ。
遅い時は、それだけ多忙な先生についていただけていると考えれば腹もたたないかも知れません。
むしろ腹が立つのは相手方の代理人ですよ。
とにかく毎回毎回提出期限ギリギリの午後にFAX提出とか・・・
で、内容を見れば証拠なしの言い訳をグダグダでしょ?もうガックシ
まぁ、私の相手方の場合は代理人が遅いんじゃなくて、
依頼人本人が宿題の提出期限を守っていない可能性の方が大きいですけどね
なにせ不当訴訟。
毎度毎度嘘を暴かれての宿題ですから放置したくなるのも当たり前。
いよいよ最後には自分の代理人との連絡も絶つような人ですしw
おそらく形勢が悪い方の書面というのは歯切れが悪くて当たり前なのでしょう。
それでも、回数を重ねればそんな慣習も案外慣れてきますし、
相手方はともかく、自分の代理人には早め早めで動いてほしいという方は、
「原案はいつまでにいただけますか?」と最初から期限をきれば、
そこは代理人もスケジュール帳に書き込むでしょうから守っていただけると思います。
とにかく法曹界は、一般人と少し違う慣習がいろいろあるので、
自分の価値観を押し付けず、不安に感じたことはそのまま聞いてみるといいですよ~
【結論】
法曹界での提出期限はあくまでも努力目標だと割り切りましょう
割り切れない場合は、代理人にそのむねをハッキリ伝えるとそれなりに対応してくれるはず
ただ、逆の立場で考えれば「俺(私)を信じて待っててくれよ~」なのかも知れません
焦った仕事はいい結果を生みませんし、信頼関係ありきの”説得力がある書面”なのも事実です
書面は生き物。生かすも殺すもあなた次第ですヨ
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