おはようございます
先日、「肥満を東洋医学でみると」 と「肥満に効く(かもしれない)ツボ」 をお届けしました。太る悩み、私も他人事ではないんです。ここんとこ、ちょっとからだが重いなぁ…と感じていたんですが、実際に体重が増えてました。ショック!長野に通っていたころみたいに歩いてないからかも?ちょっと油断しました。反省、反省。
世の中には、反対に太れない悩みを抱えている方もいらっしゃるんですよね。「太るツボを発見したら教えてほしい」って、頼まれたことがあります。お医者さんに聞いても、「食べろ」としか言ってもらえないそうで。「食べても太らないから、相談したのに…」とおっしゃってました。体力がなくて、つらいんだそうです。
ということで、今回はやせ(消そう)について。多くの病気は、体力を消耗して、体重を落とします。肥満におもに関わっていたのは脾 でしたが、やせでもそれは同じ。脾が弱って、水分代謝が低下すると水太りになりますが、気血をつくる力が低下したり、気血を消耗したりするとやせます。
脾胃虚弱による消そう(やせ)
主症状: からだが次第にやせる、肌肉がゆるむ
随伴症状: 顔色萎黄(黄色っぽくて光沢がない)または顔色晄白(白くて光沢がない)、息切れ、疲れやすい、食が細い、おなかがはりやすい、便がゆるい
もとから虚弱体質 だったり、あるいは飲食失節によって脾胃を損傷して、脾 の運化と胃 の受納機能が低下したために、食欲もなく、気血をつくる力も弱く、からだ全体の栄養が不足してしまった状態です。
食養生: 脾を養う食べ物
陰精不足による消そう(やせ)
主症状: 肌肉は乾いていて、やせこけている
随伴症状: 手足や顔のほてりまたは微熱、めまい、耳鳴り、盗汗 (寝汗)、不眠、夢を多くみる、口が渇く、尿の色が濃い、舌質紅 、舌苔少
もとから陰虚体質 で虚熱が強くなったり、胃熱証 があってその熱が強くなったりすると、津液や血、さらに精を消耗します。高齢者がやせるのは、このタイプ。
食養生については、↓こちらもご参考にどうぞ。
一天一笑、今日もいい1日にしましょう。
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