北海道マラソンを完走するためには、洞爺湖マラソンでなんとしても4時間を切っておきたいと思いました。北海道マラソンの前に、サブフォーのペースを体に刻んでおきたかったのです。そのためには過去2回のフルマラソンのように歩くようでは話になりません。まずは歩かずに最後まで走りきり、文字通りの完走をすること。それが絶対条件です。
洞爺湖マラソンに向けた事前準備として、これまですることができなかった30km走を2回やることができました。練習で30kmを走るというのはとても厳しいことで、最後の方は7分/km~8分/kmと大失速をしましたが、どうにか歩かずに走りきることができました。おかげで「これまでとはちょっと違うぞ!」という自信を持って本番に臨むことができました。
洞爺湖マラソンはフルマラソンをメインにして、10km、5km、親子ペアの2kmといった種目があります。毎年5月下旬の日曜日に開催される大会で、北海道では毎年最初に開催されるフルマラソンの大会です。そのようなこともあって、北海道マラソンを目指しているランナーは、この大会に出場する人も多いと聞いていました。
洞爺湖は1周約36.5kmの湖です。フルマラソンのコースは洞爺湖温泉街をスタートして最初は時計回りに走ります。そして3kmほど走ってから折り返し、再び洞爺湖温泉街に戻ってきてから湖畔を反時計回りに1周するというコースです。制限時間は5時間でしたから、旭川マラソンで失速しながらも5時間を切っている私は、制限時間の心配をしなくても大丈夫のはずです。
サブフォーを意識して、5分30秒/km前後のペースを刻んで走っていました。過去の2回のフルマラソンでは、中間点を過ぎると徐々にペースが落ち始めました。中間点を過ぎてもペースを落とさずに粘りきること。それが今日の課題です。初フルのときのように、15kmや20kmで油断するわけにはいきません。
洞爺湖マラソンのコースは、13kmを過ぎて間もなくから15kmまでアップダウンがあります。そこを上り下りしている間に、100mくらい前方に仲間の姿を発見しました。スタート前に聞いたときは4時間を目指して走ると言ってましたので、ちょうどいい目標となりそうです。その間隔が離れないように、そして詰まらないように、間隔を保ちながら走りました。
バックナンバー
1.無言の抗議
2.思い上がり
3.初フルでの挫折
4.ホームページ開設