脾の働きと脾を養う食べ物 | 春月の『ちょこっと健康術』

春月の『ちょこっと健康術』

おてがるに、かんたんに、てまひまかけずにできる。そんな春月流の「ちょこっと健康術」。
体験して「いい!」というものを中心にご紹介します。
「いいかも?」というものをお持ち帰りくださいませ。

おはようございます ニコニコ


昨日は1日雨で肌寒かったにも関わらず、うっかり冷たいものを飲んでしまい、とたんに胃の動きが悪くなった春月です。いけませんね。養生法の記事を書いている最中というのに、これでは説得力がなくなってしまう。今日は、胃のところに温灸を貼ってから、いつもの腹巻をしています。


梅雨と夏の養生法、第2弾は「脾の働きと脾を養う食べ物」と題しましたが、「脾の働き」については、「東洋医学講座 No.11 五臓の生理 その4」 にすでに書きましたので、そちらを見てくださいね。


さて、五行論で言えば、長夏は確かにの季節であり、夏はの季節です。が、昨日も述べたように、日本の夏は蒸し暑い。そして脾は湿気に弱い。なので、梅雨~夏を通しての養生を考えるとき、脾を養うのが先決となります。


まず、暑さよりも湿気が勝る梅雨や台風の時季は、温かいもの、消化のよいもの、薄味のもの、新鮮なものを摂るようにして、脾胃を傷めないようにしましょう。水分の摂り過ぎもいけません。


生ものや冷たいものは、脾胃を冷やして、寒湿を停滞させ、働きを鈍らせます。食べるときには、他に必ず温かいものや香辛料を加えるようにしましょう。


甘いものや脂っこいもの、味の濃いものは、脾胃に湿熱をこもらせ、負担をかけます。食べすぎないように、注意しましょう。


真夏の暑い日に、クーラーのない環境であれば、ミネラルと水分を補給し、熱中症を予防しましょう。身体の中に熱をため込まないように、冷たいものを摂るのもいいですが、摂り過ぎには気をつけましょう。


脾胃が弱ったときには、黄色いものと甘いものが滋養になります。あれ?さっき、甘いものはダメって書いてたじゃん。確かに、書きました。が、それは、脾胃が弱ってもいないのに、甘いものを食べすぎてはいけない、という意味です。東洋医学では、バランスが大事ですからね。


で、脾胃を補う食品には、うるち米、ナツメ、小豆、緑豆、白レンズ豆、大豆、落花生、ジャガイモ、サツマイモ、ヤマイモ、シイタケ、トウモロコシ、薄荷茶、牛肉などがあります。こうして並べてみると、豆類とイモ類が多いですね。調理法としては、やわらかく蒸したり煮たりするのがいいようで、うるち米もお粥がベスト。


暑さの盛りには、キュウリ、ナス、トマト、ニガウリなどの夏野菜で、身体の熱をさますのもいいですが、ほどほどに。梅雨から夏にかけて、脾胃を大切にして、元気に過ごしましょう。


今日もいい1日になりますように。


春月の『ちょこっと健康術』-バラ

とうことで、脾胃を元気にする黄色♪