【マンガ感想】
『JA~女子によるアグリカルチャー~ 1巻 (鳴見なる、唐花見コウ)』
JA~女子によるアグリカルチャー~ (1) (角川コミックス・エース 348-1)
鳴見 なる 唐花見 コウ 角川書店(角川グループパブリッシング) 2011-10-01 by G-Tools |
【あらすじ】
野沢家の決まりごと。それは姉妹達で野菜作りをすることーー。私、野沢ひなげし、小学6年生。パパが再婚して東京からこの農村に引越してきました。初めての農作業は大変だけど、初めての姉妹達と一緒に頑張ります☆
父親の再婚で東京から農村へ引っ越した女の子の日常を描く作品です。
主人公・『野沢ひなげし』は小学6年生。
父親の再婚で、2人の姉と1人の妹が出来、東京から田舎へ引っ越すこととなった。
という感じで始まる作品でして、父親の再婚により、東京から田舎へ引っ越すこととなった
女の子の色々と騒がしい日常を描く作品です。
まず、物語は、父親が再婚したところから始まります。 再婚した母親の方には、主人公の
『野沢ひなげし』から見て、義姉が2人・義妹が1人の姉妹がいて、一気に6人の大家族で
暮らすようになりました。 主人公・『野沢ひなげし』自体、素直で細かいことを気にしない
前向きな性格なため、義母・義姉・義妹とすぐに仲良くなり、今では、姉妹たちと一緒に野菜作り
をするようになったようです。
そんな作品で面白いところは、やはり姉妹達とのやり取りですね。
姉妹達は主人公・『ひなげし』とは違い母親側の連れ子であるため、主人公・『ひなげし』とは
血の繋がりは一切ないのですが、『ひなげし』のことを気に入っているようで、本当の姉妹として
受け入れているようです。 ということで、この作品は、その母親側の連れ子の3人と主人公との
やり取りで話が構成されております。 上記の画像を見てもらえれば判るとおり、クールな長女、
世話好きで料理上手な次女、小学生だけど生意気な四女というかなり個性的な姉妹でありまして、
主人公・『ひなげし』はこの3人の姉妹と関わることで、田舎ライフを満喫していくこととなります。
個人的に面白いと感じた姉妹とのやり取りとしては、次女関連イベントかな。
次女は、変な性格の長女・四女とは違い、世話好きで料理上手な普通の女の子でして、主に
家族の食事などを担当しております。 そんな次女に対して、主人公・『ひなげし』が食事の用意を
手伝いたいと申し出るイベント(57ページ~)が起こりまして、父親と暮らしていた頃の主人公・
『ひなげし』の酷い食生活が明らかになりつつも(笑)、次女の料理上手な様子が描かれました。
このイベントで面白いのはやはり『ひなげし』のかつての酷い食生活と、次女が作る食事との
対比でありまして、次女の料理をおいしそうに食べる『ひなげし』の幸せそうな姿は個人的に
見どころであると思いました。
もし、次巻があるならば、やはりこのイベントの続きが読んでみたいですね。
次女から料理を教えてもらった『ひなげし』が皆に料理を振る舞うようなイベントが読んでみたいです。
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【総評】
ちょっと前に流行った田舎暮らしをテーマとした作品ですね。
「父親の再婚で姉妹が増えて田舎暮らしをする」という結構ドロドロな展開が描かれそうな
設定であるわけですが、そんなドロドロ展開は一切なく、非常に平和でのんびりとした
田舎ライフが描かれております。 派手な作品ではありませんが、可愛い女の子たちが
のんびりとした日常を過ごすような作品が好きな方ならば、大きなハズレは無いと思います。
点数的には
80点
です。
では、ここまで。