菅野貴夫の野球電鉄 -22ページ目

菅野貴夫の野球電鉄

俳優・菅野貴夫のブログです。
「どこ鉄」とは、友人から送られてきた鉄道写真を、それがどこで撮られたものかを推理・検索・悪戦苦闘しながら解いていくシリーズです。

こんにちは。



だいぶ春めいてきましたね。

ワタクシは懸案だった確定申告もなんとか済ませ、非常にすっきりした気持ちで鼻をジュクジュクさせております。

ご時世とか置いといて、マスクなしで歩いている人を見ると「この人は花粉症じゃないんだな」と思う季節がまたやってきました。




それではいつも通り、やっていきましょう。




まずはおなじみ加瀬さんからの2枚のうち、こちら。

前回に続いて住宅街の踏切。

見た瞬間に思ったのは「東武っぽいな」



その理由は架線柱の感じとか、あとは今まで解いてきた写真たちの特徴・傾向などを分析した上で…まあ長年のカンです。



とにかく東武鉄道へ、まずは伊勢崎線(スカイツリーライン)で都心部の複線区間から捜索開始。

ウム、この踏切ではないけど、線路の間に立っている謎の装置もいい感じだ。

スカイツリーラインは北千住から先、かなりの郊外まで複々線区間となるため、北千住までの捜索を終えたら池袋から出る東武東上線へ切り替え。

ここも良いカーブだ。

違うか。

でも、おそらく東武で間違いない。
時間の問題だな。


では元の写真↓


見つけ出した場所↓

東武東上線・東武練馬〜下赤塚間の踏切、ベテランの円熟味で確保。




さあ2枚目。

魔のエスカレーター写真。



いやあ、正直エスカレーターはなぁ……



もう、大体どこだか分かってるんですよ。


先日の新橋駅・横須賀線ホームと関連した場所だと。↓


構造の古めかしさから言って、国鉄時代に造られた横須賀線・総武快速線の地下駅で間違いない。

つまり新橋・東京・新日本橋・馬喰町のどこかにあるエスカレーター。



しかし「横須賀線 総武快速線 地下 エスカレーター 3連 3機 真ん中 使用停止」のような語句に駅名を絡めても、思うような画像には辿り着けず。


「馬喰町駅」を絡めた時に出てきた画像↓

天井のダクトの感じとか、ほぼ間違いないんだけどな。


問題写真↓

うむ。

ただ全部の駅の全部のエスカレーター乗り口を網羅したページなど存在せず。



緩慢な検索を重ねながら、いくつかの駅のいくつかのエスカレーターは違うかな、と分かった程度。



うーむ、かと言って直接現地に探しに行くなど、この程度の問題でリアルを駆使するのはプライドが許さない。



悶々としながら数日放置、

しかし解けないままにしておくのが一番プライドが許さない。



本気で一つ一つのエスカレーターを当たっていく事にします。

(JR東日本HP構内図より)

新橋駅の3連エスカレーターはこの2つ。

やっぱりピンポイントで検索しても出て来ない…!


(その後YouTubeなども駆使し、何とかどちらのエスカレーターも違うとの確証を得る)



次は東京駅。

さすが東京駅のエスカレーターは4連。


次!新日本橋駅。

該当するのは地下2階の2箇所。


ピンポイント検索。

出たっ!今まででいちばん近いっ!!!


しかし左右が逆だな……

(問題写真↓)

左が通路で右が壁。


新日本橋駅の、反対側のエスカレーターの画像はないのか???



さらに画像を漁っても、

いやだから反対側、


何故こっちのエスカレーターばかり!


誰か逆側のエスカレーター乗ってよ!!乗ってくれ撮ってくれよ!!!!



最後の砦YouTube駅探訪動画

そうそう、こっち側のエスカレーターだよ!やっと乗ってくれる人がいた!真ん中に柵までついてるし、いいぞ……頼む……!!!



この後振り返ってもらえず。




キーッ!!!!




発狂を軽く超えた状態で無心・無表情の検索。

やっっっと出て来た。



では元の写真↓


ネット上にただ1枚、存在していた写真↓

JR総武快速線・新日本橋駅地下2階のエスカレーター、数度の発狂を経てようやく確保。



…エスカレーターに限った事ではないけど、鉄道あるいは地理的な要素が全く含まれてない問題は…何というか、正直あんまり食指が動きません。


なので今後エスカレーターの写真は面白いものだけ受けさせて頂きます!面白いものなら大丈夫です!!!!


(事実、加瀬さんから1年以上前にもらった面白いエスカレーター写真はいまだ解けてないけど諦めていません!)クーッ!





さあ次だ次!!

ヒザイさんからの1枚。

ああ外が見れて嬉しい。

オレンジ色の柱が目立つホーム。


向こうに見える高架のガラス張りも駅かな…少し離れてるな…?

架線やオレンジ柱の陰に見える信号機から、このホームは両側に線路があることが分かる。


そして向こうのガラス張り…新幹線の駅っぽくも見えるんだけど、微妙に離れてるのは何なんだろう?



新幹線はとりあえず置いといて、並行する鉄道が離れていそうな駅に照準を定めます。


千葉県郊外のジャンクション・新鎌ヶ谷駅。


北総鉄道・新京成電鉄・東武野田線が一堂に会する乗り換え駅で、高架の北総線と新京成線が少し離れて並走していたはず!



出発。


近すぎたか!


下側の新京成電鉄が、高架化工事で北総線にピッタリくっつく段階なんですな!


勉強不足でした!




次なる手は、やはりオレンジ色の柱を用いた検索。(単に「オレンジ色の柱」で入れるとJR東日本のオレンジ色路線がドッサリ出て来そうなので注意)

高級そうなお菓子やポストも気になりますが、この中で一番引っかかるのは小田原駅の小田急線ホーム。

(船橋日大前=東葉高速鉄道はともかくユキサキナビさんのは近鉄だから除外)




小田原……東海道新幹線と小田急の駅はすぐ隣り合ってると思っていたけど…とりあえず行ってみよう。

あ、ここだっ!

駅から箱根方面に出るところで少し離れてるんだな…こんな細かいところまでは知らなかった!



ストリートビューが無いので難儀しながらも。


では元の写真↓


駅探訪動画を漁っても誰もこの場所に行ってくれなくて、一縷の望みで探した前面展望動画の冒頭、撮影者様がホームから乗り込んだ車内で振り返った一瞬をどうにか捉えた画像↓

この方向を映してくれたのはあなただけです!ありがとうございます!!!



僕の興奮を「何のこっちゃ」と覚めて眺める方も多いでしょうから念のためこちらも。問題写真の柱の陰と照らし合わせて下さい↓

というわけで小田急電鉄(&籍の上では箱根登山鉄道も)・小田原駅、画角に翻弄されながも確保!



勝手に自分で課している「問題写真とできるだけ近い写真を探し出して仕留める」縛りのせいで、分かってからなお苦労する事が増えてきたな……!!!



この縛りはやめないけど!





さあ続きましては、こちらもお初の映画監督・GAZEBOさんからの写真です。昨年の神戸インディペンデント映画祭・先日のSAITAMAなんとか映画祭とご一緒させて頂いたなかで、ついに写真を頂戴しました。

ほう、久しぶりの前面展望写真。


まず興味がわくのは運転席のこと。

これはJR東日本のE233系かな?それともE235系かな?

(右側面の窓が開く構造になっている点からこの2形式でほぼ間違いなし)


検索。

ほうほう。


別な画像も見ていくと。

ん、こっちのほうが運転台右下のパネルの配置が同じだぞ…!

ほら!


待てよ、隣に掛かってる札の並びも気になるな……

E235系はどうだ?

ウーム、こちらも捨てがたい……!というかほぼ同じだ!


ここから無益な間違い探しモードに突入せんばかりの所でピタリ立ち止まります。



今やっている事は問題の本質ではない。



(そもそもどちらの形式か分かったところで、どちらの形式も首都圏の多くの路線で走っている)



景色をちゃんと見よう!


都心部の駅。

出てすぐにガードがあり、下った先で左側からくる線路と合流する……山手線あたりによくある景色だよな……



さらに写真を拡大。

隣の架線柱が、カーブしながら離れて行っている。


わかった。

ここですな。



では元の写真↓


探し出した画像↓

JR山手線・代々木駅、本質に立ち戻り20分ほどで確保。


やはり重要なのは運転台より景色!せっかく景色が見えるんだから!

エスカレーターで発狂を重ねたせいで本質を見失いがち!




すると「代々木の即レスがちょっと悔しかったのかも知れません!」と、すかさずもう1枚が投入されました。ヒィー!こっちはじっくりやろう…

北陸か九州だな



新しく長い高架駅、その手前には地平に架線柱。

新幹線の建設現場に決まってる。


現在建設が進められているのが、

・北陸新幹線の金沢から先(福井方面の敦賀まで)

・九州新幹線の長崎ルート(武雄温泉〜長崎間)

これは常識。



というわけで検索開始。

ふむふむ。


ほうほう。


絵じゃよくわからないや。



それはともかく。在来線の駅と併設される予定の駅だけを重点的に見ていくなかで急浮上したのが芦原温泉駅。



昨年末、アシケン監督から芦原温泉駅の写真が届いた時期。

あの時の福井駅前短編映画祭には、GAZEBO監督も参戦されていたはず!!!



これはアリバイを掴んだぞ、と興奮しながら現地へ。

ダメだ、2年前じゃ工事が進んでない。



ならば検索で。

うーむ、やはり現在進行中の工事だと、画像(の時期)もまちまちで判断が難しい……。



かくなる上は。

最近すっかり定番となった駅探訪動画をここでも駆使。

アップされた時期が書いてあるからわかりやすい。



では元の写真↓


見つけ出した画像↓

ありがとうございます!完璧です!


というわけで北陸新幹線・芦原温泉駅、工事の進捗状況も捉えながら確保!!!



なお解答後にGAZEBO監督に訊いたところ、昨年の福井の時ではなく、最近3月上旬に開催された「あわら湯けむり映画祭」への参戦でまさに滞在されていた時の写真とのことでした。なんと心惹かれる映画祭のネーミング…!
(芦原温泉に絞った理由は僕の勘違いでしたがまあ良いでしょう)


さらにさらに。
監督の作品「AIM」がこの映画祭にて見事グランプリを受賞されたとのこと!すごい!おめでとうございます!!!もう各地の映画祭で何度目の受賞ですか!!!

「AIM」(エイム)は僕も2回拝見しましたが、何と言っても映像がもの凄くカッコイイ作品です!もちろんストーリーも俳優さんも素晴らしいです。

今夏に「マニブスの種」と同時にどこかの映画館にて上映される予定ですので、ぜひ合わせて楽しみにして頂ければと思います。


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

さてここからは前回言ったとおり、印象に残っている10枚振り返り編です。

想定していたより記事が長くなったので、今回と次回で5枚ずつ紹介して行きたいと思います…!




まずは何と言っても、前回も触れた沖田さんからの1枚

車両も駅も映っていない、初めての写真。

知識だけでは到底太刀打ちできないので始まった全国行脚、さらに蔵書を駆使しての捜索など「どこ鉄」の可能性そして僕の捜索能力を大いに広げてくれた1枚です。




続いて、平佐喜子さんからの1枚

これも同じ系統ですが、今までで一番絶望的な全国行脚を繰り広げました。

良さげな路線を思いついた時の期待感、その路線を捜索し終えた時の絶望感。何十回繰り返したことか。まで何とかヒントにならないかと調べたり。

最終的に航空写真をチクチク見ながら正解の場所に辿り着いた時の感動は、随一だったかも知れません。




お次は、黒澤世莉さんからの1枚

まさかの海外編。

それまで(どこ鉄以前)は国内だけに限定していたんですが、、やってみたらすごく大変だったけど解けたので嬉しかったです。こんなスペインの片田舎の駅を。

その後海外からの写真が怒涛の勢いで届く時期がありました。(現在まで解いた国はヨーロッパ・アジア・南米の10カ国以上)

また気兼ねなく海外に行ける日が来ますようにと、願うというか祈るばかりです……。




4枚目は、大澤舞さんからのこちら

どこに鉄が?と思わず言いたくなる、ほぼ道路の写真。この写真のせいで全国版道路地図マックスマップルを購入するはめになりました。

鉄道があることさえ信じられれば何とか解けるものだと、自信を持つ1枚にもなりました。その後マックスマップルは愛読書の1つとなり、極たまに捜索でも活躍してくれています。




5枚目はムーチョ先輩からの無茶振り

完全に「どこ船」。

もちろん鉄道要素は0ですが、船の種類を突き止め運航区間を絞り込む→さらに景色から場所を突き止めるという、どこ鉄の基本捜査と地理的執着心で行けるのではないかと思い、やってみました。結果、ひどく難しかったです。海の上の場所なんて分かるか。

島々を眺めすぎて、こんなに良い景色なのにメンタルが死んだ事をよく覚えています。なおこの後、船の写真が続いたことは言うまでもありません。




残りの5枚はまた次回お送りします。




皆様の印象深い写真も、引き続きお待ちしております。次回更新はまた一週間後とかになるでしょうから、それまでは。


なお全部の記事を読んでなくても全く構いません!いくらか読んだ中での1枚でも大いに結構ですので。




さて、またしても長々となってしまいましたが、最後までお読みくださり、ありがとうございました。



ではまた次回!

〜「どこ鉄」とは、友人から送られてきた鉄道写真を、それがどこで撮られたものかを当てる、鉄道好き俳優・菅野貴夫の趣味である〜


というわけで、81号以降のアーカイブです。
量だけは多くなってきました。

(1号〜20号はこちら)
(21号〜40号はこちら)
(41号〜60号はこちら)
(61〜80号はこちら)


ではいきましょう。
サムネイル下のお名前は出題者です。


81号

恵理さん、エプロンさん、遙さん



82号

加瀬さん、ヒザイさん、ワッティさん



83号

加瀬さん、奥川さん、ヒザイさん



84号

中山さん、ワッティさん、直江さん、ひさえさん



85号

加瀬さん、ワッティさん



86号

蒻崎さん、加島さん、日下さん、ふな蔵さん



87号

中山さん、Chieさん、りえさん



88号

そらさん、未来さん



89号

アシケンさん、りえさん、加瀬さん、ひろえさん



90号

マサシさん、ハマカワさん、日下さん、ひろえさん、中山さん



91号

さとうかよこさん、かぐみさん



92号

加瀬さん、ワッティさん、日下さん、ムーチョさん



93号

ワッティさん、中山さん、原田さん



94号

加瀬さん、ワッティさん、まさつぐさん



95号

てっしーさん、ふな蔵さん、蒻崎さん、鉄はる君



96号

加瀬さん



97号

ワッティさん、鉄はる君



98号

込山さん、中山さん、ガクさん



99号

西村さん、加瀬さん、アシケンさん



100号

千穂さん、アガタさん、綾香さん、優理子さん、加瀬さん、中山さん、ワッティさん、日下さん、ひろえさん




以後、101号以降へ続きます。


こんにちは。



えー、とうとう100本目の記事となりました。


コロナ禍で暇すぎて始めた「どこ鉄」などという珍奇な遊びが、こんなに数を重ねるとは。


これもひとえに写真を送ってくださる、読んでくださる皆様のおかげです。いつも本当にありがとうございます。



そして前回お願いをしたところ、おかげさまでたくさんの写真が届きました。ありがとうございますご馳走様です!!!




さあ気合い満点でやっていきましょう。



まずはお初、お芝居仲間の堤千穂さんからの1枚。初めての方から写真を頂けるのは、いつも嬉しいものです。

ふむ……。


どうしたって頭をよぎるのは、どこ鉄初期に頂いたこちらの写真

(出題:沖田さん)

どこ鉄初期において「車両も駅もないただの踏切」というエポックメイキングな流れを創り出した記念すべき1枚です。


線路の幅、簡素な架線柱、まっすぐな単線……。


問題写真のほうが若干緑が深い気もする。

あと登りか下りかは分からないけど、けっこうな勾配感。



沖田さんの写真は京都の嵐電(京福電鉄)でしたが、その仲間的な路線でさらに山あいを走る叡山電鉄へGO。

この踏切ではなかったけど、架線柱は良い感じだ!



全線捜索終了。



ちっ。



緑が深く、Googleマップでは踏切が隠れて見逃した区間があるかも知れないと思い、問題写真のこちらに注目。

この「4」はキロポストではないか?


Wikipediaにて4キロ地点を確認。

しかし叡山本線・鞍馬線ともに4キロ地点は複線区間。


この路線では無さそうだ。



続いて嵐電を、おもに茂み区間を捜索、加えて4キロ地点に注視するも収穫なし。




すごすご関東に帰還。



関東で、線路の幅が広く、山あいを走る路線。

そして勾配

=箱根登山鉄道。



…非常に登場回数の多い鉄道です…最初から頭にはあったんですがね、ついあの写真の懐かしさに引き寄せられるように京都に行ってしまったのです。



さあ言い訳はここまでだ。

捜索開始。(あの「4」がもはやキロポストではないことも確認)

ウム、この架線柱。


ストリートビューで見られる踏切に該当はなかったので、前面展望動画を導入。


(ayokoiさんの動画より)

カーブ、キツすぎじゃない?先が見えないんですけど?

さすが箱根登山鉄道。



では元の写真↓


探し出した画像↓

すっごい小さな踏切。こりゃストリートビューないわ。


というわけで箱根登山鉄道・宮ノ下〜小涌谷間の浅間山踏切、確保!



どこ鉄の歴史を少し思ってしまう、感慨深い問題だった!





続いて、アガタさんからの2枚のうち、こちら。

じーっ。



…京浜急行・横須賀中央駅。


秒で確保。


素敵なリアクションありがとうございます。



理由としては、線路の幅が広いこと、カーブ、大手私鉄っぽい2面2線の駅ですぐトンネルがあることですね。

横須賀中央駅は何度か遊びに行ったことがあるので、残像が頭に残っていました。



もう1枚はあとのお楽しみに取っておきます。

(追記:手ごわいので次回へ持ち越し)




さあ続いて、綾香さんからの1枚。

出た、線路だらけ。


しかし、今回は景色も入っているので優しさが感じられます。



さて……

手前(右より)の線路4〜5本はまっすぐ延びているとして、奥のほうの線路は分岐がちらほら見える。


これは貨物線も絡んだ場所じゃないか?



綾香さんの今までの出題傾向から、新川崎・鶴見界隈と推定。

(さらに架線柱と被った向こう側にも陸橋があるのを確認)


出発。

新川崎付近には、適切な跨線橋は見当たらず。


ならば鶴見界隈へ。

新川崎・鶴見駅はおそらく一般的にはメジャーではない部類の駅だと思いますが、

東海道貨物線が四方から集散しさらに武蔵野貨物線と合流したり、横須賀線や新しく開通した相鉄直通線までも絡むなど、鉄道的には超重要地点なのです。


そんな興奮する線路沿いで、良さげな跨線橋が連続している場所を探していって……



では元の写真↓


見つけ出した写真↓

フェンスで見づらいですが、奥の建物の形も一致。

東海道線&京浜東北線と並走する京浜急行・花月総持寺駅の跨線橋からの線路、確保!


やっぱり少しでも空が見えるって大事だな!




さあどんどん行きましょう。

久しぶりの原田優理子さんから1枚。

雪。

思わず先日の越後湯沢での失敗が脳裏をかすめますが、じっとり落ち着いて写真を眺めます。

ご馳走みっけ。


「14」の文字。

完全な判読はできなくとも、色あいと数字の文脈から「こまち 14号車」の表記で間違いない。



秋田新幹線へGO。

ここも最近よく出てくる(調べる)路線だ!


まずは雫石駅から捜索。

おっ!ホームの色も似ているぞ!


なかなか決定的な写真は見つからないものの80%は確信し、10分以内に解けたらカッコ良いと思ってもらえるだろうから「もう駅名だけ送っちゃおうか」との誘惑に駆られます。



いやしかし、念のため他の駅を見てみよう……


以前も登場した角館駅。

危ない!この駅も同じ色のホームだ!



改めて問題写真を俯瞰。

駅舎の色と形を決め手にすれば良いのか。


探し出した写真↓

秋田新幹線(田沢湖線)・雫石駅、着実に確保!!

あの「14」がなければ絶望的だったな…ふーっ!



加瀬さんのも1枚やっておきましょう、数あるなかで最新の写真。

夕方の踏切。


見た瞬間に頭をよぎったのは、5年ほど前の散歩中に自分で撮った踏切写真。



なんか似てる。道路の緑ラインとか、住宅街の感じとか。

(なんでこんな写真撮ったんだろう…我ながら意味不明…そして5年前に撮ったこんな写真をしっかり覚えている自分にも不穏)

さて、この踏切はご覧のとおりJR埼京線の池袋〜赤羽間にある踏切なので、すかさず現地へ。

この区間は明治時代に山手線の西側区間と一緒に開業した古い路線なので、今でも踏切がたくさん残っています。

池袋駅から埼京線が真っ直ぐ出ているのに対し、それより後に開通した山手線の大塚方面がカーブしているのがその名残です。



しかしこの区間の踏切に該当なし。


他に、この近くで踏切といえば……ここだ。

山手線に唯一残る踏切。



では元の写真↓


見つけ出した写真↓
ビタ止め。

山手線・駒込〜田端間の第二中里踏切、確保!!


なおこの踏切は、山手線の自動運転化なども絡んでゆくゆくは廃止される予定です。この写真が貴重なものとなる日が来るかも知れません。

そして僕が撮った意味不明な踏切写真は、今日この日の為だったという事もわかりました。



まだ行きます、こちらもおなじみ中山さんからの1枚。

ホームドアとブラックジャック。


駅の構造は2面2線の地下駅か。



…さすがにこれは簡単でしょう?とタカをくくりながら「ホームドア 緑」で検索開始。

ところが、意外にも緑一色のホームドアはなかなか出てきません。



語句を微調整しながら、まず浮かび上がったのは東京メトロ千代田線。ラインカラーからいっても当然の路線。


しかし配線略図.net大先生で確認すると、

千代田線には2面2線の対向式ホーム(ホームが線路を挟み込む形)の駅がない。



続いて怪しい東急目黒線も、

該当しそうな駅はホームドアの色が違い(駅ごとに異なっている)。


うーむ。

じゃあブラックジャックでいくか。


骨髄バンクを支援する大切なポスターです。

「駅 ホーム ホームドア 緑 地下鉄 ポスター ブラックジャック 天才だけでは、救えない」等の語句を駆使しGoogleとTwitterで画像検索を展開するも、全く収穫なし。



クーッ、こんなデカデカと書かれているのに辿り着けない!



しばらく置いたのち頭を整理、やはり東急目黒線沿線が怪しいと判断。

ここ…内側に目黒線が入っていて、2面2線ではないけど島式ホーム上に壁があって遮られているケースもあるんじゃないか?


では元の写真↓


見つけ出した写真↓

やっぱりそうだったか!

東京目黒線(&東横線)・田園調布駅、手ぬるい捜索により自己採点の低い確保!


中山さんがさんざん東急沿線の写真を送ってくるのを知り尽くしているのに手間取った!悔しい!




今回はさらに行きます、ワッティさんからの1枚。

駅すぐに道路。

大手私鉄っぽい雰囲気だけど「4」の標識(たぶん4両編成の停止位置)があるのが気になる。


大手私鉄で4両…を探すのは面倒だな…


そこで画面を隅々まで拡大。

写真の店舗、上辺ギリギリに「ロイヤル…リゾート…」の文字を発見。



手段は選ばぬ。これで行こう。



検索。
おっ、意外と少ないぞ。全部見回っていこう。

軽井沢を一瞥したのち、伊豆箱根方面へ。

あ、ここだ。


では元の写真↓


すぐに仕留めた写真↓

箱根登山鉄道(&小田急線)・箱根湯本駅前のロイヤルリゾート、確保!!!


ロイヤルリゾートがなかったら相当苦労してた!ありがとうロイヤルリゾート!


さすがのワッティさんもあの文字は見逃していたようですが、今までさんざん苦しめられているのでたまには良いでしょう!




さあ続いて!日下さんからの1枚。

左側の高架は新幹線ですね。よく見るとグリーンの屋根が見えますね。東北新幹線のE5系です。


すなわち東北本線(宇都宮線)と東北新幹線の並走区間。


出発。

ご覧のとおり小山駅付近から、宇都宮付近まで両線はピッタリと並走しています。


しかしザッと見ても該当駅は無さそう。


もう一度問題写真を拡大。

新幹線と反対側に、別の線路が見える。


黄色い柵で区切られているから、別の鉄道会社という事か?



ははん分かった。



では元の写真↓


見つけ出した写真↓

東武伊勢崎線&JR宇都宮線・久喜駅、4分で確保。


宇都宮線だと思っていたこのホームは東武伊勢崎線だったけど(右隣が宇都宮線)、大した問題ではなし。


やりとり↓

毎度いいリアクションをありがとうございます。




さあ今回ラストは、ひろえさんからの1枚。

安定の殺風景。


これはキツいかもな……と思ったのも束の間、実に興味深いヒントがあちこちに。



まず線路の幅。これは幅の広い標準軌


(今回では箱根登山鉄道・京浜急行・秋田新幹線に続いて4つ目の標準軌。だから何という事もありませんが個人的にはニヤリとするポイントです)



もう一つは、車止め。

線路の両側にホームがある、終着駅。

さらに「10」の数字。これは停止位置目標で、編成両数を表しているんだろう。



関東の標準軌私鉄に「10両編成」はない。

(基本長くて8両、京急がラッシュで4両繋いで12両にするけど「10」は無い)



すなわち関西私鉄。

そして関西でも少ない10両編成がある私鉄の終着駅、、まず浮かぶのは何と言っても阪急の大阪梅田駅。


主要路線の京都線・宝塚線・神戸線が一堂に会し10面9線の規模を誇る、日本の私鉄随一の大きな駅です。


(Wikipediaより↑↓)

ああ興奮してきた。


ハァー見てくださいよ、この壮観な景色を!!


でまた阪急がすごいのが、ホームも車両もピッカピカに磨かれていること。

ほら!凄くないですか?

光り輝くホームと磨き抜かれたマルーンの電車!木目調の室内は落ち着いた雰囲気で綺麗な緑色のシートにはアンゴラ山羊の毛を使用していてフカフカ!ああ素晴らしい!行ってみたい!





えー、なんの途中でしたっけ?



これでしたね。取り乱して大変失礼しました。



うむ、写真奥に見えるホームの光り具合からして、この駅と考えて間違いなさそう。



しかし残念ながらホームにストリートビューがなく。

画像検索を駆使しても、やはりあんな画角で車止め方面を撮った写真は見つからず。


9本ある線路からこの場所を特定することは出来るのか…?



ここで頼りになる手段、京都線・宝塚線・京都線それぞれの前面展望動画を確認。

それでも各路線3本ある線路のうち、どこに到着するかは分からないけど……



では元の写真↓


3路線目でようやく到着した画像

手前の「68」の数字も一致!!

何の数字か分からないけど、このホームに到着してくれてありがとうこの電車!!!



というわけで阪急電鉄・大阪梅田駅の神戸線9号線ホーム、ピタリ確保!!!!!



なお阪急の魅力などを得意気にベラベラ喋りましたが、私自身はおそらく30年ほど前に乗ったのが最後です。梅田駅の記憶も全く残っていないので、次に関西へ行く時は必ず乗りたいと思っております。



〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


今回は以上です。



多くの写真が頂けたことが嬉しくて、つい解きすぎてしまいました。

パーティーサイズのお菓子を一気に全部食べてしまったような気分です!




さて次回は、せっかくだから今まで解いた写真の中で個人的に印象に残っている10枚を振り返ってみようかと思っています。


皆様も、もしよろしければ印象に残っている写真をコメントなどで頂けたら、大変嬉しいです。それも参考にさせていただきながら決められればと。

(曖昧な「ほらあの、地面の写真」とかでも当てるので大丈夫です)



もちろん通常運転で、未解決のアガタさんや加瀬さんの写真にも挑んでいきながら、新たな写真も大いにお待ちしております。初めての方も大歓迎です。




最後に、俳優としてのアレを。

SNSでも書きましたが、ワタクシが主演した映画「マニブスの種」(芦原健介監督)が先日開催されたSAITAMAなんとか映画祭において、グランプリを受賞いたしました。

すごい!アシケン監督おめでとうございます!ありがとう!

(読者の方はご存知のとおりアシケンさんもどこ鉄ファミリーの一員!)

マニブスチームの皆様をはじめ、映画祭に関わってくださった全ての皆様に感謝!!

そしてこの映画祭でノミネートされた全10作品が、今年の夏にどこかの劇場で上映されるようです!

ぜひ皆様にご覧頂きたいと思っておりますので、日程など詳細が決まり次第告知させていただきます。

他の作品も、どれも面白いです!




大変長いブログとなってしまいましたが、最後までお読みくださり、ありがとうございました。




ではまた!




こんにちは。



2月も終わりですね。

ワタクシは確定申告を今月中に終わらせるという自らに課した縛りを強い決意で手放す事にし、若干身軽になった気持ちで途中まで手をつけた書類に明日か明後日あたりから改めて向き合おうかどうしようかと考えております。



では、確定申告より先にやると決めたコチラをやっていきましょう。



まずはお初、僕が出演しました映画「マニブスの種」(アシケン監督)にて、カメラマンを務めて下さった西村さんからの1枚です。

3月初旬に開催される"SAITAMAなんとか映画祭"にて当作品がめでたくコンペ10作品に入賞しまして、お祝いムードで盛り上がるグループLINEの中にシレッと放り込まれた無機質な写真を僕は見逃しませんでした。

夜か。


とは言え「いい感じにヒント入ったと思ってます」とおっしゃっていた通りの写真です。

カメラマンですから、画面の中に何をおさめ何を省くかはお手のもの、という事でしょう!



一番のご馳走はこちら。

宇都宮線(東北線)。



説明不要。



もう一つ気になるのが、

左奥に見えるホームだけが延びている(ずれている?)こと。



少なくともホームが3本見えるので、そこそこ大きな駅か。



さて宇都宮線(東北線)で、3本以上のホームがある駅……



まずは大宮から始め(デカすぎ)、改めて写真を拡大してみた時。

奥のホーム、オレンジ色の柱(宇都宮線と同じ色)かと思っていたけど、よく見ると上に青いラインが入っているかな……?



このデザイン……東武ってことか?



(東武鉄道ホームページ↓)

ウム、駅名標のカラーリングが似ている。



さて、宇都宮線と東武が出会う駅といえば、

この2つ。(乗換路線図アプリより)



なお大宮駅にも東武野田線が乗り入れていますが、JRとのホームのずれ方が写真と逆なので、ここではスルー。




では元の写真↓


見つけ出した写真↓

ここは問題写真で見える隣のホームですが、これが限界。


ともかくJR宇都宮線&東武日光線・栗橋駅、テンポよく確保。




なお、後でよく見たら東武線ホームの柱の色は青ではなく濃い赤でしたが、

まあ合ってたから良いでしょう。(ちょうど問題写真と正反対の画角!)






お次はおなじみ加瀬さんからの2枚、まずはこちら。

相変わらずの都市部。

複々線区間か?



一目でわかる特徴は、

右側のホームに見えるホームドア。



こちら側のホームにはドアがなく、

より長いホームと思しきあちらにドアがある。



すなわち複々線区間で、長いほうのホームにだけホームドアがある。



=新小岩。




では元の写真↓


すぐに見つけた画像↓

(えきたんさんの動画より)


JR総武線(&総武快速線)・新小岩駅、一瞬で確保。



すぐに分かった理由。

首都圏JRのホームドア事情と言えば、まずは山手線・京浜東北線などの比較的短距離な通勤路線(おもに10両編成)から設置が始まって徐々に進んでいるところで、

総武快速線をはじめ東海道線や湘南新宿ラインのような、運行範囲が広く駅間も長い15両編成の中距離路線はまだ手がつけられていません。



そんな中で新小岩駅だけは、10両の各駅停車ホームより先に15両の快速線にホームドアがついています。



これは以前に新小岩駅の快速線ホームで人身事故があった際、マスコミがセンセーショナルな取り上げ方をした事もあってさらに事故が増えてしまい(特急が高速で通過するというのもある)、JRはあらゆる対策を講じる必要に迫られるなかで、ホームドアも特例として他の駅より先に設置せざるを得なかった、という事情があります。


航空写真でも、屋根がブルーに透けているのが分かります。青い光には心を落ち着ける効果があるそうです。


他にもさまざまな対策がしてあるそうで、まあそんなに愉快な話ではありませんがね、とにかくJRの努力(苦労)には頭が下がる思いです。


そして新小岩は賑やかな下町といった感じの素敵な街です!(隣の小岩はディープな街)




次!もう1枚。

夜シリーズ初期の写真。


去年の11月にもらって以来、手付かずだったものです(だって暗くて見えないんだもん)。


しかしだんだん保存期間が長くなってくると、他の新しい写真を解く時にもフォルダの中でチラチラ目に入ってきて精神衛生上あんまりよろしくないので、ここで気合いを入れて解くことにします。



さて。

・十中八九JR

・ホームは2面4線

・複々線区間?(線路が奥でまとまっている様には見えない。むしろ広い?)

・緩やかなカーブ

・ホームドアがない

・ホームの長さが揃っている

・右側に黄色い柵と、鉄道用地と思しき場所にトラック

・なので高架駅ではなさそう


要素はこんなところ。



そして最大のヒントは、

オレンジ色の乗車位置案内。



首都圏のJRでオレンジ色のラインカラーを用いた路線と言えば、中央線・東海道線・高崎&宇都宮線・そして湘南新宿ライン、念のため武蔵野線あたりか。(他の色より圧倒的に多い)

いずれもホームドアはまだ設置されていない路線のはず。



まず頭に浮かぶのは、東海道線の戸塚駅。

東海道線と横須賀線が並ぶ駅で、確か緩やかにカーブしていた気がするぞ…!


すかさず現地へ。

カーブが逆。



ちっ!


そこから中央線、宇都宮線、高崎線、武蔵野線とオレンジ色の路線を手当たり次第に捜索するもSUKAの量産体制。



たまらず検索も導入。

2面4線だつってんのに飯田橋(1面2線)ばかり出てくるし。


JRの検索なのに前回の西武まで顔を出してくるし!



もうちょっと人の言うことを聞いてほしいな!!!




いま一度写真に戻ります。

どうも、中央線で失敗したからこその感覚だけど、15両編成が停まる長いホームに感じるんだよな……(中央線は10両)。


ひとつ不可解なのが、オレンジ色の乗車位置案内がホーム内側には無いこと。

これはどういう事だ…たまたま?たまたまなんてあるか…??



とにかく、15両編成が走る区間……しかし東北本線も高崎線も探し尽くした気がするが……どこか見落としがあったのか…??


そしてホームの乗車位置案内でもう一つ気になっていたのが。

(高崎線・宮原駅)

このようにオレンジ色だけではない、2段構造の案内の駅が目立ったこと。


今回1問目の宇都宮線・栗橋駅↓

やっぱり2段。



問題写真はオレンジ色の表示だけ。



どういう事だ……この路線じゃないのか……?



ここでハッと思いついたのが、湘南新宿ラインと埼京線が同じ線路を走る区間、すなわち池袋〜大崎間。



湘南新宿ラインは15両編成、埼京線は10両編成のため、ホームの端には湘南新宿ラインの電車しか停まりません。
(ホームの先頭で待っていたら短い編成が手前で停車したので慌てて走る、という経験は一般的なあるあるですよね)


さて新宿駅の案内↓

右側にオレンジ色のみの表記。


このラインだ。



では元の写真↓


ようやく辿り着いた画像↓

広角レンズなので曲線の印象は違いますが、ポイントは右側の黄色い柵とその向こうの道路に見える消火栓の標識。


ホームをもう少し進むと、

問題写真と同じホームの継ぎ目。



JR埼京線&湘南新宿ライン・大崎駅、夜のせいで苦労しながらも何とか確保!!!



苦労した最大の理由がこちらです。

大崎駅はもちろん山手線も通っている、全部で4面8線の大きな駅。

しかし山手線(一番左の線路2本)との間を遮るように、貨物線の高架が通っています。


この向こう側に貨物線の高架(と山手線)があるとは、さすがに分からない。



これだから夜はもう!





さあ今回ラストは、またしても映画祭入賞おめでとうございますなアシケン監督からの1枚。

一目見てヤバそうな写真。


錆びついた線路と、小さな変電所?と、奥には陸橋と改装中のマンション。

ある程度郊外のほうかな……


微妙に「廃線?」という疑念も頭をかすめますが、架線が張られているからその線は薄いか。



とにかく普通の電車が走る線路には見えない。

石の柵も何だかくたびれているし、でも敷地は若干広そうだし、、どういう場所なのか全然掴めない。



とにかくまずは貨物線を調べてみよう



最初に向かうのは神奈川県の川崎・鶴見界隈の工業地帯。貨物線が1本だけ独立しているような区間を探します。

鶴見線の旅客線自体は全線複線なので、そこから分かれるような線路を拡大してじっくり捜索。


お、ここ1本だけ分かれてるぞ!


とりあえず見てみよう!

カッコイイ名前の道路。


違う!非電化じゃ話にならん!


この地域の捜索を無事終え、次は京葉工業地域へ。あのあたりには京葉臨海鉄道という貨物線が網目のように通っているはず!


しかし。

こちらも非電化。



首都圏でも貨物だけが走るような線路は、非電化になっている区間が多いのか……。



ここでハッと思い出したのが、新川崎付近でJR南武線と武蔵野貨物線を結ぶ短絡線の存在。



普通のGoogleマップ↓

これじゃ、どこにあるかサッパリ分かりませんね。


では航空写真に切り替えてみましょう↓

ほら出てきた。

まだ分かりません?ではさらに拡大してみましょう。

これです。



まともな人が知る由もない(必要のない)線路の存在を知っているのが深刻なマニアなんですよ。



ここは電化されていて、しかも通過する列車が少なかった(=線路が錆びている可能性大)はず!



さあアプローチ。

全然違いました!


得意気に画像まで貼ってベラベラ喋っといてこの体たらく!失礼しました!




うーむ。

貨物線をかなり捜索したけど、ここまで線路が錆びている区間はなかったな……。



「貨物線 変電所」の検索を導入するも、

どこまで潜ってもあの小屋は出て来ず。



やはり貨物線ではなく、単純に列車が走らない区間なのか?

いやでも、列車が走らない区間なのに電化されているってあり得る?



脳裏をよぎる以前の写真↓

(出題:ワッティさん)

ここは行き止まりの駅で、電車が手前に停車するから錆びてるんだよな……



あっ!久里浜!!!



横須賀線の久里浜駅は行き止まりの駅なんですが、線路が駅から少し先まで延びているのを思い出したぞ!

この区間じゃないか……?



降臨。

草ぼうぼう。
住宅密集、陸橋なし。


惨敗。

一旦捜索断念。



このあたりで冒頭の西村さんの写真を解きグループLINEに投稿したところ、
アシケンさん「僕の写真もはやく解いて欲しいな〜w」


クーッ!!!


3月5日の上映会で会うまでには解かなければ…どんな顔でニヤニヤされるか分かったもんじゃない…!


ここで閃いたのが、以前の芦原温泉駅の写真。

あの時は写真の日付をわざわざ改ざんして僕を混乱させようとしたアシケンさん。


今回は逆に、あの時の写真を今ごろ送ってきたんじゃないか……??



これは良い推理かも知れない。
鼻の穴を膨らませながら福井へ、まずは福井鉄道。

架線柱の形は良い感じだが、やはり線路が錆び付いていない……!



福井・金沢の私鉄捜索無事終了。



流れのままに、以前捜索した写真のフォルダから似たような架線柱を探し出す作業。

(出題:綾香さん)

伊予鉄道、架線柱が似ているぞ!線路も良い感じだ!


問題写真↓

ほら!


もう四国だろうが場所なんて構ってられない!とにかく行こう!


伊予鉄道全線捜索敗北。




その後、岳南電車・福島交通などの地方ローカル私鉄をめぐる旅も一切の収穫なし。




捜索の限界。気力もなくなり。




ローカル私鉄でもない、貨物線でもないとしたら、本当に地図にも書かれていないような線路って事になるぞ……そんなのどうやって探したらいいんだ……?!




後日。

99%打つ手が尽きた状況で縋ってみるのは、最初に少しだけ調べて専門的なページの波に飲まれ、あっさり手放したこちらの要素。

変電所の謎の機器に書かれた文字。



隠れているけど、おそらくDCCT。

ACが交流でDCが直流、その程度の知識しかない。



とりあえず改めて検索。

ア"ァ"ーーーーーッ出たァーーッ!!!!!



なんで、こんな、最初っから試せそうな語句の検索で急に!!!!


とにかく次の画面へ。

この小屋だ……間違いない……!

え、外房線の安房小湊?



とにかく現地へ。

マジか!全然思ってたのと違う場所……!


(さらに拡大)

ここか……ここだったか……ホームの裏に延びる謎の線路を写したのか…!



では元の写真↓


ようやく辿り着いた写真↓


マンション(リゾートマンションぽかった)改装中の様子も押さえておきます↓


というわけでJR外房線・安房小湊(あわこみなと)駅、さんざん苦労を重ねた末に初歩的な検索だけで確保!!!



クゥーあの膨大な時間は何だったんだ!



先ほどの小屋が写っていたありがたいページによると、

あのホーム裏の線路は「訓練線」とのこと。

何の訓練をするのかは分かりません!それでもこのページがなければ(あの小屋を写してくれなければ)絶対に辿り着けませんでした!ありがとうございます!!!




なお、解いた後にアシケンさんから送られてきた「現地を散歩してた時に見つけた不思議な場所」の写真↓

なんだこの踏切!いや踏切とも言えない!!

ガッツリ外房線の営業列車が走る線路だぞ!?



吾妻神社という小さな神社の参道に、この珍しい場所があるようです。



地元の人だけが利用している「勝手踏切」はたびたびニュースで出てきますが、それ以上とも言えるこんな踏切?があるんですね。まだまだ知らないことばかり。


それにしても「夢に出てきそう」と思うのは僕だけでしょうか。

実際こういう線路の夢はよく見るんですが。



〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


今回は以上です。



当初は安房「小湊」駅と、遠く離れた小湊鉄道との関係などもコラムにして書こうと思っていたんですが、記事が長くなり過ぎて鉄分過多になるのでまたの機会にします。



なお「どこ鉄」は次回でちょうど100本目ということになります。

ここまで続いたのは写真を送ってくださった皆様と読んでくださる皆様のおかげです。本当にありがとうございます!



そして今、強めに、新しい写真をお待ちしております。



(このままだと100本目が加瀬さんのエスカレーター写真だらけになってしまう)



切に、お待ちしております!!




ではまた!


こんにちは。



今週はオンラインの戯曲読みから始まりオンライン会議、はてはオンライン配信イベントの設営にオペレーションと、時流のラインにオンした感じの日々となりました。



現場が一番と思うアナログ人間ですが、オンラインでも人といろいろ話せることって大切だなと改めて思う今日この頃です。はやく友達と会ってどうでもいい話をしながらワイワイ飲みたいけど。




さあそれでは、誰とも会話をしないコチラをやっていきましょう。




まずはお初、込山さんからの1枚。

てっしーさんと同じく映像仕事の頼もしいスタッフさんです。先日スケジュールの件でやり取りをした後、極めて自然な流れで鉄道の写真がペッと送られてきました。

スケジュールの件は分かったからこれを解けという事ですね?わかりました。


深夜につき当然飲酒中でしたが、ここぞとばかりに仕事モード突入。



まず写っている車両はJR西日本の223系。

新快速などに使われている西日本のエースです。


後ろの駅舎が大きく、ホームも何本かありそうだから大きな駅か。

撮った地点は待合室の中かな?向こうに見えるホームとけっこうずれているようだけど…。



何より、雪。



=米原のほう。



あの地域で今年の積雪がすごいのは、たびたびニュースでやっていますね。



ひとっ飛び。

調べるうちに新幹線ホームの窓から撮影したと断定。
そうだ米原駅は、新幹線では数少ない地上にホームがある駅だったな…だから在来線と高低差がないんだ!


しかし、得意の酩酊も手伝って画像探しに難儀。

この地点からだと、問題写真↓のホームが見えないな……


このホームだけ先に途切れてるんだよな。



途中で引っぱり出した我が家の資料↓

(鉄道ジャーナル2011年2月号「分岐駅の素顔」という特集の神回)
駅舎は合ってる。最初から分かってる。でも問題写真のホームはたぶん右端で切れちゃってる部分なんだよな…!



この日はとりあえずの正解を出しまして、後日シラフで記事を書きながら体裁を整えます。



では元の写真↓


見つけ出した写真↓

(画像:かのえ かなさんのブログより)
実際に込山さんが撮影したのは、この写真の真ん中付近からでしょう。



というわけでJR東海道新幹線&東海道本線&北陸本線・米原駅、手厚く確保。




それにしても世の中、いつどんな状況で問題が来るのか油断はなりませんね!皆様もお気をつけ下さい!



写真が来た時のやりとり↓

思ってくれて嬉しいです。





続きまして、おなじみ中山さんからの1枚。

壁。



(中山さんの近くにいた人は、こんな場所で何を撮ったのか不審に思ってないだろうか?)



さて最近は壁の写真も増えてきていますが、落ち着いて眺めるのは、おそらくホームドアに反射したここ。

小田…原かな。

まあ小田…ときたら原か急しかないし、どっちでも良いけど。


捜索中の僕と同じようにスマホを逆さまにしてくれてありがとうございます。




さあ小田急ですね。



もう一度俯瞰の絵に戻ると(これが俯瞰と言えるのかはさておき)、

手前から、ホーム(ドア付き)・見えないけど線路・壁の順になっている。



すなわち島式ホームの駅。

小田急の特徴として島式ホーム1面の駅はほぼない。おそらく2面4線以上の駅だろう。

そしてこういう壁があるのは高架駅と相場は決まっている。



新宿方面から頭に浮かべていって、最初の怪しい駅は代々木上原。


ここだな。



画像が3年前なのでホームドアはまだ無いけど、おそらく間違いないだろう(念のため確認した登戸駅は壁が透明)。



ただ、これだけでは物足りないので完璧に同じ場所を探し出してやろうと思います。


駅構内をストリートビューで徘徊開始。


いくつか気づいたのが、

・鉄柱上部の形が違うものがある(問題写真と↑ストリートビューの差異)

・左端の「…ep」(おそらくstep?)を探そうと必死で壁を凝視するも、ホームドアに書かれている文字だと最後のほうで気づく

・右側の広告と思われる枠は、現在空白なのだろうか?



ホームドアのガラスに透ける「線路内立入禁止」看板の間隔と鉄柱の形、それぞれの位置関係などを注意深く見ていって……


では改めて元の写真↓


見つけ出した場所↓

完璧。



もはや壁の黄ばみ具合まで一致。



小田急小田原線・代々木上原駅、持ち前の粘着心で確保!





さあ今回ラストは、親友ガクちゃんからの1枚。

去年の11月にもらって全く手出しできずにいた写真です。

手がかりスベスベ写真。


けっこう色々写っているはずなのに、何も語りかけて来ないのは何でだろう?



とにかく要素を並べると、
・電化された路線
・線路の幅は一般的な狭軌(1067mm)
・枕木がしっかりコンクリート=幹線クラス
・ホームがカーブしている
・屋根が端までかかっている=やはり幹線であり都市部の駅?
・なのに線路の両側に緑
・ホームに特徴的な乗車位置表記は無し

これでは電化方式は分からない。

左側の状況も見えないけど…向こうに見える線路は2本かな…とりあえず1面2線の島式ホームと仮定するか…。



そしてなんと言っても、線路の反対側にある謎のホーム。

なんだこれは?


ホームなのか?縁に黄色い線は見えるけど…黄色い線ってふつう縁にないよな…等間隔に立ってる柱はなんだろう?


何より線路とちょっと離れてるのがすっごい気になる。これでは車両との間隔がありすぎて乗り降りはできないだろう。


なんなんだこれは??




線路を挟むように反対側にもホームがある構造と言えば、正解は別にして都心部の原宿や千駄ヶ谷が思い浮かびます。

(原宿、思ってたより鬱蒼で驚く)



イメージ的にはこういう感じなんだよな…!



とにかく検索開始。

検索のなかで「臨時ホーム」という語句が気になったので加えてみるも、上手くはいかず。



(カーブ・ホーム・離れてるが揃うとカーブ途中にあってホームとの隙間が危ない駅ばかり出てきて難しい)



うーむ。

これは、新しく作っている途中のホームなんだろうか?

それとも使われなくなったホームなのか?


人が入らなそうにも見えるし、等間隔の柱がホームドア設置の土台みたいにも見えるし…どっちなんだよ!!!


「新ホーム」「旧ホーム」語句を入れ替えた検索もヒットせず(ちょっと言葉を間違えると大量の家が出てくるのでさらに参る)。



これでは捜索に出るどころではない…何か他に要素は無いものか。

謎ホームの向こう側、擁壁の上に有刺鉄線つきのフェンスがある。



これは、、空港とか基地関係の用地が隣接しているんじゃないか?



そこで思いつくのは米軍横田基地に沿って走るJR八高線。

行ってみよう。

しかし、基地と隣接した地点には駅がない。



流れでマップに「空港」「基地」と入力し全国展開を図るも、根拠がうっすらしているため当然の敗北。




ウー、全く掴める気がしない……

なんだろう、人で言うと背中からお尻のラインだけを見せられて「誰でしょう?」って言われてる感じ。



反対側によくわからないホームという最大の特徴があるのに、よくわからないから探しようがなくイライラが最高潮に達します。




もう爆死覚悟で捜索に出るしかない!



最初に並べたように、

・電化された幹線クラスで

・1面2線のホーム構造で

・屋根が長いから都市部の駅で

・でも緑があって建物がないような場所の(この矛盾がほんとややこしい)

・カーブのある駅

を探します。



この際、反対側のホームは全無視だ!あんなもの!!!



〜捜索した路線〜

東海道本線 中央本線 東北本線 鹿児島本線 長崎本線 日豊本線 身延線 両毛線 西武秩父線………



日本列島を北から南まで直流も交流も関係なく捜索、予想どおり無事に爆死。



途中、いちばん惜しいと思ったのは中央本線の韮崎駅ですが、

それでもこの違いっぷり。


全く太刀打ちできていない現実。



いつものように夢に出てくるなどして数日、改めてゾンビの目で写真を眺めます。

ホームの左側、見えないけど、もう一本あると仮定してみようかな……



2面4線で探してみるか……もうそれぐらいしかやれる事がない……




力ない指で検索。

おおぅ??




全国でSUKAを重ねてきた目がピタリと止まります。


これ……何……いきなり出てきたんですけど……絶対ここだ……!




では元の写真↓


ようやく見つけた写真↓

作ってんのか壊してんのかどっちだよ!!!



西武池袋線・入間市駅、さんざん苦闘したあげくホームを1本増やしたとたんに確保!!!!


クゥー難しい問題だった!
また西武で苦労させられて悔しい!


謎がおさまらないので↑の写真のブログ(でんしゃ観察レポートさんのブログ)や他の記事で確かめたところ、


この右側のホームはもともと有料特急専門のホームでしたが、最近は使用されなくなったので解体が進んでいるとの事でした。


なるほど、ブログの写真から少し解体が進んだのが問題写真(だからホームとの間隔が広がってる)だったんだな……!


もう一つ残った謎が有刺鉄線。
駅の隣には何があるんだろう?

何も表記のない茂み。ますます気になる。



入間市駅前の森で検索

やはり米軍基地の跡地だったか!



そういえば航空自衛隊入間基地もあるし(実際の所在地はお隣の狭山市)、昔から軍や自衛隊と縁が深い土地なんですね。



ワタクシは少しばかり基地跡好きの気がありまして、府中のトロポサイトとか横浜の上瀬谷通信所跡地とかわざわざ散歩しに行った事がありますが(その時の写真↓)、


入間市にもあるとは知りませんでした。こっちの方は趣味としてはまだまだですね。



〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

今回は以上です。



最近は解いた写真の答え合わせ的なことをよくやっていますが、それが次の捜索への糧になっているかと言うと全く実感がありません。



また次回も苦労していきたいと思います。



最後までお読みくださり、ありがとうございました。



ではまた!