自分への愛を育てる旅 〜人はそれぞれの投影の世界を生きている〜 | 澤田 准 生命の輝きを取り戻すセラピー

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Body, mind, spirit のホーリスティックアプローチから
あなたの心と体、ハートを元気にする身体心理セラピスト 澤田 准のブログ

みなさん、こんにちは♪

心理セラピストのjuneです。

 

さて、心と体、魂からのホーリスティックなアプローチで

『自分への愛を育てる7つの智慧』という連載を書いています♪

 

今回は3つ目『人はそれぞれの投影の世界を生きている』です。

最初から読みたい方はこちらをどうぞ。

 

自分への愛を育てる旅〜①思考に気づく〜

自分への愛を育てる旅〜②自分の体に住まう

 

 

今日はちょっと本題に入る前に

ブッタにまつわるエピソードを読んでみてくださいね。

 

 


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          自分への愛を育てる7つの智慧
  7 wisdoms for nourishing your Love & inner Light


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Theme1 

侮蔑という贈り物を差し出されても受け取らなかったブッダ

 

 

ブッダは自分の言うことにことごとく軽蔑的で無礼で

辛辣な態度をとる仲間と旅することがあった。

 

三日間にわたって毎日、ブッダが口を開くたびに、

旅人はバカ呼ばわりし、横柄な態度であざ笑った。

 

三日目の終わりについに旅人は我慢できなくなって、ブッダに尋ねた。

 

この三日間、侮蔑され、気に障るようなことを散々されてきたのに、

どうしてそんなに慈愛に満ち、寛容でいられるのですか?

 

私が侮蔑するたびに、

あなたは慈愛に満ちた反応をします。

 

どうしてそんなことができるのですか?

 

ブッダは旅人に問い返した。

 

『誰かに贈り物を差し出されても、それを受け取らなかったら、

贈り物は誰のものになるかな?』

 

この言葉で旅人はあらたな洞察を得た。

誰かに侮蔑という贈り物を差し出されても、それを受け取らなければ

自分が侮蔑されたことにはならない。

 

ダイア博士のスピリチュアル・ライフ  ウエイン・W・ダイアー著より

 

 

このエピソードが書かれたウエイン・W・ダイアー氏の本をだいぶ前に読んだのですが、

初めて読んだ時はとっても衝撃でした。

 

その後ずっと心理学やセラピーを学んできて、

ブッタのこのエピソードにある心理的側面の理解がさらに深まったのでした。

 

 

それはつまり、

旅人の軽蔑的で無礼で辛辣な態度。侮蔑の言葉。

それらはすべて旅人から発されたもので、

 

ブッタそのもの、その人自身とは何ら関係のないもの

 

そして私たちは、その事に意識的であれば

相手からの贈り物を受け取ることもできるし、

受け取らないという選択もすることができるのです。

 

 

 

*~*~*~*~*~*~*~*

 

 

私たちは、ついつい相手の言ったことが真実だと思ってしまいます。

真実だと思っていなくても、受け取って傷ついてしまうことはよくあることでしょう。

 

けれど、相手が言った言葉、思い、感情(怒り、悲しみetc)はどこから出ているのでしょう?

 

 

それはすべて相手から出ているもの。

相手のフィルター(投影)を通って出てきているもの。

 

 

そしてこれは相手の言葉を受け取った場合の自分自身にも言えること。

もしあなたが相手の言葉に傷ついた場合、

 

その悲しみ、怒り、やるせなさ、そういった気持ちはどこから出ているのでしょう?

 

やはりそれも紛れもなく私たちの内側から出ているもの。

 

 

 

例えば、こんなご相談例がありました。

(承諾のうえでご紹介させていただいております)

 

ある人(Bさん)がAさんについて怒っている様子で、、

ある食事会でそのことについてみんなで話そうということになりました。

けれどその話は一向になされず、Bさんの怒りの視線、態度を感じながら

居心地の悪い時間を過ごすということがあったそうです。

 

Aさんは相手が怒っている理由も全くわからずに、途方に暮れていました。

その後また食事をする機会があったけれど、

そのことについては一切触れられず、何事もなかったように終わりました。

 

そのことについて前向きな話をする機会を持てず、

誤解があったのであればそれを解いたりする機会もなく、

Bさんが何を思っているのかを聞くことができずに

 

『私の人格を否定されたように感じて、とても傷ついた』

 

そんな風に思い、それからずっとそのことに心を痛め、

頭の片隅に残っていたそうです。

 

 

*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~

 

 

こういった経験って、

たぶん多くの人がしたことがあると思います。

 

 

誰かの怒りを買ったり、

身に覚えがない言いがかりをつけられたり。

 

 

けれど癒しを進める中で気づいたことがあります。

 

 

このことは私をとても自由にしてくれました。

 

 

 

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 人はそれぞれの投影の世界を生きている

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私たちはたいてい相手の言った言葉や出来事が、悲しみや怒りを引き起こしたと考えます。

 

けれど実際は、その出来事を通して、あなたの内側が何かしらの反応が起こり、解釈をして出てきたのが、悲しみや怒りなのです。

 

 

Bさんの反応、怒りは Bさんのもの。

 

Aさんの内側から出た、悲しみ、不信感、やり場のない怒り、それもAさんのもの。

 

 

Bさんの中で何をどう解釈して、どんな反応が起こったのかはBさんのストーリー。

 

そして、Aさんの中から出た『私のどこがいけなかったの』という悲しみ、不信感はAさんのストーリー。

 

Bさんの怒りのストーリーも、Bさんのフィルターを通って、何かの解釈が生まれ、怒りという反応が起こったのです。Aさんの本来の姿とは関係ないところで起こっているのです。

 

Aさんの悲しみのストーリーも、Aさんのフィルターを通って、何かの解釈が生まれ、悲しみという反応が起こっています。Bさんの本来の姿とは関係のないところで、ストーリーが展開されているのです。

 

つまり、それぞれの内面の世界が捉えた解釈が相手に映し出されて(投影)、

本当の姿、真実とは違うところでストーリーが展開されているということなのです。

 

 

ここで、大切なのがすべての人が同じ反応をするわけではないということ。

怒りとして表現する人もいれば、そうでない人もいるということ。

反応の出方はその人の持っている内面世界、心理的バックグラウンドによって違うのです。

 

 

だから癒しをする時、それぞれの出たものを見ていけばいいのです。

 

BさんはBさんの怒りのストーリーを、

AさんはAさんの悲しみのストーリーを生み出すものを見ていけばいいのです。

 

 

自分への愛を育てる旅の中で、

『人はそれぞれの投影の世界を生きている』

ということを知っていることは、

 

とても大切で、私たちの心をさざ波から守ってくれます。

 

冒頭のブッタのお話のように、

相手の言葉をそのまま受け取らなくてもいいのです。

 

 

なぜなら相手の反応や解釈は相手のもので、

私たちの負える責任の範囲は、自分の反応、思い、感情までだと知っているからです。

 

 

相手がどう思うか、どう思っているか、

どんな感情を持っているかは、相手のもので、

 

私たちは相手(の思いや感情)を変えることはできません。

 

相手の反応、感情の責任を自分が取ろうとしないことは、

それぞれの自律と尊重を促していきます

 

 

上記の例で言えば、

相手と上手にコミュニケーションを取る努力はしても、

 

相手の怒りが自分の責任だと思ったり、

怒りに耐えられなくてなだめようとしたり、機嫌を取る必要はないのです。

 

 

 

 

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  境界線

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インテグレイテッド心理学に境界線という言葉があります。

境界線とは自分も他者も尊重する、心の線引きで、3つの領域があります。

 

 

① 自分の領域

(自分の内側から出てくる思考、感情、感覚など、自分が責任を取れる領域)

 

② 相手の領域

(相手の内側から出てくる思考、感情、感覚など、相手が責任を取れる領域)

 

 

③ 神(自然)の領域

 (天候や自然災害など個人ではどうすることもできない領域)

 

 

この概念をちょこっと知っておくと、便利かもしれません。

いい意味で切り替え上手になります。

 

境界線を適切に引けるようになると、健全な自己愛を育てることができます。

自分の領域を大切にすることは、自己愛を高め、

相手の領域をも尊重することにつながっていきます♪

(このことは、また違ったところで記事を書いていきますね)

 

 

 

 

3回目の『自分への愛を育てる旅

〜『人はそれぞれの投影の世界を生きている〜&境界線』編でした♪

 

 

 

 

june

 

 

 

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