今日も勉強お疲れさま~
古文単語・文法覚えは、古文を読む必要条件☆
古文目線・慣れを積むのは、古文を読む十分条件☆
このブログで真の国語力を身につけてください
【本日の古文単語】
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
■【方(かた)】…方面
■【よろし】…まあよい、悪くない
■【さがなさ】…性格が悪いこと、ここでは嫉妬の意
■【やむ】…やめる、なおす(下二段)
■【む】…推量(意志)の助動詞「む」の終止形
■【まことに】…本当に
■【憂し(うし)】…つらい、嫌だ
■【~など】…~など(例示)
■【~も】…~も(強調、特に訳さなくてもよい)
■【絶ゆ(たゆ)】…消える、なくなる
■【ぬべき】…~てしまいそうな(確述用法)
※【ぬ】…強意の助動詞「ぬ」の終止形
※【べき】…推量の助動詞「べし」の連体形
■【気色(けしき)】…様子
■【なら】…断定の助動詞「なり」の未然形
■【未然形+ば(仮定)】…~ならば(仮定条件)
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今日の古語詳解は、「も」について☆
では行ってみよ~♪
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「も」という助詞は、今でもよく用いますよね。
古文でも、「~も」と訳出すれば自然につながる場合がほとんどです。
ただ、今回のように、「~も」というのが何度も続く場合、
「も」をつけないほうが、自然につながる場合もあるんです。
この方もすこしよろしくもなり、さがなさもやめむと思ひて、
訳)この嫉妬の方面も少しましになり、性悪な物言いもやめるだろうと思って
ちなみに、「も」は係助詞です。
え~?係助詞は「ぞ」「なむ」「や」「か」「こそ」だろ!
…と思ったあなた!
(;゚;∀;゚;)

※笑うセールスマン風;;
以前、関学でも、「係助詞を抜き出せ」という問題が出てきて、
多くの受験生がひっかかってるんですよ^^;
【係助詞】
【ぞ】
【なむ】
↓
結びは連体形
《強調》の用法
【や】
【か】
↓
結びは連体形
《疑問・反語》の用法
【こそ】
↓
結びは已然形
《強調》の用法
【は】
【も】
↓
結びは終止形
《強調》の用法
「も」は、「~も、~も」という、同類の物事とともに取りあげる意もあるのですが、
単に含みを持たせたり、強調して用いているだけの場合もあります。
そういうことを、情報として知っておいて、
古文のなかで「も」が出て来た場合には、
単に「~も」と訳出するだけではなく、
臨機応変につながりよく工夫していきたいものですね♪
(o^-')b
● 本日の「源氏物語」まとめ
■帚木178(原文)
「…この方もすこしよろしくもなり、さがなさもやめむと思ひて、まことに憂しなども思ひて絶えぬべき気色ならば、…」

自力での現代語訳が難しい場合は、
下のリンクも復習してね♪
■【帚木178-1】イラスト訳
■【帚木178-2】イラスト解釈
● 本日の古語~過去記事リンク~
■かた(方)
■よろし
■さがなし
■む(助動詞)
■て(接続助詞)
■うし(憂し)
■ぬべし
■けしき(気色)
■ば(接続助詞)
(※その他重要古語一覧はこちら )
あいでした