どこ鉄 〜未完で茶をにごす | 菅野貴夫の野球電鉄

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俳優・菅野貴夫のブログです。
「どこ鉄」とは、友人から送られてきた鉄道写真を、それがどこで撮られたものかを推理・検索・悪戦苦闘しながら解いていくシリーズです。

こんにちは。



今週は演劇ワークショップのアシスタントのお仕事で、静岡市に来ております。


急に話をもらっても、ただちに日程の調整が効くのが私こと暇人の最大メリット。気軽にお声がけくださいませ。



さておき、時間堂時代に静岡公演でお世話になった蔭山ひさ枝さん(先日どこ鉄写真もくれました)と久しぶりに再会できたのは、とても嬉しいことです。


会場の「やどりぎ座」が入っているのは、たいそう素敵なビル。最初に来た時、正直言って「こんなオシャレなビルに小劇場が?」と思ってしまいました。



長年なじみのリーダー黒澤世莉氏のもと、参加者の皆様が実り多い時間を過ごせるようサポートしていきたいと思います。





さて。

平日は夜だけなので、空いた時間を使って(どこに行っても結局暇人)やっていきましょう。



毎日チクチク書いてたら金曜日になっちゃったけど。




まずは綾香さんからの1枚。

息子さんの厳しい指示のもと撮ったらしいです(笑)

確かに今までより凝った画角。



見やすいように回転させた上で、地面以外の情報に注目していきます。

窓ガラスに何やら書いてあります。(画質の関係で読めなかったらすみません)


拡大すると、なんと「スルガ銀行」



静岡のホテルにチェックインした時にこれが届く偶然。




(息子さんは、あえてこれを残してくれたのかな…?)



さすがに静岡ではないと思うので、まずは南武線界隈のマップを出し「スルガ銀行」を検索。



日吉と川崎、両方とも別人。



もう少し範囲を広げるとともに、問題写真でチェックするのが。

おそらく一番手前が、ホームに接した線路。

すぐ上に同じ規格っぽい線路と、大外にはやや茶色くなった線路。この2つにはホームが見えません。そして敷地が広い。



すなわち規模の大きな駅か、複々線クラスの幹線。たぶんJR。


神奈川エリアまで広げ、

関東にもけっこう支店があることに驚きながら、先ほどの条件に該当しそうな東海道本線沿いを重点的に攻めます。



ほどなく。




元の写真↓


見つけ出した写真(悪ノリ加工)↓

JR東海道本線・辻堂(つじどう)駅、スルガ銀行のお膝元にて確保。




お子さんの優しさに容赦なく付け込んでキャッキャしている鉄道おじさん…今後ともよろしくお願い致します。





お次は、今回ワークショップのお手伝い(写真撮影やレポート作成)をしてくれている、みねこさんからの1枚。他の方からの「気持ち悪いから送ってみたらいいよ!」という評判を聞きつけ写真を探してきてくれました。ありがたいことです。

切符なんぞには目もくれません。

(やや「岡」が透けていますがどうせ静岡でしょう)



注目するのはもちろん、上に掛かった乗車位置案内。

ボヤけてよく読めませんが、左の黄色がサンダーバード、2つ隣がダイナスターに見えます。



北陸本線の特急。



検索で北陸本線にこういう色合いの案内が掛かっていることを確認、捜索に移ります。




さてどこから行こうか。



まず思いついたのは加賀温泉。



何故かというと、

駅構造が、向かい合った2面2線の対向式ホームに見えるからです。たしか加賀温泉駅はそういう構造だったような。



そして乗車位置案内のとおり、特急停車駅であること。



さあ駅の画像へアプローチ。

おっ!


格子状のガラスの感じとか、かなりいい線だ!



2面2線の構造じゃなかったけど、そんな事はもうどうでも良いのだ!




盛り上がってきたところで注目ポイントを切り替え。

あの広告……何て書いてあるんだ??



ギリギリ読めない。



駅の画像をさらに深くまで捜索。



そして見つけたのが。

これだ。間違いない。羽二重餅!




では改めて、元の写真↓


探し出した写真↓

乗車位置案内、後ろの架線柱の位置まで完璧。いいの見つけた!



北陸本線・加賀温泉駅(石川県)、珍しく勘が冴え一発で確保!!



ワークショップ終了後、退館時間までの十数分で辿り着きました。

やっぱり人がいるほうが集中力は上がるのかな…




(よく今まで独りでやってきたよ)





(これからもだけど)




さて今回ラスト。これは、まだ解けていないまま書き始めています。
同い年の俳優仲間・未来さんからの1枚。
ついに出た。


悪夢の地面率100%、十割線路。



おかしいでしょ。こんな写真とります普通?




と言いつつ、既にこの時点でわずか3駅間に絞られています。


それは、JRの上野〜鶯谷〜日暮里間のどこか。


この区間は、日本一線路が多く並走している区間として知られています(車庫ではなく営業用線路で)。


山手線(2)・京浜東北線(2)・東北本線(4)・常磐線(2)の計10線。


問題写真ではギリギリ7本の線路が見えるので、おそらくこの区間だろうと。


捜索開始。
見づらい。


場所を移して、さらに拡大↓

元の写真↓
ダメだこりゃ。


全然どこだか分からないわ!



とにかく、識別ポイントになりそうな部分をチェックします。
・線路脇に立つ黒や赤の構造物
・架線柱の手前側に銀色のケーブルらしき管
・一番奥の線路には段差と黄色い柵
・その手前の線路にもわずかな段差

・全体的に、微妙にカーブしている

こんな所です。


3駅間とはいえ、こんなみみっちい要素をピンポイントで探し出さなければなりません。

分岐などの大きな特徴が何一つないのが痛い!
地面だけだから、線路が10本のうちどの7本なのかも分からないし!


あらゆる陸橋や駅からの画像(見づらい)を眺めたおし、徐々にメンタルも削られていきます。



それでもワークショップ開始時刻までに解いてやろうと発奮し「ここかも知れない…!」という場所を見つけて未来ちゃんに送りつけました。
丸で囲ったあたりが問題写真の画角という想定。

この橋から撮ったんじゃないかという推定。



結果、




ハズレ。





クーッ!!!!!



写真を送って外したのは2度目!!!


普段のような120%の確信が持ててなかったから仕方ない……!


「こんな短時間で答えに近づいてくるとは思わなかった!橋の上からってのは合ってるよ」とは言ってくれましたが。。


悔しいを通り越して、厄介すぎる問題。


何が厄介かって、
ストリートビューで補えないところは画像検索も使って進めているわけですが。


例えば「スカイツリー」で画像検索をかけると、
「スカイツリーの画像」が出てくるのはもちろん、「スカイツリーから撮った風景」が混ざっているのも、まあ理解できますよね。



今いちばん疑いの目を向けているのが、2つの坂の先にある跨線橋で、
それぞれ「芋坂跨線橋」と「御隠殿坂跨線橋」と言うらしいんですが、ここでスカイツリー問題が出てきます。


すなわち「芋坂跨線橋撮った画像なのか、芋坂跨線橋から撮った画像なのかが分からない」。


スカイツリーなら一目瞭然ですが、芋坂跨線橋と御隠殿坂跨線橋の違いは僕には分かりません!

加えてズームのしすぎでピンボケした線路をぢーっと眺めて、あのみみっちい要素たちを確かめなければならんのです。




「地面の面はメンタルの面だ。」




意味不明の言葉を思いついたのも、この時期です。




もうね、東京にいたらイライラして直接現地に行ってただろう!この場所を見つけ出して、ナメた表情の自撮り写真を撮って送りつけてやりたい!



しかしここは静岡、それも叶わぬ夢。



なんとかやるしかない…




(静岡と言えば!「炭焼きレストランさわやか」のげんこつハンバーグを食し、モチベーションUPを図る)



美味しかったっ!!




やる気を取り戻し、今度はGoogleマップではなくGoogleアースを起動します。

見てくれ。この立体感。


見てるだけで楽しい!模型みたい!
今までもたびたびアースに切り替た事はあったけど、何でもっと早く気付かなかったんだろう!


2つの跨線橋の違いも少しずつ分かってきたぞ!


調子に乗って動かしてみます。


結論。やっぱ無理。
この狂った写真の場所をネットだけで見つけるのは限界の外。


したがって、東京に帰ったら現場(と僕が思っている場所)に実際に行って、絶対に生で仕留めてやることにします。



〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


今回はここまで!



おかげさまで他にも、解き甲斐のありそうな写真がたくさん集まっております。本当にありがとうございます!


「どこ鉄」は1人の職人が、一枚一枚手作業で解いたり書いたりしておりますので、どうか気長にお待ちくださいませ。



ではまた!



次回のレポートがどうなるのか、僕にもわかりません!


※追記

僕のメンタルを見かねた未来さんから「上野〜日暮里ではないんだよ…」というメッセージを頂きました。


次回レポート以前に展開が変わるかもです。