【帚木13-③】古文単語「もの憂し」とは?
こんばんはあいです。
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■【いたはる(労る)】
■【かしづく】
■【たまふ】
■【住み処(すみか)】
■【この君】
■【いと】
■【もの憂くす】
※【もの憂し(ものうし)】
■【好きがまし】
■【あだ人(徒人)】
■【なり】
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今日は、「もの憂し」について説明しますね☆
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「もの憂し」は、
接頭語「もの」と、ク活用形容詞「憂し(うし)」との複合語です。
「もの~」は、
「なんとなく」というニュアンスを添えます。
「もの悲しい」「ものめずらしい」など、
今でも用いますよね♪
(*^▽^*)
この、「もの憂し」という語も、
現代の、「ものうい」という語と、ほとんど同じ意味です☆
【もの憂し】
①なんとなく気が進まない、おっくうである
②つらい、苦しい
あなたがここで、押さえておくべきことは、
「憂し」という語が、マイナスイメージの言葉であるということ!
【憂し(うし)】
①つらい、苦しい
②わずらわしい、気が進まない
③肉らしい、恨めしい
訳出は、文脈によってさまざま^^;
なので、「いやな気持ち」ぐらいの意味あいで
押さえておくほうが望ましい…
そういう単語を、マイナスイメージの語といいます!
∑(゚Д゚)
■うとまし(疎まし)
■うたて
■うるさし
「う」のつくマイナスイメージの語を、
この機会にもう一度復習しておいてくださいね♪
(※うたての「う」はマイナスイメージ☆ 参照)
(o^-')b
今回の古文、一語一語、現代語訳できますか?
難しいようなら、イラスト訳や他の重要語句を復習してね♪
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【今日の源氏物語】
右大臣のいたはりかしづきたまふ住み処は、この君もいともの憂くして、好きがましきあだ人なり。
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☆その他の重要古語☆
■「右大臣」→
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あいでした