皆さま、おはようございます!
「よくもまぁ、こんな場所に造ったな」
そんな風に思わせる駅は全国各地にありますが、
数の多さでは北海道がダントツです。
日高本線・浜田浦(はまたうら)駅です!
レンタカーのナビがなかったら、危うく通り過ぎちゃうところでした。
だってここ、周りに何もないんですもん。
駅前に温泉の看板が立っていたので
近くに温泉街があるのかと思いきや、場所は直進4,5キロ先の模様。
誰が利用するのよ、浜田浦駅?
浜田浦駅の開業年は昭和34年ですから、
その頃は駅周辺に多くの住宅が建ち並んでいたのかもしれません。
そんな時に便利なのが過去の乗降客数のデータです。
この数字を見れば、当時の駅の繁盛ぶりを知ることが出来ますからね。
昭和58年小学館刊の「北海道690駅」によると、
昭和56年の乗降客数は1日で4人…
これは乗り・降りの合計だから実質2人か。
なんでこんな場所に駅が出来たか知りたいよ~!
コンクリートブロック製の待合室だけでした。
念のために言っておきますけど、こちらはトイレではありません。
待合室は狭く、窓がないので風が強く吹きくけます。
オマケに電灯がない(電線が繋がってません)ので
そんな浜田浦駅ですが、多くの駅ファンに愛されているようで。
訪問時に記帳する駅ノートが備え付けられておりましたよ。
現在、路盤流出被害によって
鵡川駅-様似駅間が運休中の日高本線ですが、
浜田浦駅は運休区間よりも苫小牧駅寄りにありますので
明らかに「なんでここに人がいるの?」と言いたげな乗客の視線が痛い。
運転士さんも「乗るなら早く乗ってよ」と言いたげに
列車を長時間停車させるので、
「列車に乗らないよ」アピールのために後ずさりました。
乗降客数の少ない浜田浦駅の誕生理由も気になりましたが、
それ以上に現在の利用者さんのことが気になったり。
実は全部、駅ファンだった…なんてことはありませんよね?
日高本線
↑(苫小牧駅方面)
浜田浦駅(平成27年6月3日)