皆さま、こんにちは!
このブログでは、数年前に体験した(行った)ことを
あたかも数日前の出来事のように書いてますが、
それがこのブログの仕様ですのでご了承のほど。
一番下に、体験した(行った)日付を打ってますので、
気になる方はぜひチェックくださいね。
今日は2年前に訪れた、こちらの駅の訪問記です。
日高本線・鵡川(むかわ)駅です!
日高本線は平成27年1月に土砂流出が発生した以降、
今でも鵡川駅-様似駅間が不通になってますが、
その出来事から半年後に鵡川駅に訪れました。
レンタカーを利用して、終点の様似駅から日高本線の駅をチェックを開始、
夕方にようやく、鉄路が活きてる鵡川駅に到着しましたよ。
線路はやはり、ピッカピカに輝いてる方が良いですよね。
鵡川駅以東の区間は列車代行バスが運行中です。
列車代行バスは静内駅で運行区間が分離されており、
この時、鵡川駅-静内駅間は
1日に4往復(平日)のバスが運行されてたようですけど…
現在は利便性を向上するために7往復が運行中のようです。
待合室の中にはバスを降りたお客様がいらっしゃいましたが、
この日、日高本線の駅舎の中でお客さんの姿を見たのは
静内駅に訪問以来でした。
駅はやはり賑やかな方がいいですね。
鵡川駅は昭和18年に開業した駅で、
現在の駅舎は昭和62年に竣工した2代目駅舎だそうですよ。
駅舎のこの辺が、
なんとなく緑十字に見えて思わずにやついてしまった自分。
そんでもって、駅前に「苫米地」の看板を掲げるお店があり、
心の中で「ここは青森の南部町かよ!」とセルフツッコミをしていた自分。
辺りからは、きっとヤバいヤツだったと思われていたはずです。
すまんのう。
鵡川駅からはかつて
日高町駅まで延びる総延長82,5キロの富内線が分岐してました。
昭和61年に富内線が廃止されると、
鵡川駅はキオスクで切符を販売する簡易委託駅に変わってますので、
おそらくは、それに伴う駅舎の改築かと思いますが…
平成10年~18年の間は、再び窓口業務が行われていたみたいですね。
現在は無人駅化され、キオスクも閉店してしまいました。
この一角、ものすごく寂しい空間になってましたよ。
鵡川駅は相対式と島式ホームによる複合2面3線構造…
改め、相対式ホーム2面2線構造。
日高本線内では数少ない、列車の行き違いが可能な構造の駅でした。
廃止された富内線の列車は、
上の写真に写る旧・島式ホームから発着していた模様。
昭和55年の時刻表を見ると、
鵡川駅から6往復の列車が運行されていたみたいですね。
ほとんどの列車は苫小牧駅から直通していたようですけど、
夜間の1往復のみは鵡川駅始発・終着だったようで。
構内には保線車両の車庫があるのですけど、こちらは以前、
夜間停泊する車両のための車庫だったのではないかと。
排気のための立派な煙突も立ってますし…
広い構内も、富内線があった時代の名残りなのでしょうね。
古い航空写真をチェックしたところ、
富内線は鵡川駅構内で、こんな感じで日高本線と分岐していたようです。
鵡川駅周辺で見ることが出来る富内線の廃線跡ですが…
グーグルマップから転載。
富内線の廃止後に鵡川駅周辺の都市開発が進められたようで、
廃線跡らしきモノは、町から外れないと見れない状態のようで。
富内線は、開業当時は民有線(北海道鉱業鉄道)だったり、
戦時の不要不急線になって廃止された区間があったりと、
趣味的に見ると、とても魅力的な路線です。
いつか、ここの廃線跡も周ってみたいですね。
最後は駅とは関係のないネタですけど…
鵡川駅構内に国鉄コンテナのC31が倉庫代用で置かれてました。
東広島駅常備のC31って、
主にマツダの部品輸送で使われていたコンテナだったと思いますけど…
遠路はるばる、こんな北国まで来ちゃったのね。
C31と言えば、トップナンバー・C31-1の写真を
宮城野貨物駅で撮ったことがありました。
こちらは帯広駅常備のコンテナでしたけど、
しばらく宮城野にあったような気が…
コンテナの常備駅って、
貨車の常備駅ほど厳密なものではなかったのかしら?
それにしても、帯広と仙台ってのもえらく遠い話なのですけど。
日高本線
↑(苫小牧駅方面)
鵡川駅(平成27年6月3日)