法律家ではなくまったくの素人ですが、
だからこそ、素人の私が裁判所で知り得た思いを記録として綴って行きたいと思います
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ケースバイケースだとは思いますが、私は代理人(以下イケメン先生)をつけてよかったです。
でもそれは、1年間 本人訴訟で頑張ったからこそそう思えることも確か。
私の場合、とにかく自分が作成した書面をことごとくダメ出しされてトラウマになりかけていたので、
イケメン先生にバトンタッチした最初の書面の文頭に、
「以下、申立人ら代理人が就任した現時点において、遺産該当性を検討すべき財産について整理する」
という部分を読んだ時、
「あーこれでやっと正しい内容が裁判官に伝えられるーっ」て感動したことを今だに覚えています。
1年間もの間、脱線に脱線を重ねた書類をイケメン先生がシュッとまとめてくれたことの有難さ。
苦しんで苦しんで、いろんなことをやってみたからこそプロのすごさがわかった気がします。
もしも最初から依頼をしていたら、
「えーこんなちょちょっと書類を書いたくらいで高額の弁護士費用をとるの?ぼったくりじゃーん」
と、思ったかも知れません。
※民事訴訟の中で遺産分割の報酬は高額な部類なので(遺産の額にもよりますが)
逆に「こんなことなら最初から代理人をつければよかった」と思ったかと言えば・・・
まったく思いませんでした。
確かに最初から先生にお願いしていれば速攻で片の付いた裁判ではありました。
ただ、うちの場合は相手が自己愛性人格障害もどきで特殊だったし、
ある意味、こちらが本人訴訟だとナメてかかっていろいろと自爆してくれたメリットは大きいんですよね。
そのおかげで母も私も長女の本性を知ることができたし、現在は関係も断絶できています。
うまく説明できないのですが、長女が油断してボロを出してくれたので、
今後また争いが起きた時のための証拠もた~っぷりとれたし、あらゆる事前対策もできたと言えます。
だから、今後のための下準備ができたことを思えば、大収穫の1年だったと思います。
ちなみにそんなイカれた長女なので、遺産分割が終わるやいなや別件で訴訟を起こしてきました。
遺産分割事件の時からすでに「精神的苦痛で訴えてやる」と騒いでいましたから全然想定内。
ただ、私だけでなく、高齢で認知症の母までセットで訴えて来たのは想定外でしたが、
このことも最終的には長女にとって大きな墓穴となったので結果オーライ。
もちろん今度は最初からイケメン先生に代理人をお願いしましたよ。えぇ。
だって、精神的苦痛の慰謝料に500万円もふっかけてきたんですもん。
遺産分割の時も「精神的苦痛が~」とうるさいから手切れ金として100万円も多くあげてるのに、
味をしめて「私の精神的苦痛は100万円ごときでは到底癒されない」ですって。
だったらこっちの精神的苦痛なんて1億レベルだわ。
そんな不当訴訟とも言える内容に弁護士費用を費やすのは不本意でしたが、
今度こそ息の根を止めるためにも代理人を付けない訳にはいきませんでした。
ことの経緯を知っているイケメン先生が予測した決着期間は半年。
でも、実際は1年もかかってしまいました。
理由は、長女が反論ばかりを繰り返して期日回数を増やしたことと、
いよいよ100%敗訴とわかった途端、長女が代理人と連絡を絶ち、裁判が暗礁に乗り上げたからです。
それでもなんだかんだで裁判官や両代理人にお骨折りをいただき、
無事に「包括的な清算条項」をとりつけた和解で決着することができ現在に至ります。
※包括的な清算条項とは双方に争いがないこと(今後裁判を起こす理由がない)
【結論】
基本的には最初から代理人にお任せするのがいろんな意味でベストだと思いますが、
金銭的な問題もありますし、必ずしも最初から代理人をつける必要はないかも知れません
とりあえずは相談だけ最初からしておくとか、
不安なら裁判期日ごとに毎回意見を聞くとか方法はいろいろあります
毎回相談料はかかってしまいますが、着手金+成功報酬に比べれば可愛いものです
誠実な弁護士の先生なら、経済状態も含めていろいろとアドバイスしてくれるはず
いずれにしても、接点だけでも作っておけばいざという時に全然違いますし、
案外まさかの逆転カードにもなるかも知れませんよ♪
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