2012年02月18日(土)

肩こりを東洋医学でみると その3

テーマ:くび・肩・うでのこりと痛み
おはようございます 

「肩こりを東洋医学でみると」シリーズ、その1ではどの病証でも共通してよく使うツボを、その2では肩こりの原因となる気血の滞りを起こす病証のうち二つをご紹介しました。今日はその続きです。

その2に記載した風寒寒飲も、言い換えれば「冷え」です。東洋医学では、外からやってくる外邪 であろうと、からだの中にできる内生の邪であろうと、寒邪には「冷えて凝り固まる」性質があり、このために気血の流れを阻害して、痛みを生じやすいと考えます。

たとえば、手足が氷のようにキンキンに冷えたときって、皮膚も筋肉も硬くなって、血流も悪くなって、そのうち痛くなってくるじゃない?そんな感じ。

風寒であれば、風邪寒邪ですから、去風散寒(風邪を取り去って寒邪を散じさせる)という治法(治療方針)を取ります。で、合谷風池といったツボを共通穴に加える。

寒飲は痰飲外寒または内寒ですから、温化痰飲(痰飲を温めて変化させる)という治法になります。それで去痰の要穴と呼ばれる豊隆 が入ってるというワケです。

風寒や寒飲も含めて、気血の流れが阻害された状態を気血津液弁証でまとめると、気滞+血おの気滞血お証になります。ということで、肩コリを起こすものの3つめは気滞血おです。

  気滞血おによる肩こり

の流れが滞ったのが気滞(きたい)で、気滞を起こすものとしては、東洋医学講座No.33にあるように、寒邪のほかに、激しい感情の動きやストレス過食や偏食外傷過労お血や痰湿などがあります。

滞った(けつ)はお血で、お血ができた状態を血おと言います。お血のできる原因は、東洋医学講座No.36 にあるように、寒邪のほかに、気虚気滞、熱邪によるドロドロ血、外傷痰飲などがあります。

つまり、の風寒によるものも、 の寒飲内停によるものも、気血津液弁証でくくってしまえば、気滞あるいは血お、もしくは気滞血おになるんです。寒飲内停のほうは、表面的には気血阻滞であっても、ベースに脾気虚 が隠れている場合もありますけどね。

ともあれ、肩こりを生じやすいケースは、ストレスによる気滞から血おを合併したもの。ということは、臓腑弁証で言えば、肝気鬱結です。一番多くて身近なパターンかもしれませんね。治法は、行気活血(こうきかつけつ)。気をめぐらせて、お血を取り除く。

症状: 肩背部のコリ、こわばり、ひきつり、痛みなど。
特徴: 胸や脇のはり、ため息、月経不順などを伴う。
ツボ: 太衝 、膈兪血海陽陵泉、共通穴、反応点

まだまだ続く~。一天一笑、今日も笑顔でいい一日にしましょう。


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