皆さま、おはようございます!

 

一昨日、チビ(15歳♀)と一緒にTDSに行ってきました。

上京ついでにチビを連れて駅巡りを楽しもう!

と意気込んでいたのに…

12月23日は仙台名物の強風祭りのために列車は抑止の連続で、

仙台駅→福島駅の移動に6時間もかかってしまいましたの。

おまけにその後も、黒磯駅近くでの倒木により宇都宮線が運休。

仕方なく、新白河駅から新幹線に乗り換えて

クリスマスのシーには何とか間に合いましたけど…

TDS

TDS

駅巡りが出来なくてしょんぼりしていた自分に対して

同じ電車に6時間も缶詰になってた状況が面白くて、はしゃいでいたチビ。

これはこれで良かったのか?

いや、良いはずがない。

 

年末も青春18きっぷで旅しますので、お天気の神様、

もうこんなトラップは仕掛けないでくだされ。

 

話は変わって日高本線のこと。

不通区間(鵡川駅‐様似駅間)の復旧を断念したことが

JRから公式に伝えられました。

日高町から復旧の要望が出ている鵡川駅‐日高門別駅間については

後日、正式な回答があるそうです。

日高本線もついに力尽きたか?

 

日高本線の不通区間の駅は昨年6月に訪れましたが、

今回はその中から、こちらの駅の訪問記でした。

日高本線・新冠駅

日高本線・新冠(にいかっぷ)駅です!

「冠」と書いて「かっぷ」と読ませる辺りがいかにもアイヌ語的というか…

 

そういえば、平成18年に廃止された北海道ちほく高原鉄道にも

愛冠(あいかっぷ)駅がありましたっけ。

d01176

こちらは駅名から、冠型の駅舎を持つユニークな駅でした。

 

新冠駅は大正15年に開業した駅、

当時の駅名は高江(たかえ)駅だったそうですよ。

日高本線・新冠駅

長らく開業当時からの駅舎を利用していたそうですが

平成11年い建て替えられて、

コミュニティーセンターを併設した現在の駅舎に代わったそうです。

 

故に駅舎は超快適仕様、

ウォームレット便座を備えたバリアフリー対応トイレもあり、

住居にしても良いほどのレベルの快適さでしたわ。

日高本線・新冠駅

 

新冠駅の観光案内パネルを見る。

日高本線・新冠駅

付近には数多くの牧場があるみたい。

競走馬として引退後に種牡馬になったオグリキャップが晩年を過ごした

優駿スタリオンステーションも新冠町にあるそうですよ。

26年前の有馬記念、競馬で感動して泣いたのは人生でこれっきりです。

 

それでは駅舎を抜けてホームに入ります。

日高本線・新冠駅

日高本線・新冠駅

新冠駅は単式ホームが1本あるだけの棒線構造の駅でした。

 

駅舎の改築前は列車の行き違いが可能な

島式ホーム1面2線構造の駅だったそうですが、

このホーム、島式ホームを改造したものには見えないというか…

そもそもこれ、新しいホームのようなのですけど。

日高本線・新冠駅

 

のちにその理由を知ったのですが、あまりにも衝撃的でして…

まずはこちらを見てくださいな。

昭和51年に撮影された、木造駅舎時代の新冠駅の写真です。

日高本線・新冠駅

緑色の四角が現在の新冠駅がある位置で、

その右側に写るのが木造駅舎時代の新冠駅でした。

 

写真から、駅舎の位置が西側に若干ずらされたのがわかるのですが、

それでは元の駅舎の位置に現在は何があるかというと…

日高本線・新冠駅

踏切…というか道路が出来てました!

新冠駅、街の南北を結ぶ道路を敷設するために、

位置を移されちゃったみたいですね。

駅舎だけではなくてホームも一緒に。

ホームが新しく見えたのはこれが理由だったようです。

 

なお、踏切のそばには高江駅跡の碑が立ってました。

日高本線・新冠駅

これだけ見ると、まるで新冠駅とは別物の高江駅が

過去に存在していたように見えますけど、

新冠駅の旧駅名が高江駅ですので、念のため。

 

さてさて、新冠駅にはもうひとつ、

鉄道ファン必見のスポットがあるのですよ。

新冠駅から300メートルほど東側のところに

国道235号線(浦河国道)が延びているのですが、

その道沿いを見ると、突如、こんなモノが姿を現すのでした。

日高本線・新冠駅

旧型客車!

 

こちらも後で知ったのですが、

旧函館運転所所属のオハ45 505の廃車体なんですって。

日高本線・新冠駅

日高本線・新冠駅

なんのために、こんな道端に廃車体が…と思いましたら、

その答えはすぐにわかりました。

窓ガラスにこんな貼り紙があったからです。

 

日高本線・新冠駅

「新冠ライダーハウス ブルートレイン」

ライダーなどが旅先で利用する宿泊施設だったようですね。

宿泊料金、1泊いくらだったのでしょ?

写真には白帯を巻いた客車が写ってますが、

このオハ45、現役時代にカーペット車に改造されており

当時から車体に白帯が入っていたとのこと。

 

中はカーペット敷き、壁一面、落書きがひどいです。

日高本線・新冠駅

宿泊者が書いたものだとしたら、

あまりにもマナーがなってないような気がしますが。

年々、廃業に追い込まれるライダーハウスが増えたのも

こんな一端が理由だったのではないかしら?

 

以上、鉄道が運休中でも楽しめた新冠駅の訪問記でした。

鉄道の廃車体を利用したライダーハウス(ツーリングトレイン)、

一度は泊まってみたいのですが、

鹿児島のあくねツーリングSTAYsionも閉鎖してしまったようで…

ふれあいらんど岩泉のブルートレイン日本海にも泊まってみたいのですが、

宿泊は1両まるまる貸しなのですよね…

e04120/ふれあいらんど岩泉

料金は1名~14名まで一緒なのです。

 

 

訪問駅リスト(JR線)

日高本線 
 

勇払駅(平成28年4月4日)

浜厚真駅(平成27年6月3日)

浜田浦駅(平成27年6月3日)

鵡川駅(平成27年6月3日)

汐見駅(平成27年6月3日)

富川駅(平成27年6月3日)

日高門別駅(平成27年6月3日)

豊郷駅(平成27年6月3日)

清畠駅(平成27年6月3日)

厚賀駅(平成27年6月3日)

大狩部駅(平成27年6月3日)

節婦駅(平成27年6月3日)

新冠駅(平成27年6月3日)

静内駅(平成27年6月3日)

東静内駅(平成27年6月3日)

春立駅(平成27年6月3日)

日高東別駅(平成27年6月3日)

日高三石駅(平成27年6月3日)

蓬栄駅(平成27年6月3日)

本桐駅(平成27年6月3日)

荻伏駅(平成27年6月3日)

絵笛駅(平成27年6月3日)

浦河駅(平成27年6月3日)

東町駅(平成27年6月3日)

日高幌別駅(平成27年6月3日)

鵜苫駅(平成27年6月3日)

西様似駅(平成27年6月3日)

様似駅(平成27年6月3日)


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