『びみょ~(微妙)』な違いが判る鈍行の旅(9/富士市吉原本町の現況)・・・過去記事更新版
*本ブログ内「微妙な違いが判る鈍行の旅♪」関連記事
↓
■微妙な違いが判る鈍行の旅(1・・・JR東日本・長野と高崎における115系電車座席の違い)
■微妙な違いが判る鈍行の旅(2・・・キハ110系ディーゼルカーと201系電車「四季彩」の座席)
■微妙な違いが判る鈍行の旅(3・・・早朝の北朝霞駅~JR武蔵野線205系電車に乗る)
■微妙な違いが判る鈍行の旅(4・・・JR常磐線E531系電車の車内)
■微妙な違いが判る鈍行の旅(5・・・茨城県日立駅前の特徴的な道路構造を撮る)
■微妙な違いが判る鈍行の旅(6・・・栃木県の「ふるさと街道景観条例」)
■微妙な違いが判る鈍行の旅(7・・・日光・那須地域の建築意匠・色彩・広告基準)
■微妙な違いが判る鈍行の旅(8・・・JR東海道線「富士」駅)
■微妙な違いが判る鈍行の旅(9・・・静岡県富士市吉原地区の現況)
■微妙な違いが判る鈍行の旅(10・・・愛知県半田市で見つけた「歩行者用?」信号)
■微妙な違いが判る鈍行の旅(11・・・蔵の町・半田の建物の「色」とは?)
■微妙な違いが判る鈍行の旅(12・・・水郡線・常陸太田「この紋所が目に入らぬかッ!)
■微妙な違いが判る鈍行の旅(13・・・水郡線・常陸大子で食べた「ずんだ たいやき」)
■微妙な違いが判る鈍行の旅(14・・・宇都宮線・黒磯で飲んだ「ずんだミルク」)
■微妙な違いが判る鈍行の旅(15・・・東海バス・松崎終点で見た海鼠壁の建築)
■微妙な違いが判る鈍行の旅(16・・・JR東海道線・真鶴の「聖地」に踏み込む!!)
■微妙な違いが判る鈍行の旅(17・・・JR東海道線・真鶴の「御林」の「おはなし」・・・)
■微妙な違いが判る鈍行の旅(18・・・読んで字の如し?仙台市営バス四郎丸線「畑中」)
■微妙な違いが判る鈍行の旅(19・・・そんなアホな??西武バス小鹿野栗尾線「阿保」)
■微妙な違いが判る鈍行の旅(20・・・西武バスで食べ歩き♪小鹿野の「わらじカツ丼」)
■微妙な違いが判る鈍行の旅(21・・・小湊鉄道に乗って♪養老渓谷の「出世観音」)
■微妙な違いが判る鈍行の旅(22・・・小湊鉄道に乗って♪一寸だけ?地方公共交通論)
■微妙な違いが判る鈍行の旅(23・・・小湊鉄道に乗って♪牛久マーケットと地方都市景観)
■微妙な違いが判る鈍行の旅(24・・・小湊鉄道に乗って♪上総牛久の「長島住宅」)
■微妙な違いが判る鈍行の旅(25・・・東北本線・平泉の「遺産を相続?」する街並み①)
■微妙な違いが判る鈍行の旅(26・・・東北本線・平泉の「遺産を相続?」する街並み②)
■微妙な違いが判る鈍行の旅(27・・・東海道線・新蒲原の「最大の価値」という名の商業施設)
■微妙な違いが判る鈍行の旅(28・・・JR―E231系&209系列の空調吸気部における微妙な違い、、、)
■微妙な違いが判る鈍行の旅(29・・・小田急で行く/鶴巻温泉が沸くメカニズムを探る♪♪)
■微妙な違いが判る鈍行の旅(30・・・都電荒川線/三ノ輪橋駅前の商店街と「白い(!?)たい焼き」)
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(■本ブログ内「前回記事」 からの続き、、、)
↓以下は、片柳勉「市町村合併と都市地域構造」p.64からの引用
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静岡県富士市では1966年の合併以降、
工業開発を推進するとともに
吉原・富士両市街地間で重点的に都市基盤整備を行ってきた。
同時に、合併前に着工された既成市街地の再開発も継続して行ってきた。
1990年代に入ると、拠点都市地域の指定に伴い、
新富士駅周辺の整備事業が新たに加わることになった。
これにより公共事業の地域的分散がさらに進み、
市街地や中心性の面でも、
より分散した様相を呈している。
2市1町の対等合併は、
旧市町間の確執から
新市街地を生み出し、
市役所が移転するなど
既成市街地における
中心性を
相対的に低下
させたと考えられる
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- 市町村合併と都市地域構造/片柳 勉
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【書誌情報】
片柳勉「市町村合併と都市地域構造」
古今書院2002年、¥3000 172頁
↓
今回引用させていただいた本を書いた片柳氏・・・
本に記載の略歴を見ると、どうも、
わが国における「地理学」の権威、
=立正大学(地球環境)の先生らしい。
↓
この先生、こんな論文も書いていた(↓引用)
地球環境研究. (3) [2001]
「合併以降の都市計画の変遷と都市の変容--福島県いわき市を事例として」 / 片柳 勉
【↓要旨】
過去に広域かつ多核的な合併を行なった
福島県いわき市の例が
今後の市町村合併のモデルとなるだろう。
いわき市では、
既存中心市街地のうち最大規模のものが行政・文化機能において中心地化し、
他の地区が観光機能に特化した。
これは同規模の2つの自治体が中心となって合併し、
★行政機能を2点の中間に造成した新市街地に移行させて
既存中心市街地を衰退させた上越市や富士市★
とは異なるパターンである。
富士市・・・・・(前掲書p.53の図に本ブログ管理者が加筆修正)
いわき市・・・・・(前掲書p.96の図より引用)
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↓
ってなわけで、
★2市1町の対等合併は、
旧市町間の確執から新市街地を生み出し、
既成市街地における中心性を相対的に低下★
+
★行政機能を2点の中間に造成した新市街地に移行させて
既存中心市街地を衰退させた富士市★
:
っていう部分を、
今回は、実際に自分の目で確認してきましたぁ~☆☆
↓
☆だけど、
「平成の大合併」で
似た様な状況の都市は、気をつけてねっ♪☆
(↑富士市と似たような都市地域は、非常に多いと思うが)
:
■(本ブログ内関連記事)市の「中心駅」を巡る旅(2) 参照・・・・・
でも、「街なかマンション」建てたりして、
結構頑張っていると思いますよ。吉原の中心商店街。
(っと、軽くフォロー、、、)
↑
写真:静岡県富士市『吉原本町』駅(本ブログ管理者2006年撮影)
*関連資料(毎日新聞2006.11.20付)*
<DMV車両>
静岡・富士市で走行試験へ 線路と道路を走る
↓
JR北海道が開発した、線路と道路の両方を走行する
新型車両「デュアル・モード・ビークル(DMV)」が2006年11月24日~26日の3日間、
静岡県富士市で走行試験を行った。DMVが道外で走るのは初めてのケース。
:
DMVは次世代の交通機関として、実用化の機運が高まっている。
DMVはJR北海道が開発した。高い機動性以外に、1両約2000万円(ディーゼル車の7分の1)という低価格や燃費の良さといった特性があり、赤字ローカル線を抱える地方の注目を集めている。
走行試験は、DMVの早期導入を目指す市の要請にJRが応じた。市の東南部を走る富士急行グループの岳南鉄道(9.2キロ)の線路を使い、DMV1両が市場踏切―岳南原田駅間(2.8キロ)を鉄道車両として走行。復路は市街地の道路3.2キロをバスとして走行した。
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試験は、最終列車が通過後の深夜に走らせて安定性や走行時間などを点検。
この結果を元に、2007年1月14、21日の両日には、
市民向けに1日5回のデモンストレーション走行を昼間に市街地で実施。
2市1町が
合併して誕生した富士市は市街地が分散している。
:
なので、
私鉄やJRを有効に結ぶ交通システムとしてDMVに注目
しているそうだ・・・・・。