【マンガ感想】
『ワンピース(ONE PIECE) 64巻 (尾田栄一郎)』
ONE PIECE 64 (ジャンプコミックス)
尾田 栄一郎 集英社 2011-11-04 by G-Tools |
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【あらすじ】
亡き王妃の想いを受け継ぎ、理想へと近づいていた魚人島。だがホーディ率いる新魚人海賊団がその夢を打ち砕く!! ルフィ達も巻き込み、魚人島で激闘開始!! “ひとつなぎの大秘宝"を巡る海洋冒険ロマン!!
2年ぶりに集結した麦わらの一味は、次なる島・『魚人島』を目指す。
『魚人島』では、『アーロン』の意思を継ぐ魚人が現れ、大混乱に陥ってしまう。
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さて、ここからは、細かな感想と妄想です(基本的にネタバレ全開なので注意)。
あと、私は単行本派なので連載を一切読んでいません。
本気の突っ込みとか勘弁してくださいm(_ _)m。
【麦わらの一味VS新魚人海賊団】
前巻のイベントで、『バンダー・デッケン九世』と海賊同盟を結んだ『ホーディ』は、
ついに王国への侵攻を開始し、『ゾロ』達の絶妙なフォローによりあっさりと竜宮城を制圧し、
『海神ネプチューン』を捕らえることに成功する。 『ホーディ』は、早速、魚人島のリュウグウ
王国国民に対して、竜宮城を制圧したこと・自分が新しい王になること・そして人間と友好的な
魚人たちの追放を伝えることとなった(そのことと同時に、魚人街から『ホーディ』たちと同じように
人間を嫌っている魚人たちが魚人島へ移住してくることも伝えることとなった)。
さらに、『ホーディ』は、『オトヒメ王妃』が命がけで手に入れた“天竜人の書状”と、
その『オトヒメ王妃』の考えに賛同した者たちの署名の用紙を手にし、『オトヒメ王妃』の
考えに賛同した人物を裏切り者であると宣言する。 そのことに怯えるリュウグウ王国の
国民たちが描かれつつも、ネプチューン家3兄弟がそのことに怒りをあらわにする描写、
そして、『ルフィ』と『しらほし姫』が『ホーディ』がいる竜宮城へ向かおうとする描写が描かれる。
竜宮城へ行こうとする『ルフィ』と『しらほし姫』だが、ナント、『ジンベエ』が彼らの前に立ちふさがり、
彼らを竜宮城へ行かないように説得し始める。 『ジンベエ』曰く、人間である『ルフィ』が魚人島で
暴れたりすれば、人間に対してネガティブな感情を持っている魚人島の歴史からみても、良い結果
にならない可能性が高いらしい(例え、『ホーディ』の征伐に成功しても)。 しかし、『ルフィ』に
とっては、『ゾロ』達を人質にとられている上に、『しらほし姫』や『ジンベエ』の国がピンチに陥って
いることは許せないことであるようで、『ジンベエ』の言葉を聞かず、竜宮城へ行こうとしてしまう。
さすがに、『ジンベエ』も止められないと感じたのか、『ジンベエ』は“天竜人の書状”を取り戻し、
さらに、“麦わらの一味”が大いに暴れることができる作戦を『ルフィ』たちに伝えることとなった。
その作戦とは、『ジンベエ』と『しらほし姫』がわざと『ホーディ』たちに捕まり広場へ侵入する。
その間に、『ルフィ』達は、敵の持つ“天竜人の書状”と“国王の錠の鍵”を盗み出しつつも、
『ゾロ』たちを解放し広場へ集合、そして、大暴れするという作戦。 この通りに行えば、リュウ
グウ王国の国民たちは『ルフィ』達を『しらほし姫』を守る集団だと思い支持するだろうとのこと。
ということで、その作戦通り、『ジンベエ』と『しらほし姫』がわざと『ホーディ』たちに捕まることに。
『ホーディ』は、当然、敵の作戦とは気づかずにそのことに大喜びし、無法者の魚人・7万人と
人間の奴隷・3万人の合わせて10万人を自らの国民であることを宣言し、そして、自分が
絶大な戦力を持っていることに気を良くしたのか『ネプチューン王』の妻・『オトヒメ王妃』を殺した
犯人であることを高らかに告白してしまう。 『ホーディ』としては、その宣言により多く人々が
混乱することを期待したと思われるのだが、ナント、『しらほし姫』は『ホーディ』が母親を殺した
犯人であったことを知っていたと発言する。 『しらほし姫』としては、「犯人をけして憎んでは
いけない」という母親と交わした最後の約束を頑なに守るため、真犯人を知りつつも誰にも
そのことを誰にも言わずにいたようだ。 そんな『しらほし姫』に『ホーディ』は止めを刺そうと攻撃を
しようとした瞬間、ついに『ルフィ』が登場し、『ホーディ』に蹴りを食らわせることとなった。
『ルフィ』の登場と共に、作戦通り行動していた“麦わらの一味”が広場に登場することと
なり(『ナミ』が“天竜人の書状”の奪取、『ロビン』が国王の錠の鍵の奪取と国王たちの解放、
そして、その他のメンバーが『ゾロ』たちの救出(ただしゾロ達は自分で脱出してた模様))、
ついに、“麦わら一味(ジンベエを含む)”vs“新魚人海賊団10万人”が対峙することとなった。
2年間の修行で成長した“麦わらの一味”と元王下七武海・『ジンベエ』にとって、10万人いるとは
いえ烏合の衆に近い“新魚人海賊団”は雑魚でしかすぎず、あっさりと“新魚人海賊団”をほぼ壊滅
状態とさせることとなった(『ホーディ』も実力的に『ルフィ』よりもはるかに劣っているレベルの敵)。
そんな中、『ホーディ』と同盟を結び、別行動をしていた『バンダー・デッケン九世』が動き始める。
ナント、“約束の船・ノア”という巨大な船を、『しらほし姫』に対して向かわせるという無茶苦茶な行動で
あるようで、そんな状況の中、次巻へ続いていくこととなった。 恐らく、次巻以降は、『ホーディ』の
討伐イベントが描かれつつも、『バンダー・デッケン九世』の討伐イベント、そして、“約束の船・ノア”の
破壊(?)が描かれていくと思われる。 次巻も楽しみ。
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【総評】
о(ж>▽<)y ☆ 面白いです。
新章での最初のイベントなので、結構あっさりと終わるものだと思っていたのですが、
想像以上に大きなイベントに発展して驚いています。 このイベントがどのような結末になるのか
非常に気になりますね。 次巻も楽しみです。
点数的には
100点
です。
では、ここまで。