母は認知症が進むにつれイレギュラーな文章が書けなくなりました。
それでも、名前と住所は意外とスラスラ書けていたのに、
半年ほど前からは、見本を見ながら真似て書くようになり、
現在に至っては見本があってもまったく意味なし。
今回は、叔母の遺産相続手続きを弁護士に託す「委任状」を書くと言うミッション。
「北海道」をスラスラと書いたので安心していたら、市町村をいきなり平仮名で書き出す始末。
油断した~
まさか平仮名でくるとは・・・
もう、公的文書の重要さもわからなくなったってことか。
そこからは、少しでもペンをおかしな方向に走らせようものなら「あっ!」と言って静止させ、
なんとか私が誤魔化した後に続きを書かせるの繰り返し。
もはや字ではなく図形。
住所を書くだけで20分もかかるってどうなの???
とは言え、まだ本人自身が書けていると言う事実は大きい。
字が綺麗・汚いよりも”本人が書いた”ということが大切だから。
でも今度からは違う紙に1度書かせてみて、調子の良さそうな時を見計らうしかなさそう。
それでも名前だけはスラスラと書いてくれるし、
数字も一応覚えているのが不幸中の幸い・・・とでも思うしか・・・ないよね