【桐壺236-③】古文単語~「をかし」☆
こんばんはあいです。
台風が直撃しそうです…
(`・д´・ ;)!
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■【宮(みや)】…皇族の敬称
■【の(主格)】…~が
■【御腹(おんはら)】…高貴な方からうまれたお方
■【蔵人少将】…近衛の少将で蔵人も兼任している人
■【いと】…とても
■【をかし】…興味深い、趣がある、美しい
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今日は、この中から「をかし」についてお話します☆
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「をかし」の文脈判断については、
以前にもかんたんに説明しましたが、
(※下のリンク参照↓)
けっこうよく使われる単語ですし、
「をかし」のニュアンスを知ることで、
筆者の主張の意図もくみ取れますので、
ここで、また特出して説明いたしますね♪
ヾ(@°▽°@)ノ
【をかし】
①興味深い、おもしろい
②趣がある、風情がある
③美しい、優美である
④立派である、すばらしい
⑤滑稽である、おかしい
①②③の意味が、単語帳なんかに太字で書いてありますね。
「をかし」は、
現代の「おかしい(-c_,-。)」につながる言葉ですが、
現代のように、「滑稽だ、変だ」というニュアンスではあまり用いられず、
プラスイメージで用いられる単語であることを、
きちんと押さえておきましょう♪
(o^-')b
しみじみとした感動が語源の「あはれ」に対し、
「をかし」はもともとプラスの意味ですので、
文脈的にも、プラスの意図になることが多いんですね♪
宮の御腹は、蔵人少将にていと若うをかしきを…
現代のような、「おかしい、滑稽だ、変だ」の意も、
このお笑い全盛期(?)には、プラスイメージとして
当てはまるかもしれませんが、
ここでは、蔵人少将の記述なので、
「美しい」とか、「すばらしい」とかいう意味に捉えましょう♪
(o^-')b
蔵人少将(のちの頭中将)は、
父親が左大臣、母親が内親王で、
家系的にも申し分なく、
また、若くて、「をかし」の人物☆
ヾ(@^▽^@)ノ
女の子に、さぞモテたでしょうね♪
(σ・∀・)σ
☆その他の重要古語☆
■「腹」についてはこちら→
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【古文】
宮の御腹は、蔵人少将にていと若うをかしきを、
今回の古文、一語一語、現代語訳できますか?
難しいようなら、イラスト訳や上の重要語句を復習してね♪
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あいでした