こんにちは
UMIカウンセラーの かほ です。
私のカウンセリングを受けて下さったＡさん。
高校生の息子さんがいらっしゃいます。
息子さんは、
中学生の頃に不登校を経験し、
今は、時々休みながらも、
高校に通っています。
頭では、
「息子を信じて任せよう」
と思っているのに、
欠席したり、課題が進まない様子を見ると
「なんで出来ないの！？」
という感情が湧いてきて、
余計な一言を言ってしまう…
そんなお悩みをお持ちでした。
／
自分以外の家族は、
落ち着いて息子を見守っているのに、
自分だけが心配して
モヤモヤして…
私って、おかしいのかな…
＼
そんな風に感じていたＡさん。
でも、違いました。
Ａさんがおかしいんじゃなく、
そう感じるのには理由があったんです。
Ａさんは幼い頃、お母さんから
「あんたはどんくさいわね」
「トロいわね」
と、よく言われていました。
昭和の時代の親なら
何の気なしに言うような言葉かもしれないけど…
子どもって、怖いほどに真っすぐだからね。
そのまんま、受け取ります。
私って、トロんだ
人より出来ない子なんだ
ダメな子なんだな
これが、幼いＡさんにとっての
前提となりました。
そして、Ａさんの心に蘇ってきた記憶…
それは、
お母さんに怒られて、
夕方の暗い時間に、外に出されてしまったこと。
暗くて、
怖くて、
このまま見捨てられたら
どうしよう…
と思っていた当時の気持ち。
じっくり、感じてもらいました。
そうして出てきたＡさんの思いは、
「できないままだと、見捨てられちゃう」
というもの。
ここに、
今Ａさんが息子さんに感じている
ザワザワの根っこがあったんです。
つまり、
学校を休んだりして、
ちゃんと出来てない様子の息子さんを見ると、
／
ちゃんとできないままだと、
見捨てられちゃうよ！？
ちゃんとしないと！
なんで出来ないの！？
＼
って思ってた、ということ。
ここに気が付いたＡさん、
「幼い自分に、言わされていたようなものですね」
とおっしゃっていました。
本当に、そう！
いわゆる、
インナーチャイルドが
騒いでる状態だった、
ってことですね。
Ａさんが、息子さんに対して
ザワザワした思いを抑えられなかった原因、
それは、
小さい頃の未消化な感情（インナーチャイルド）と、
「できないままだと、見捨てられる」
という思い癖（メンタルブロック）でした。
ここが、見つけてあげられて
本当に良かったです。
だって、
本当は叫びたがっている
インナーチャイルドをだまらせて、
さらに「なんで？」と感じる自分はおかしい、
って責めるって、
ダブルでしんどいことだから…
カウンセリングで、
思い癖がゆるんだＡさん。
自分への寄り添い方もお伝えしたので、
Ａさんの中のインナーチャイルドは
だんだん静かになっていくはずです。
そうすると自然と
ザワザワした気持ちも
減っていくことと思います。
ザワザワから解放されて、
余った分のエネルギーはね、
ぜひとも、Aさんの好きなことに
使っていってくださいね
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