みなさん、こんにちは♪
心理カウンセラー・身体心理(ソマティック)セラピストの澤田 准です。
もうすぐゴールデンウィークですね。
みなさんはいかがお過ごしですか?
今回は、Y.F さんがセッションの感想をシェアしてくれたので、ご紹介したいと思います。
(掲載の許可をいただき、ご紹介しております)
人前で話すのが苦手
Yさんは40代の女性で、物心ついた時から人が苦手で、いつも人の顔色や表情が気になっていました。
人が怖くて、特に人前で話すときは、とても緊張していました。
人前で話すとなると、声が震えて、呼吸が苦しくなって、倒れると思うくらいにバクバクして、頭が真っ白になって声が出しにくくなっていたそうです。
体は重くて、ぼっとしていて、魂が抜けたような感じがデフォルト(いつもの状態)で、やる気が出なかったり疲れやすかったりしていました。
お話を聞いていると、Yさんのデフォルトは背側迷走神経系の解離という状態になっているようでした。
そして人とお話しをするときには、交感神経系と背側が同時に活性し緊張されているようでした。
解離とは
健康的な人でも多かれ少なかれ解離をすることはよくあります。
健康的な解離から病的な解離まで広い範囲で使われる言葉です。 トラウマなどから心を守る防衛機制として起こる解離としては、「ぼっとしてしまい、時間がいつの間にかすぎる」「体にいない感じ」「生き生きとした感覚がない」「自分という感じがしない(離人感)」として出ます。
セラピーの最中では、無意識に苦しい時の感覚や感情にアクセスしないように、「ぼんやりした感じになる」 「ベールがかかったような感じになった」「ちょっと前に感じた感情がもうなくなってしまった」というような表現で出てきます。
これは自分を守るために働いている生命の叡智で、全く悪いことではなく、セラピストがそれに気がついていることがとっても大事です。
生きづらさをなんとかしようと心理のことを勉強をし、たくさんのことを学んでいたYさん。
今まで何人かのセッションも受けたこともあり、ご自身でもセルフセラピーをされていたそう。
けれど「人に対する緊張感」や「人が怖い」という感覚は、まだあって、セッションを申し込まれたのでした。
セッションでは
①調整ワーク
Yさんのセッションでは、まずはグラウディングタッチなどで神経系の調整から始まりました。
身体の状態に気づき不快感を迎え入れながら、今ここにある”からだ”という器に、安心を感じるチャンネルを作っていきます。
②セラピー
セラピーは主にソマティックなパーツワーク(身体感覚や動作を引き出しながら、トラウマの痛みを抱えたパーツの癒し)をベースに、ときには声を使って安心感や愛の感覚を深めていくワークをしていきました。
セラピーでは、いつのまにか解離していたことに気がつきながら、
『解離して感じなくすることで自分を守ってくれていたパーツ』の意図を理解していきます。
解離が解(ほど)かれ、そうした防衛を使わなくて良くなると、
やっとそこから本当の感情や気持ちが表れていきます。
たとえば解離して怒りを感じないようにしていた場合、
解離をしなくて良くなると、怒りがちゃんと出てきます。
(これは、健全な怒りと言ったり、健全な攻撃性と言います)
その怒りが出ると、怒りの奥にあった”さまざまな本当の気持ち”と”愛”に辿り着くことができます。
それは、
「それでも大人か!」という怒りだったり、
弱々しくみえた相手を気遣う気持ちだったり、
「大好きだよ」という愛の表現だったりします。
つまり、怒りを抑圧していたからこそ、怒りの奥の奥にある愛の表現も抑圧されていたのです。
そうして愛が開かれ、愛着にまつわるトラウマを癒し解放して、
複数回セッションを重ねた後の感想を書いてくれました。
准さん、先日のセッション、
ありがとうございました
人前で話す時の緊張感をテーマをみていったのですが、セッションが進むにつれ、私が恐れていたことの正体を知ることになりました。
その恐れていたことは、表面上は他者から批判されたり、見下されるエネルギーを自分に向けられることでした。
私は、このことから自分を守るために人の顔色を観て、自分が受け入れられてないと感じる場面では、頭をぼーっと解離させて、それを感じなくさせていました。
でも、この自分を守る手段によって長い間生きづらさを感じていたのです。
准さんのセッションでは、この生きづらさとなる症状すらも温かい目線で受け入れ、それらを理解することから進んでいきました。
この受け入れられる安心感の力はとても大きく、深いところにしまいこんだ自分の恐れをゆるめ、ほどけ易くしてくれているのを感じました。
同時に自分の中のセルフが力強く存在感を増していくのも感じていました。 この視点で私の恐れていた批判や見下してくる人のイメージを見てみると… この存在の本当の姿が見えてきました。
それは幼くて弱々しい姿。そこからは、求めていたものが得られなかった失望感の様なものが伝わってきました。
「力になりたい…」私の中から愛おしい感覚が自然と湧き上がってきました。
この幼い子は、私には本当の姿を見られたくなさそうだったので、准さんに提案してもらい、私だとわからない形で光を送らせてもらいました。 その子に芯がとおり、大人の満たされた状態へと戻られたのをみて、心から良かったと感じました。
ここまでの過程を終え、ふと気がつくと、私があんなに恐れていた正体って、今、私が力になりたい愛おしいと思ったこの存在だったんだ。ということに気がついたんです。
「そうだったのかぁ〜」って身体がゆるみ、
目がゆるみ、頭をぼーっとさせていた霧がはれ、視界が広がりました。
身体の中から湧き上がる喜びと温かさと解放感。
人が恐いと思い込んで自分に壁をつくり、周りを必死で見張っていた自分がとても可愛く愛おしいく思えてきます。
これからも今までの癖で神経系が危険だと判断することもあるかもしれませんが、その都度今回のセッションでの感覚を呼び起こして定着させて行こうと思います。
准さんのセッションでは、繊細なサポートはもちろんですが、本当にジャッジのないニュートラルな状態でいて下さるのが伝わってきて、私にとっては、この准さんの在り方自体が一番の力強いサポートになっています。 心からありがとうごさいます
Yさんは今までに他の方のセッションを受けたことがあったのですが、
この解離があったためにどうしても深いところの癒しにはならなかったと話してくれました。
心の勉強をされていて、セッションの後には、セッションの続きを自分でしたり、バーストラウマを癒したりすることのできるチカラがあったからこそ、、こうした深いワークになるタイミングだったのかなと思います。
セッションの回数を重ねるにつれて、Yさんは、身体にいる感じを感じるようになり、
日々いろんなことがあったりするけれど、落ち着いていられる
嫌なことがあっても落ち込めばいいし、上手に大丈夫になっていける
そんなふうに話してくれ、起こることをありのままに受け止めるだけの大きさが備わってきているのを感じました。
最近のセッションでは、
あんなに恐れていたエネルギーの正体は、
幼くて弱々しい存在で、
求めていたものが得られなかった失望感を持っていました。
Yさんはその存在を愛おしく感じ、力になりたいと感じたのでした。
セッションの終わりには、
私はこれでいい
自分に自信がある
そんなふうにご自身を感じられるようになっていました。
出会った始めの頃は「奥まったところで隠れていたい」、そんな雰囲気を持った方でしたが、
今はエネルギーが流れて、健やかな明るさを見せてくれていました。
もちろん、私たちは生きているから、いろんなことが起こります。
何かが起こらないようにすることは、とうてい無理な話で、
(注意はするにしても)
けれど、
それが起こっても大丈夫。
つらい時は落ち込めばいいし、悲しかったら泣けばいい。
そしてまたそこからちゃんと戻ってくればいい。
そんなふうに思えているYさんの中に、生命のレジリエンシー(しなやかな強さ)が現れていることが
とても嬉しくなりました♪
(そして癒しが進むと、感情に振り回されることがなくなっていきます。
感情をホールドすることができ、人とのコミュニケーションの質が高くなります)
*~*~*~*
これからもクライアントさんの癒しが促され、生命のレジリエンシーが引き出される、そんなセッションを提供していきたいと思っています。
同じような経験をしている方もいらっしゃるのと思うので、
Yさんに掲載を許可いただいたこと、本当に感謝しております。
感想を読まれた方の心にも、何か希望の光が灯りますように。
最後までお読みいただきありがとうございます。
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