どこ鉄 〜海は広くて大きい | 菅野貴夫の野球電鉄

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俳優・菅野貴夫のブログです。
「どこ鉄」とは、友人から送られてきた鉄道写真を、それがどこで撮られたものかを推理・検索・悪戦苦闘しながら解いていくシリーズです。

こんにちは。




前回、恐るべき途中の景色を送ってくれたワッティさんから、非常に気になるコメントが入りました。



「どこ鉄のヒントにならないか不安になってFBに旅行情報とかあげるのに躊躇するようになった。すごい影響力!笑」




なんと!

万が一このコメントが某会長の目に入ったら、「貴君のブログは写真の画角のみならず人々の投稿をも〜」と、また荘厳な顔をされる案件です!




どうか皆様、気にせず写真を送ったり旅の投稿も楽しんでくださいませ。



楽しい思い出をSNSに書いて友人たちと共有するほうが、僕ごときに写真を当てられるより大事でしょう!






さあ、新たな犠牲者を出さないように注意しながら(どうやって)、始めていきましょう。





まずは加瀬さんからの2枚。

また勢いを取り戻してきたか……!



1枚目。

久しぶりの地下鉄。



ガラスの向こうの通路に、歴史を感じそうな掲示物がありますね。




しかし第一の注目はここ。

4番線。


この色は都営大江戸線でしょう。浅草線も似た色ですが、構造物の新しさが大江戸線ぽい。




ここで頭の中のデータ抽出。

……皇居の外堀沿いにある市ヶ谷駅には、地下駅構内に江戸城の石垣が保存されているゾーンがあります↓

問題の駅も、江戸時代からの史跡などが近くにある駅ではないか。




この市ヶ谷駅には大江戸線は通っていないので、同じく外堀沿いにある隣駅・飯田橋駅を取り調べ。

しかし、飯田橋駅の大江戸線ホームは1.2番線。




次に思い浮かんだ青山一丁目駅も調べ、その時に分かったのが、

都営地下鉄と東京メトロは、それぞれ別々にホームの番線を決めている駅が多いこと。

飯田橋駅で言えば、東京メトロが東西線・有楽町線・南北線でメトロ通しの1〜6番線、大江戸線は都営独自で1〜2番線を付番しています。




という事は、都営地下鉄の他の路線も通っている駅だな。都営は都営で、通し番号になっているんだろう。




飯田橋に近い春日駅(大江戸&都営三田線)を見て人違い、次に目を付けたのは都営浅草線との接続駅である大門駅。

近くには東京タワーや、歴史ある増上寺があります。

よし、大江戸線が3.4番線だ。




さらに目をこらして。

地下3階のここの場所、エスカレーター2機と階段があって、灰色のところは駅構外の通路に見えるぞ……




では元の写真↓


目を付けた地点の写真↓

完璧。



都営大江戸線(&浅草線)・大門駅、朝飯前の確保。



ストリートビューがくまなく網羅されていたおかげ!ありがとうございます!





では2枚目。

郊外の駅。



まず目につくのは線路の幅の広さ。標準軌(1435mm)でしょう。




以前の写真で京成千葉線の千葉中央駅があったので、直通先でさらに郊外の京成千原線をすかさず捜索。



の前に、駅構内の配線を確認(久しぶりだ…)。

島式ホームがあって、両側の線路がトンネルに向かっている。



その間に、両線を繋ぐ「渡り線」がある。



絵にすると、こういう感じですね↓



そして本家・配線略図先生もこれまた久しぶりのご登場。

あれ、、、絵と同じ構造の駅がない。



唯一島式ホームを擁するちはら台駅も、案の定で人違い。





……じゃあ標準軌つながりで京急か!



何度か解説しているように、関東の標準軌私鉄は京成電鉄系列(新京成・北総鉄道・芝山鉄道)と、直通する都営浅草線・京浜急行電鉄のグループのみです。




どうせなら一番の郊外から探してみようと、京急久里浜線を略図先生で視察開始。

1駅だけあるな……すぐ行き止まりになってるようだけど、とりあえず見てみよう。


出たっ!


元の写真↓

京急久里浜線・京急長沢駅、東京湾をぐるっと回り込んで確保。




解けたらすぐ、マップの加瀬さんリストに登録。

自分のアカウントでやると色々わずらわしいので、加瀬さん中山さんのリスト入力には「九品仏のおもしろおじさん」アカウントを使用しています。以前とあるイベント用で作ったのが、こんな所で役に立つとは。




それにしても、プロファイリングというより終わらないスタンプラリーのようになってきました。




…これとは別に、今まで解いてきた全ての駅(地点)を入力したデータを出してみたら、どうなるんだろう…?ちょっと興味深いな!興味あるのは僕だけかな!






さあ続きまして、透水ディレクター奥川さんからの1枚。

かなり激しいカーブの標準軌。


駅すぐのところに、踏切も見えます。



奥川さんは大阪の方なので、同じ標準軌と言えども関西私鉄でしょう。関西には関東以上に、標準軌の私鉄がたくさんあって規模も大きいです(近鉄・京阪・阪急・阪神・山陽)。




さて、この写真一番の注目点は、奥に見える緑色の柵。そしてカーブ内側の、赤茶色むき出しの鉄骨。


おそらく高架化工事の真っ最中。




東京でも関西でも(福岡県の西鉄でも)、都市部では「開かずの踏切」をなくすための立体交差事業が盛んに行われています。




まずは「阪神 高架化工事」で検索、しかし該当しそうな地点は見当たらず。




次は阪急。

(鹿島建設サイトより)




淡路駅を中心として、X字状に交差する京都線と千里線で工事が行われているんだな。




まずは千里線から捜索。なんとなく京都線よりカーブが多そう。(阪急はほとんど乗った事ないので勝手なイメージ)




千里線の工事区間で一番南の柴島駅を見たところ。

おや。駅すぐに踏切があって、その後にカーブしている……




では元の写真↓


探し出した写真↓

奥にあるビルの窓も一致。



阪急千里線・柴島駅、工事期間中に素早く確保!




それにしても柴島(くにじま)、初見では絶対読めない駅名。




奥川さんは「けっ。ホームを見せたから分かりやすかったか」と言われてましたが、今回はホームではありませんでした。




何より悔しがってもらえるのが一番の栄養。






さて、今回ラストはヒザイさんからのこちら。

船は無理だと言った先からこれですよ。




まったくもう!






まずは「直島 フェリー」で検索開始。





直島というのは瀬戸内海にある、アートで有名な島です。



時間堂時代、ヒザイさんはここに遊びに行ってた気がするんだよな……というおぼろげな記憶一点張りの検索。




しかし。

思うような画像は出て来ず。




……どうやって調べればいいんだろう。




この写真、陸が近いのは良いんですが、

肝心な部分が手すりと被って非常にイライラします。



堤防?桟橋?がここから陸に続いてるんだろうか?

左側は海なのか…?




肝心の船の様子もわからないし!





……とりあえず愚直に「フェリー 集合場所」で検索してみます。見える文字はそれだけなので。

なるほど。




意味は分かりました。





……諦めずに進んでいくと、この検索の中で少し引っかかる画像が見つかりました。




宮島行きのフェリー。





宮島……観光地だ!




捜索を進め素晴らしいサイトを発見。


うんうん、非常にいい感じだ!



ではマップで、島の様子を見てみよう。

………




なんというか、角度がしっくり来ない。




問題写真↓

やはり左端は陸が途切れている。



宮島では、船がどんな角度で入ってきても、このような景色にはならない。




さらに、この写真に見切れそうなイス。

白と青。



先ほどのサイトでは、どの船にもこの配色のイスは見当たらなかった。




……宮島ではないようだ!





仕切り直し。

先ほどのサイトで「展望デッキ」なる言葉を手に入れたので、さっそく活用。

ああっ!!!



白と青のイス!!!




……渡嘉敷島だと???




問題写真って沖縄っぽかったっけ?と訝しむ気持ちもあるけれど、とにかくあのイスを見過ごすわけにはいかない!



写真の記事へアプローチ。

ナヌ?



よりによってあの船と同じ場所から出ているのか!

忌まわしい写真だ!




あの時さんざん漂った座間味島の隣、渡嘉敷島へマップで接近。

港はここか。



船の角度によってはありうるぞ!!




さあストリートビュー↓

山がスッパリ。違った!



問題写真↓

やはりここは沖縄っぽくはないか。





……沖縄かどうかは別として、人が旅行を楽しんでいる時の写真を見て、独りで苦しんでいる私。

これもどこ鉄の真髄。




本当に何をやっているんだろう俺は!





……ともかく、当てさえすればこのわびしい構図は変えられるんだ!多少は!そう信じるしかない!






先ほどの「フェリー 展望デッキ」検索に戻り、他に目ぼしい船はないか探していきます。

出たっ!いい座席だ!




→南海フェリーも無罪。





「伊豆 フェリー」など地名に絞った検索や、

「名門大洋フェリー 展望デッキ」など社名を含んだ検索で打開しようとするも、一向に成果は上がらず。




千枚を越える画像を眺め続け、全部の船が疑わしいんじゃないかという状態に入っていきます。

この船だって、あの2階席に行ってみたらどんな様子か分かったもんじゃないぞ!






もはや画像検索は限界、完全なる行き詰まり。

このままでは刑事としても失格なメンタルだ……。


船がダメなら陸でいくか……





こうなったら覚悟を決めよう。

全国版マックスマップルで「左側が海になっていそうな港」を探し出してやる。




まずは瀬戸内海から。上記の場所は、

拡大してみると違った。



この島は?

角度はいいぞ!


惜しい!けど違う!



改めて最初の直島はどうだろう?

違うか……フェリー発着港ではなく漁港っぽいし。




ひとくちに「港」と言いましても、いろんな役割の港があるんですね。





…………そんなの分かるか!俺は鉄道マニアだぞ!ちくしょう!!!




港を見続けてきて、特に引っかかっているのが。

この問題写真の堤防(桟橋?)、斜面になっていて、かなり太そうなんだけど……




けっこうな数の港を調べても、なかなかこんな太い桟橋は見当たらない。(マップじゃ高低差は絶望的に分からない)

徳島とか和歌山とか大きな港にはあるけれど、当然のごとく街の様子も全然違う。だから本土ではなく離島側の港なんだろうけど……。





瀬戸内海は諦めました。(島多すぎ)





次は……伊豆諸島に行ってみるか。




ここまでの段階でも、チラッと見ることは見てたんですが。


その時のGoogleマップ↓

大島町の港は該当せず。



今回導入したマックスマップル↓

ほう、上のほうにある「岡田」の港にも船は発着しているんだな。



マップで接近。

……!!!



この防波堤……!!!

こんなに太いのは今までなかった……




これは、、、




すかさず港に上陸。

ここだ。間違いない。


問題写真拡大↓


よし、どうせならもっと近い写真を探してやろう。



では元の写真↓


ついに辿り着いた写真↓

屋根の上が独特な形状をしている建物も一致。




伊豆大島・岡田港、執念の確保!!!!




さらに粘着心を発揮し、船の動画を捜索。


絶対に探し出してやろうと思ったデッキ↓

写真を撮った地点はここですね。




よーし、スッキリした!!!!





しかし何というか、終わってみれば伊豆大島というのは至って自然な話ですね。瀬戸内海を中心にしすぎたから余計な苦労をしてしまった!





最後に行っておきます。




このブログは、「どこ鉄」です!




そこの所をどうか、よろしくお願いします!




(フェリーのことばかり調べてたら、乗りたくなっちゃったけど!)



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今回も長々となってしまいましたが、最後までお読みくださり、ありがとうございました。




ではまた!