【桐壺242-③】助動詞「たり」の意味☆
こんばんはあいです。
明日は地蔵祭りです!
お客ごとが多いですが、頑張りまーす!
みなさんも、受験勉強がんばってくださいね♪
(●´エ`●)
さて…☆
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■【大殿の君】…左大臣の姫君
■【をかしげなり】…趣深い様子である
■【かしづく】…大切に育てる
■【れ】…受身の助動詞「る」の連用形
■【たる】…存続(完了)の助動詞「たり」の連体形
■【見ゆ】…見える、思われる、感じられる
■【(已然形)+ど】…~が(逆接)
■【(心に)つく】…心惹かれる、心に寄り添う
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今日は、助動詞「たり」についてです☆
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助動詞「たり」は、これまで何度も出てきましたね♪
【たり】
①~た、~てしまった【完了】
②~ている、~てある【存続】
「り」と「たり」は、接続は違いますが、意味は同じなので、
よく一緒に説明されたりもします。
■(活用語の連用形)+「たり」
■(四段の已然形、サ変の未然形)+「り」
つまり、
■行き/ たり
■行け / り
この両方が、同じ意味になるということです。
(o^-')b
※もちろん、言葉が違うので、多少のニュアンスの違いはありますが^^;
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さて。
今回は、文法的意味の説明です。
私は、よく高校時代に、
過去問等で自己採点してるとき、
あれっ?ここは、明らかに【存続】の意のはずなのに、
答えには、【完了】って書いてあるぅ!
…と、細かい所で、思考回路がグルグルと、
時間を潰してしまってましたが…^^;
あなたは、こんなところで、時間を費やさないでね♪
(^▽^;)
「たり」は、辞書には【完了】として書いてあります。
①【完了】…~ている、~てある
「継続」(引き続いて行われている)
②【完了】…~ている、~てある
「結果の存続」(引き続いてその結果が存在している)
③【完了】…~た、~てしまった
「完了」(すでに終わっている)
つまり、
英語の【現在完了(be動詞+過去分詞)】と、同じ用法なんです!
w川・o・川w
英語でも、中学の頃、
なぜ、「現在完了形」なのに、
【完了】【継続】【経験】と、3つも意味があるの?
と思ったりしていましたが…;
!(´Д`;)
単に、今の日本語が、そう分けているだけなんですよねぇ;
(;゚;∀;゚;)
なので、学校では、「この場合は、【存続】です!」などと教わりますが、
入試問題の解答には、辞書の通り、【完了】と書いてあるんです!
(●´エ`●)
なので、「たり」の入試対応は、
■訳出の問題では、「完了」、「存続」の意を、きちんと区別する。
■意味を答えるときは、【完了】と書くこと。
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ちなみに、現代で用いる、「~たり、…たり」という、並列の意味は、中世以後の用法です。
古文での並列は、「行きつ戻りつ」など、他の完了の助動詞(「つ」「ぬ」)を用いるので、お間違えのないように♪
(o^-')b
☆その他の重要古語☆
■「大殿の君」についてはこちら→
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【古文】
「…大殿の君、いとをかしげにかしづかれたる人とは見ゆれど、心にもつかず」
今回の古文、一語一語、現代語訳できますか?
難しいようなら、イラスト訳や上の重要語句を復習してね♪
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あいでした