法律家ではなくまったくの素人ですが、
だからこそ、素人の私が裁判所で知り得た思いを記録として綴って行きたいと思います
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私の知る限りではありますが、裁判の流れを簡単に書いてみたいと思います。
遺産分割や離婚問題などは、【家庭裁判所】 ※所要時間30分~1時間
①書記官のいる事務室で受付
(待ち時間は別々の控室がありますが、調停とは違うので話し合いは同席となります)
②ラウンド法廷(会議室のような部屋)で裁判官からの質疑応答
③次回に必要な書面の指示と提出期限の確認
④次回期日の確定
損害賠償請求や金銭問題などは、【地方裁判所】 所要時間5分~10分
①掲示板にて法廷室を確認
ひとつの法廷で4事件くらいを扱います。
裁判は複数の法廷室で行う為、ものすごい枚数の用紙がベタベタ。
20~30枚はあった気がします。自分の裁判の開示表を探すのに一苦労しました
②ボディチェック
飛行機搭乗前の手荷物検査のような感じです
③控室はないので法廷室前の廊下で待機
法廷室は5~10分前にならないと開錠しないので闘う相手と近くで待つ事になります
④出頭名簿一覧に記入
イケメン先生が書いてくれたのでよくはわかりませんが、
多分事前に名前が書いてあって、出頭者に○を付けているようでした
⑤複数の事件を順番に裁判
簡単な事件から始める場合もあれば、当事者が先に集まった順の場合もあります
弁護士の先生達は「代理人控室」というVIPルームがあるので、ギリギリにならないと法廷には来ません
(イケメン先生は私を心配していつも早めに来てくれました。優しい)
よって、傍聴席には複数事件の関係者が順番待ちでワラワラといます
※終わった組から随時退室
自分の事件が早い順番の場合は、傍聴席にいる人たちに内容を聞かれてしまいます
と言っても、事前に提出済の準備書面で主な論争は語られているので、
裁判官は内容の確認と、簡単な質疑応答がたまにあるくらい。
代理人も「そうですね」とか「持ち帰って次回に回答します」とかその程度しか話さないので、
傍聴をしていても事件の詳しい内容まで把握する事は難しいと思います。
それよりも気をつけなくてはいけないのは、
当事者も出頭している場合、法廷に入るか傍聴席にいるかの選択です。
法廷に入った場合はもれなく「あ、この人が当事者ね」と一目瞭然。
まぁ、傍聴席にいても必要な時は話しかけられたりしますし、
そうでなくても傍聴席で待機中に代理人の近くに座っていればおのずとわかりますし、
なんなら仲良く一緒に退室するわけですからバレるっちゃバレますけどw
なので、顔バレしたくないなら、出頭自体しないことをオススメします。
ちなみに私は傍聴席派でした。
別に顔バレがどうとかではなく、余計なことを口走ってイケメン先生の足を引っ張りたくなかったから。
それにあちらが代理人のみだったので、1対1の方が自然かなと。
なにより、自分の分身であるイケメン先生がいる訳ですからなんの心配もありませんし
⑥次回に必要な書面の指示と提出期限の確認
⑦次回期日の確定
と、こんな感じの流れになります。
よくドラマでは代理人が法廷内をうろうろ歩き回ったり、相手に詰め寄ったりしてますが、
実際にはそのようなことはありません。
そもそも裁判中の発言は書記官が録音しているので、
各代理人席にあるマイクを通して発言するのが基本なのです。
ていうか、マイクを使ってる割には傍聴席まであんまり聞こえて来ませんけどねw
よく聞こえてないのに突然イケメン先生から話をふられた上、
裁判官からは、「え?ご本人?ねぇ、ご本人?」とか浮き足立たれちゃってパニクった経験あり
そうして数回ほど小法廷での裁判を経由した後、裁判官がある程度事件内容が把握できた段階で、
今度は単独のラウンド法廷(会議室)でしっぽりと論争することになります。
【結論】
民事裁判は書面がすべてと言っても過言ではありません。
だからこそ本人訴訟は不利であり、プロの代理人が作成する書面が有利なのです。
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