『びみょ~(微妙)』な違いが判る鈍行の旅(19・・・西武バス小鹿野栗尾行き「阿保」停留所)更新版
そんな、、、
アホな・・・・??
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ん~、、、、
確かに「アホ」ではありません。
(正しくは「あぼ」と読みます)
↑
「秩父橋(荒川)」が架かっているところです。。。
*クリックすると、画像が拡大します!
埼玉県秩父市阿保町
角川「日本地名大辞典(11埼玉県)」p.79、1077
↓
【成立】昭和39年4月1日(秩父市大字大宮の一部より)
*住居表示実施により成立。
*荒川右岸に位置
*江戸期以来の小字名がそのまま町名に昇格
*昭和45年の人口491⇒現在657(180世帯)
⇒市の中心部。市街地北端に位置し、住宅地域であるが、一部に水田が残る。西は荒川。国道299号が南北に走り、北部で秩父橋に抜ける。荒川河原に砂利工場、中心部に阿保住宅や織物工場がある。秩父夜祭りにはほかの4町とともに江戸期の地域通称名「下郷(したごう)」を構成し、笠鉾屋台(国文化財)を供奉する。また地内には中世の丹党阿保氏の後裔阿保家がある。
角川「日本地名大辞典(別巻Ⅱ 日本地名総覧)」p.71によると・・・・・
↓
日本全国に同種地名は、、、
①阿保「あほ」 (大阪・松原市)・・・・・・・1例
②安保「あぼ」 (埼玉・神川村)
(福井・福井市)・・・・・・・2例
③阿保「あぼ」 (兵庫・姫路市)・・・・・・・1例
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計 4例 存在するらしい。。。
↓
そこで・・・
由来を(軽く)探ると、、、
角川「姓氏家系大事典(第1巻)」p.137 *昭和38年(初版)によると・・・
阿保(アホ)
↓
【1】阿保君
・・・・・・・・・
伊賀の大族にして
仔細に調査すれば阿部氏と密接な関係を有せしが如し・・・・・
また、
秋田書店「姓氏家系総覧①(歴史と旅・臨時増刊号21)」p.195 *昭和61年
においても、、、、
阿保君
・・・・・・・・・
【補】英保、安保(あほ・あぶ)と通用。
アホの地は伊賀、大和、播磨、武蔵、羽前等にあり氏名と密着・・・・
また、阿部氏とも関係が深い。
という記載が有り、
阿保≒阿部(安倍など)
の可能性が極めて高い!
と思われる。。。。。
↓
では、
阿部(安倍など)の由来とは????
*
秋田書店「姓氏家系総覧①(歴史と旅・臨時増刊号21)」p.192 *昭和61年
における記載より、、、、
↓
阿倍臣
・・・・・・・・・
【補】阿倍は、阿部、安部、安倍、阿閉、敢、~(中略)~等に通用
~(中略)~
アベはアイヌ語のabe(火)から来ているとの説がある。
また、
新人物往来社「別冊歴史読本(日本「姓氏由来」総覧)」p.22 *昭和63年
では、、、、
阿部
①由来・出自
↓
安倍、安部に通じる。
地名に由来する姓と考えられる。
神をもてなす「饗え(あえ)」や、
アイヌ語の『アベ(=日奉 「ひまつり」)』に関連があるか・・・・・
との記載が有り、
かなりの高確率で、
「神を奉る火」
を意味する可能性がある
と考えられる。。。。。
キンコンカ~ン♪
「次は、アボ、アボ でございます」
↓
ピンポーーン♪♪
「ハイ、 次、停まります
バスが完全に停まってから、席をお立ちください」
***
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すべて本ブログ管理者が自ら現地に出向き撮影したものである。