皆さま、こんにちは!

 

海辺に近く、車両にかかる波しぶきが有名な日高本線ですが、

昨年2月に発生した高波による厚賀駅~大狩部駅間の路盤流出、

更には9月に発生した台風による豊郷駅~清畠駅間の路盤流出によって、

現在も鵡川~様似間でバス代行輸送が続いております。

 

海岸線に近い線路を見たく昨年6月、

路盤流出現場にも近い大狩部駅周辺を歩いてみました。g0208c/日高本線・大狩部駅 

下に見える鉄柵の辺りが線路なんですけど…

海が近いし、山肌もなんだか怪しげじゃないの!

 

そして、この場所から見た大狩部(おおかりべ)駅です。g02080/日高本線・大狩部駅

海辺に待合室がポツンとある大狩部駅、

ここの秘境感もなかなかなものでしたよ。

 

大狩部駅は浦河国道(国道235号線)からも近く、

国道から駅には、国道下のこちらのトンネルを潜って入れますの。

トンネルの前に立ってるのは代行バスのバス停です。g02081/日高本線・大狩部駅

 

うわぁ、未知との遭遇みたい。g02082/日高本線・大狩部駅

 

遭遇したのは宇宙人ではなくて、コンクリートブロック製の待合室がある

くたびれた感たっぷりの大狩部駅でした。

うん、確かに海が近いわ。g02083/日高本線・大狩部駅

 

大狩部駅は昭和33年に開業した停留場タイプの駅で、

待合室もその当時に建てられたものです。g02085/日高本線・大狩部駅

 

電気も無ぇ、窓も無ぇ、扉もきっぷ売り場も無ぇ。

思わずIKUZOの歌を口ずさんじゃいました。g02086/日高本線・大狩部駅

 

電気は無くてもトイレはありましたよ。

トイレと言っても工事現場でよく見かける仮設トイレですけど。

ちょっと歩きますが、こちらからも国道に出られるようですね。g02084/日高本線・大狩部駅

 

ホームは待合室より更に海辺に近く、

こちらの階段を伝って入ることが出来ます。g02087/日高本線・大狩部駅

 

そして大狩部駅のホームと。g02088/日高本線・大狩部駅g02089/日高本線・大狩部駅

高波がホームに押し寄せてこないよう木柵が設けられているのですが、

波は柵下の路盤を狙ってきたようです。

 

g0208a/日高本線・大狩部駅

JR北海道は、日高本線の全線復旧には

路盤やその下にある消波ブロック等の根本的な改良が必要とのことで、

工事の試算額は30億円近くになったとか。

JRの自力再建は出来ず、今でも工事着工の目処が立っていないそうです。

 

でもでも、大狩部駅の駅名標が新しくなっていたし、

近くで路盤の調査を行っている様子も見れましたし、

JRは日高本線を廃止にしたくないはず。0208d/日高本線・大狩部駅

大狩部駅、そして日高本線全線が復活する日を

いつまでも楽しみにお待ちしておりますよ。


訪問駅リスト(JR線)
日高本線

 

↑(苫小牧駅方面)

勇払駅(平成28年4月4日)

浜厚真駅(平成27年6月3日)

浜田浦駅(平成27年6月3日)

鵡川駅(平成27年6月3日)

汐見駅(平成27年6月3日)

富川駅(平成27年6月3日)

日高門別駅(平成27年6月3日)

豊郷駅(平成27年6月3日)

清畠駅(平成27年6月3日)

厚賀駅(平成27年6月3日)

大狩部駅(平成27年6月3日)

節婦駅(平成27年6月3日)

新冠駅(平成27年6月3日)

静内駅(平成27年6月3日)

東静内駅(平成27年6月3日)

春立駅(平成27年6月3日)

日高東別駅(平成27年6月3日)

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蓬栄駅(平成27年6月3日)

本桐駅(平成27年6月3日)

荻伏駅(平成27年6月3日)

絵笛駅(平成27年6月3日)

浦河駅(平成27年6月3日)

東町駅(平成27年6月3日)

日高幌別駅(平成27年6月3日)

鵜苫駅(平成27年6月3日)

西様似駅(平成27年6月3日)

様似駅(平成27年6月3日)


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