『びみょ~(微妙)』な違いが判る鈍行の旅(23・・「牛久マーケット」バス停と「地方都市景観論?」
①-2
*本ブログ内「微妙な違いが判る鈍行の旅♪」関連記事
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■微妙な違いが判る鈍行の旅(1・・・JR東・長野と高崎における115系電車座席の違い)
■微妙な違いが判る鈍行の旅(2・・・キハ110系ディーゼルカーと201系電車「四季彩」の座席)
■微妙な違いが判る鈍行の旅(3・・・早朝の北朝霞駅~JR武蔵野線205系電車に乗る)
■微妙な違いが判る鈍行の旅(4・・・JR常磐線E531系電車の車内)
■微妙な違いが判る鈍行の旅(5・・・茨城県日立駅前の特徴的な道路構造を撮る)
■微妙な違いが判る鈍行の旅(6・・・栃木県の「ふるさと街道景観条例」)
■微妙な違いが判る鈍行の旅(7・・・日光・那須地域の建築意匠・色彩・広告基準)
■微妙な違いが判る鈍行の旅(8・・・JR東海道線「富士」駅)
■微妙な違いが判る鈍行の旅(9・・・静岡県富士市吉原地区の現況)
■微妙な違いが判る鈍行の旅(10・・・愛知県半田市で見つけた「歩行者用?」信号)
■微妙な違いが判る鈍行の旅(11・・・蔵の町・半田の建物の「色」とは?)
■微妙な違いが判る鈍行の旅(12・・・水郡線・常陸太田「この紋所が目に入らぬかッ!)
■微妙な違いが判る鈍行の旅(13・・・水郡線・常陸大子で食べた「ずんだ たいやき」)
■微妙な違いが判る鈍行の旅(14・・・宇都宮線・黒磯で飲んだ「ずんだミルク」)
■微妙な違いが判る鈍行の旅(15・・・東海バス・松崎終点で見た海鼠壁の建築)
■微妙な違いが判る鈍行の旅(16・・・JR東海道線・真鶴の「聖地」に踏み込む!!)
■微妙な違いが判る鈍行の旅(17・・・JR東海道線・真鶴の「御林」の「おはなし」・・・)
■微妙な違いが判る鈍行の旅(18・・・読んで字の如し?仙台市営バス四郎丸線「畑中」)
■微妙な違いが判る鈍行の旅(19・・・そんなアホな??西武バス小鹿野栗尾線「阿保」)
■微妙な違いが判る鈍行の旅(20・・・西武バスで食べ歩き♪小鹿野の「わらじカツ丼」)
■微妙な違いが判る鈍行の旅(21・・・小湊鉄道に乗って♪養老渓谷の「出世観音」)
■微妙な違いが判る鈍行の旅(22・・・小湊鉄道に乗って♪一寸だけ?地方公共交通論)
①-3
小湊鉄道に乗って・・・
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「上総牛久(千葉県市原市)」という駅で途中下車。。。
ぶらり「街なか」を散歩したところ、
「牛久マーケット」という停留所名が目に留まった。。。
(写真①-1)
↓
もちろん、
停留所名のような「市場」らしきものは周辺に見当たらない。
(写真①-2)
②-1
②-2
商店街の中にある近所の酒屋さん(写真①-3)に尋ねたところ、
「今は国道バイパス沿いに移転してしまっている
スーパーマーケット(写真②-1)が、
かつて商店街の中(上記バス停前)に有った名残」なのだとか。。。
(地図中「①→②」の赤矢印参照)
日本全国、
何処へ行っても同じような風景の街並み・・・
が、国道バイパス沿いには有りました。。。。
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って、書こうと思っていたところに、
タイミング良く(?)関連報道が有りましたので転載します。。
*↓関連資料*
“国道16号線化する風景”これを社会学的に考えてみると…
(R25 - 04月21日 10:08)
「どこも似てるな…」。郊外の国道沿いを走っていて、こんな感覚に陥ったことはないだろうか? 沿道にはファミレスやスーパーが建ち並び、どこでも均質的な風景が展開されてゆく…。
そんな景色を見て、あなたはどう感じるだろうか。僕は気味が悪いと思った。家の近所の国道沿いと旅先で通った国道沿いの街並みがソックリで、旅行気分に水を差されたなんて経験も…。実はこれ、社会学では問題視されている現象なのだとか。社会学者の北田暁大氏に話を聞いてみると…。
「東京周辺の郊外を走る国道16号線沿いなどに顕著な風景ですね。これに対する批判は確かに多々あります。例えば、通り沿いがチェーン店で埋め尽くされることで、地域の持つ歴史的景観が破壊され、文化や愛着心が育たない、という批判です。ほかにも、大型店の進出により駅前の商店がつぶれる“シャッター商店街化”の問題もあります」
こう聞くと、とても深刻な問題に思えてくる。ファミレスやスーパーは、文化や景観を壊す悪者なのか、と一瞬感じてしまう。しかし、それらは生活に欠かせない場所であり、R25世代にとっては小さなころからなじんできた場所でもある。これって矛盾した感覚なのでしょうか?
「それが普通の感覚ですよ。特に若い世代には。僕も田舎でコンビニを見つけると安心します。もはや現代人の重要な居場所なんですよ、そういう場所って。チェーン店だらけの道沿いに、違和感どころか、生活のリアリティを感じる人は多いはず。だから批判するだけでは仕方ないと思います
この“国道16号線化”的な現象って、生活者の要望に応えてきた結果なんです。だから、我々が街に便利を求める以上、この流れはおそらく続くでしょうね」
※↑フリーマガジンR25から一部抜粋したものです
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☆このネタを基にしたmixi内での「雑談」より・・・↓
2007年04月21日21:13
東京人から見ると「日本(=この場合は「東京以外の地方」を指す概念)」の光景は馴染みが無くて違和感を覚えるらしく、「破壊だ問題だ規制しろ」とすぐ騒ぎ出します。
しかし、日本人から見ると「まともに車で行ける店がない、道幅がわずか10mしかない商店街がある」東京のほうが不気味に感じるわけで。とりわけ、レンタカーを借りて「自動車になった」状態では。
その状態だと、千葉あたりで郊外にでて広い道路と原色の看板や無料の駐車場を見ると、「ああ良かった。ようやく日本に入った」と感じたりします。
実はこの問題は、支配階級にして満員電車で毎日奴隷のように運搬されている東京人が、日本人を見下して差別する新たなネタを見つけただけではないか、ていう気もする訳で。
2007年04月21日21:39
でも、
そのような「東京(他国)人」相手に、観光(交流人口)で喰っていくしかない
(=地域内居住人口の流出・下げ止まりが無い
「底なし沼」状態の)
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そのような地方では、
やはり、「メイン客層(=東京人)」が喜ぶような景観規制も(自分たちが喰う為の手段として)必要になる場合もあるだろうなぁ、、、 (って、この発想自体が「差別発言」になりそうだが、俺も「地方」出身の「東京・埼玉人」として、両方居住した経験上の感覚からすれば、これが「現実」の姿かもしれない、、、)
そのような建築(景観)規制と、
「1店(家)・1品(宝)」を目指した商品開発との
リンク政策で、
今の豊後高田や湯布院(どちらも大分県)における繁盛を見ていると、ますますその思いが強くなる。
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山崎サンロイヤル食パン1斤(¥85)、PCマウス1個(¥777)、トップバリュ缶コーヒー1缶(¥68)・・・で売るようなジャスコと同じ建築様式(景観)で、ジャスコと同じ商品(主に日用品)を店頭に並べる(=自分で自分の首を絞める)商売なんか、アホらしくて、もう、これ以上、やってられないもんなぁ。。。(笑)
で、ついでに言えば
互いの街の風景に「違和感」を覚えるからこそ、
そこに「興味」が沸き
『都市観光』が成立するわけで。。。
例えば、休日の山形―仙台・・・
山形市内の交差点には蕎麦喰い・自然満喫系の「宮城(仙台)」ナンバーのクルマが列を作り、
逆に、山形発の高速(特急)路線バスからは仙台市内でブランド物の洋服を買い漁り・食べ歩く若い女性が降りてくる、、、
↓
恐らく
佐賀・長崎・佐世保→福岡(天神)なんかも、同じ状態なんだろうなぁ。。。
街並み景観と地場商品を
巧みにリンクさせて
積極的に情報発信してくる九州人の強みは、
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自分は「日本人」であり、
東京(人)は「外国(人)」だ
という「線引き」をプライドを持って
明確に主張したこと・・・
東北は(とくに観光面で関しては)「日本」に戻らなければならない
↓
但し、日常生活については、目の前にクルマを横付けして広大な売場の中から豊富な商品を選ぶ「ワンストップショッピング」が可能=東京の商店街や東京の中途半端な広さの駅前型SCよりも遥かに便利で都会的な業態のストックを有する(=たまに、故郷の仙台郊外に帰ると、とくに、そのように感じる)ので、これを最大限活用する
で、
取り残された「既成市街地(街なか・・を含む)」は、
徹底的に「日本」に戻す
↓
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すなわち、せめて50%程度は「日本人」として「東京(人)とは違うところが自分の誇りだ!」ってな部分を残していきたい、、、
だが、
そうは言っても、
薄汚い荒れ放題のところには、
誰も行きたがらないだろうし、
そんなところには魅力を感じず、
観光しようとは思わないだろうから、
↓
「修景・修復等による既成市街地の再整備」が必要
・・・これが前提となるのは当然の話だが、、
*
やっと、
「東北」と「東京」の、どちらにも居住・勤労経験が有る僕の進むべき道?が見つかりました(笑)
↑
ってなわけで、
今、俺が、都内「木密地域」居住を経て、
両者50%―50%づつ併せ持つ「埼玉県・東京都境」に住み着いた理由が、解ったでしょ?(笑)
*もちろん、埼玉が、故郷へ向かう「東北自動車道」の東京側の「起点」であると言う事も、当然ながら織り込み済みだが。。。
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*今回記事内容に関連した、
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