【桐壺42-③】助動詞「む」☆
おかえりなさい あいです。
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【今日の重要古語】
■ 【聞こえ(聞こゆ)】
■ 【まほし】
■ 【たゆげなり】
■ 【かくながら】
■ 【ともかくも】
■ 【御覧ず】
■ 【思し召す】
■ 【む】
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あいです
今回は、助動詞「む」について、解説しますね♪
助動詞「む」は、
・推量(~だろう)
・意志(~しよう)
・仮定(~としたら)
・勧誘(~しましょう)
・婉曲(~ような)
・適当(~のがよい)
助動詞「べし」と同じく、推量の種類の助動詞ですが、
「べし」よりも、意味が弱い助動詞です。
■「む」は、「べし」よりも弱い
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前に、助動詞「べし」の見分け方について説明しましたが、
(参考;【桐壺15-③】「べし」① 、【桐壺16-③】「べし」② )
■主語が1人称→意志(~しよう)
■主語が2人称→適当(~のがよい)・勧誘(~しましょう)
■主語が3人称→推量(~だろう)
これらは、練習しなくては難しいですが、
■「む」が連体形の場合は、仮定・婉曲
こちらは、丸覚えすればOKですよね(o^-')b
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ともかくもならむを御覧じはてむと思し召すに、
「を」は、格助詞か接続助詞(今回は格助詞)で、
連体形に接続します。
なので、「ともかくもならむを」の「む」は、連体形☆
ともかくもならむを
訳)どのようにでもなる(=死ぬ)としたら、それを
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「と」は、引用を表す接続助詞で、
文末(終止形)に接続します。
なので、「御覧じはてむ」の「む」は、終止形☆
御覧じはてむと思し召すに
訳)見届けなさろうとお思いになるが、
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直前・直後の品詞・活用形に目を向けられるようになれば、一人前ですよ(o^-')b
あいでした
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【今日の重要古語】
■ 【聞こえ(聞こゆ)】…申し上げる(「言ふ」の謙譲語)
■ 【まほし】…~たい(他への願望を表す助動詞)
■ 【たゆげなり】…だるそうである
■ 【かくながら】…このままの状態で、このままで
■ 【ともかくも】…どのようにでも、なんとでも
■ 【御覧ず】…ご覧になる(「見る」の尊敬語)
■ 【思し召す】…お思いになる(「思ふ」の尊敬語)
■ 【む】…推量・意志・仮定・勧誘・婉曲・適当
【原文】
聞こえまほしげなることはありげなれど、いと苦しげにたゆげなれば、かくながら、ともかくもならむを御覧じはてむと思し召すに、
↑
1つひとつ、単語や文法事項を照らし合わせてみてください(o^-')b
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