【帚木111-③】古文単語~「方(かた)」とは☆
勉強お疲れさまあいです。
この【重要古語】は、毎日一語ずつ詳解しています。
受験生の考えるヒントとしてご活用ください♪
↓今日の古文単語はコレ↓
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■【後る(おくる)】…劣っている
■【たる】…存続の助動詞「たり」の連体形
■【方(かた)】…方面
■【む】…婉曲の助動詞「む」の連体形
■【~をも】…~を、~も
■【あながち】…無理に、強引に
■【求む(もとむ)】…求める、さがす
■【加ふ(くはふ)】…加える、つけ足す
■【じ】…~まい(打消意志の助動詞「じ」の終止形)
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※上の意味は、今回の文脈での意味です。
助動詞の文法的説明は繰り返し唱えてみてね♪
今日の古語詳解は「方」について☆
では行ってみよ~♪
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古文の中で、特によく出てくるのが、この「方」☆
「すこし後れたる方あらむをも…」
こんなふうに出て来たら、
まあ、これでイメージは湧きますので、
長文読解の際には問題ないのですが…
傍線部現代語訳の問題が出題されたときには、
「方」を「方、人」などと訳出すると、
減点対象となってしまいます。
(`・д´・ ;)
【方(かた)】
①方向、方角
②場所、地点、ところ
③一方
④方面、その方面の事柄
⑤高貴な人を間接的にさす
⑥やり方、手段
⑦ころ、時
(※『全訳古語例解辞典』小学館 より)
古今異義語であり、古典多義語です;
現代では、⑤の意、つまり、
高貴な人を暗にさす言葉として、
「~の方」と使っていることが多いです。
そして、「方向」や「方面」、「やり方」などの場合は、
ご覧のとおり、「方(かた)」を単独では用いなくなりました。
こういう、現代語でもあるんだけど、
ビミョーにニュアンスや使われ方の異なる意味は、
重要単語集には載っておらず、
逆に出題された時に減点対象にされます。
なので、こういう単語に少しでも慣れておくことこそが、現役合格の近道なんですよ♪
(o^-')b
● 本日の「源氏物語」まとめ
■帚木111(原文)
「…すこし後れたる方あらむをも、あながちに求め加へじ。…」
今回の古文の現代語訳が難しい場合は、
下のリンクも復習してね♪
● 本日の古語~過去記事リンク~
■あながち
(※その他重要古語一覧はこちら )
あいでした
今日も最後までご愛読ありがとうございました