脾胃をととのえるツボ | 春月の『ちょこっと健康術』

春月の『ちょこっと健康術』

おてがるに、かんたんに、てまひまかけずにできる。そんな春月流の「ちょこっと健康術」。
体験して「いい!」というものを中心にご紹介します。
「いいかも?」というものをお持ち帰りくださいませ。

おはようございます ニコニコ


梅雨と夏の養生法、今日は脾胃をととのえるツボをご紹介しましょう。湿気や暑さに負けないで、元気に美味しく食事ができるように、脾胃の状態を今のうちによくしておきましょう。


☆ 足にあるツボ


春月の『ちょこっと健康術』-太白・解谿


青●足三里は、すでにご紹介したとおり、脾胃をととのえる上で欠かせないツボです。ツボの位置や効用については、「養生保健のツボ 足三里」 をご参照くださいね。


赤●三陰交は、「婦人の三里」とも呼ばれ、女性にとって強い味方のツボですが、同時に脾・肝・腎を調えてくれるツボでもあります。ツボの取り方については、「女性特有の悩みに効くツボ 三陰交」 を見てくださいね。


紫●は、解渓(かいけい)。足首を曲げたときに見える2本の太い縦スジの間で、足首と足の甲との境目のところにあります。胃をととのえるツボで、胃の痛みや不快感を鎮めてくれます。


ピンク●は、陰陵泉(いんりょうせん)。脚の内側で、膝下にある小さな骨のでっぱりの下にあるくぼみにあります。押すとちょっと痛いかもしれません。湿邪を取り除くのに使うツボです。身体が重だるい、手足がむくむ、舌が水っぽくぽってりしてるような方は、体内に湿がたまっている可能性がありますから、今のうちに手当てしましょうね。


☆ おなかにあるツボ


春月の『ちょこっと健康術』-章門・中?・天枢


青●は、中脘(ちゅうかん)。赤●天枢とともに、「おなかの調子をととのえるツボ」 としてご紹介しました。胃を調えるのに使います。昨日、私が温灸を貼ったのがここ。


ピンク●は、章門(しょうもん)。第11肋骨の先端部にあります。脾をととのえるツボです。


☆ 背中にあるツボ


春月の『ちょこっと健康術』-脾兪・胃兪


青●は、胃兪(いゆ)。肩甲骨の一番下の角とウエストラインのほぼ中間、第12胸椎と第1腰椎の棘突起(背骨のでっぱり)の間の高さで、背骨から指幅2本分外側にあります。中脘のほぼ裏側にあたると考えてください。


赤●は、脾兪(ひゆ)。胃兪の上にあって、第11胸椎と第12胸椎の棘突起の間の高さになります。


胃兪は胃を、脾兪は脾をととのえるツボですが、胃の調子が悪いときに、このあたりにコリや痛みが生じることがあります。ご経験のある方は、押して気持ちいい場所を目安にしてくださいね。


ツボは、指先あるいはゲンコツで、1-2-3とゆっくり数えながら少しずつ深く押していくか、指先あるいはゲンコツを当てた状態で、小刻みにゆすってみましょう。せんね○灸タイプの家庭灸ならば、熱さを感じた時点ではずします。蒸しタオルやドライヤーで温めてもいいですよ。


今日もいい1日になりますように。


春月の『ちょこっと健康術』-バラ