どこ鉄 〜失敗と成功の繰り返し | 菅野貴夫の野球電鉄

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俳優・菅野貴夫のブログです。
「どこ鉄」とは、友人から送られてきた鉄道写真を、それがどこで撮られたものかを推理・検索・悪戦苦闘しながら解いていくシリーズです。

こんにちは。



毎日暑いですね。いかがお過ごしでしょうか。



ワタクシは冷蔵庫の中に物をしまおうとしたら水のようなものがビチャッと跳ねて目を直撃し、水とは思えない強い刺激で「痛い!え、何?冷蔵庫の中に酸性の液体…ギョーザが?何かの化学反応?なぜ?!」と混乱したわけですが、よく見ると上の棚に寝かせたレモン果汁のふたが1ミリほど開いていました。

このわずかな隙間から、気づかないうちに1滴1滴丁寧に抽出され池となり、しまいには僕の目の中に入ってきたということですね。



もったいない上に、濡れたギョーザの袋で大騒ぎした自分が情けない。



クエン酸で掃除ができたと前向きに捉えるしかありません。

(「立てときなさいよ」と思うでしょうがそのスペースが無い)




さあ気を取り直してやっていきましょう。




まずは中山さんからの2枚(同一駅)。

つくばエクスプレスかな。

つくばエクスプレスだな。




2枚目の写真の奥で、線路の配線が複雑になっているのが見えます。



すなわち八潮か守谷。(この両駅には車両基地や引き込み線がある)



まず八潮。

壁のデザインが違う。



守谷。

ここだ。



という事で、もう1枚の写真も↓


仕留めます↓

あ、上下逆だ。

下のほうが元の写真で、上が見つけた…まあどっちでも良いか!

いい画像を見つけると、時々フォルダの中で問題写真と区別がつかなくなります。これも訂正入れなかったら多分バレなかっただろう(笑)




ともかく、つくばエクスプレス・守谷駅(茨城県)最高時速130キロで瞬時に確保。





一瞬でつくばエクスプレスと分かったのは、構造物が新しめなのと(2005年開業)、なにより車両の屋根の上が複雑だからです。

これはつくばエクスプレスの電化方式が守谷から北で、直流→交流に変わるため。

(なぜそうなっているかの説明は長くなるので省略)

(なぜこれが車両の屋根と分かるのかという点については見たら分かるとしか言いようがない)




両方の区間を走行できる交直流電車には、複雑な機器が搭載されているという事ですね。




ちなみに全車両を交直流電車にすると非常にお金がかかるため、守谷までしか走らない直流型電車も多数在籍しています(こちらは屋根上すっきり)。


↑の写真がたまたま交直流電車だったのは幸運でした。






お次は、ありぴーさんからのこちら。

いい景色。



最近地面ばかり追いがちな目にはオアシスのように映ります。




さて。

この山。





どう見ても富士山。




富士山が、山の向こうに見える路線ね……。


そして線路や構造物の感じ。


以前に出てきた身延線に似ている気がします↓

ほら。


伝わりづらいかな……

とにかく、身延線沿いを捜索開始。




風景の感じから、静岡側ではなく山梨側の盆地で撮っただろうと推測。

このあたりだろう。ちょうど富士山の手前に山があるし。



マップを拡大し、カーブがあって橋(ガード)のある場所を探します。

この駅。



カーブの途中でガードがあるぞ。




すぐさま画像を確認。(ひとつの予感を持ちながら)



では元の写真↓


探し出した写真↓

やっぱり出ましたご本人。




このパターン良いな!




JR身延線・善光寺駅(山梨県)、偉大なる霊峰の下で確保!


そして善光寺という名前に反応する私は元長野県民。
この駅の近くに甲斐善光寺という、長野市の善光寺とも繋がりのあるお寺が建ってるんですね(戦国時代に武田勢と上杉勢のドンパチで色々あった関係らしい。日本史に疎いので記述が雑)。





お次は、加瀬さんからの1枚。

よくある都市型の私鉄。



一番の注目点は、線路の幅が広いこと。



=京急電鉄・京成電鉄とその仲間たち。



さらに。

X型のポイント(分岐)。



これはシーサスクロッシングと言います。

終着駅の手前によくある構造ですね。



さあ配線略図大先生の出番。


問題写真で駅構造が2面2線の対向式ホームなのも確認し、その構造でシーサスクロッシングがある駅を探します。
……思ってたより少ないな。


京成、京急、北総鉄道、新京成をぐるぐると捜索し、疑わしい駅はマップで確認という作業を繰り返しますが、思うように見つかりません。


途中、京浜急行の三浦海岸駅。

↓↓↓

シーサスクロッシングの手前にガード。違った!



一番惜しかったのが、新京成電鉄の新津田沼駅↓

……微妙にポイントが駅から近い!


景色も違うか!





…疑わしい駅は全て捜索した気がしますが、見つけることができず。


うーむ!



都市のような、郊外のような……。




何か大事なことを見落としているのか?

もう少し、絞った捜索はできないものか…?




ここで注目したのが。

「普通 90」の表記。



おそらく制限速度の標識でしょう。



検索。

これだ。



京成独自の表記だと。



そして問題写真では「普通」のみ書かれている。



という事はおそらく、普通(各駅停車)しか走らない路線。



=京成千葉線・千原線のみ。



その中で、シーサスがあるのはここだけ。




もちろん先ほども捜索しましたが。

ほんとに?こんな県庁所在地の真ん中だよ…?

すぐ横にJRも通ってるよここは……?




とにかく論理的にはここしかないので、再び画像を執念深く確認。



都市感が強くて、さっきは途中で引き上げちゃったんだよな……今回は深くまで行くぞ……!




では、元の写真↓


やっと引きずり出した写真↓

京成電鉄千葉線・千葉中央駅、一旦スルーから何とか確保!



いやー、想定より苦労した写真だった!




解けた後に気づいた事ですが、写真の奥をよーく見ると。

隣に架線柱が見えます。


並走していたJR(外房線・内房線)がここでせり上がってきていたのか!




加瀬さん曰く「JRが走っていないタイミングを狙った」とのこと。



まさに狙い通りやられた。不覚!

それでも架線柱にさえ気づいていれば……もっと写真をよく見ないと!!





ラストも加瀬さんからの1枚。

「一緒に狂った線路を見に行ってくれた同志が?」と最初は裏切られたような気分でした。



しかし落ち着いて見ると、これはプレゼント。



この場所こそ、僕がその前に勘違いしていた上野〜日暮里間の線路です。




そう思った理由は線路の数(まさに10本!)と、写真奥に見える斜面。

(スーパー地形アプリより)


上野〜日暮里間(実際はその先の赤羽まで)の線路は、このようにピッタリ武蔵野台地東端の崖線に沿って敷かれています。



この楽しい地図を見せたかっただけな気もしますが、とにかく該当しそうな場所を捜索。




では元の写真↓


やや強引な答え↓

おそらく、このマップの一番手前に見える高架=京成線の車窓から撮ったもの。



さすがに走行中の電車の側窓から撮った写真はネットにないので多少ドキドキしますが、



そのやりとり↓



よかった。合ってた。



JR山手線をはじめ日本最大の営業路線10本並走区間(鶯谷〜日暮里)、以前の勘違いを挽回するような確保!




〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


今回は以上です。




また新たな写真、お待ちしております(鬼写真2枚を解けたから言えるようになりました)。

ぜひお気軽にお送りくださいませ。初めての方もぜひ。


どこ鉄は皆様からの写真で成り立っております。いつも本当にありがとうございます。




瞬殺か大騒ぎの難問になるかは、本当にわかりません。





ではまた!