こんにちは。
静岡ワークショップも無事に終了し、東京に帰って来て…もう次の週末になりました。
そしたら東京はまたまた某宣言が出るようで、、、「バカの一つ覚え」という言葉が人生で一番しっくり来る気分です。
いろいろあるけど、まずは自分が元気に楽しく生きていこう。
静岡滞在中に、とうとう突き止めました。
ただ、こんなクレイジーな写真はネットで調べても出てこないので、やっぱり現場に行ってみようと思いまして。
「せっかくだから誰かと一緒のほうが面白いだろう」という事で、一緒に行ってくれる物好きな方を募って、日曜あたりに仕留めてこようと思っております。どうなる事やら。
おかげさまで他にもバラエティに富んだ写真を頂いておりますので、今回はそちらに向き合っていきましょう。
まずは同い年の俳優仲間・ミッチーこと道井良樹さんからの1枚。
ああ、これぞ「どこ鉄」原点回帰の写真!!
車両、駅、線路、架線柱、そして風景。
気持ちも晴れ晴れしますよね。だって「見える」んだもん。
新札幌駅、3分で確保。
えー解説しますと。
まず映っている車両(問題も答えも同じ)はJR北海道の721系。火を見るより明らかですね。
そして複線区間。幹線レベルの設備。
「8」「7」とある標識はおそらく両数、やはり幹線らしい長編成。
まずは札幌付近の函館本線と千歳線あたりを捜索しようかなと。ただ札幌〜平和間は両線が並走した複々線区間となっているため、その先の分かれた区間から探します。
マップを俯瞰。
二つに分かれた線路のうち、千歳線・新札幌駅の先のカーブがとりあえず怪しい→近づいてみたら同じ顔・服装をしていたため即確保という流れでした。
なお道井さんは、あの銚子電鉄が製作した映画「電車を止めるな!」に怪談師役としてガッツリ出演されています。
すごい!羨ましい!僕も電車の映画に出たいっ!!
好評につき期間も延長され、各地で上映されているようです。よろしければぜひ。
てか僕も観てないから行かなきゃ!!
車両はともかく、撮影したのが逆方向というのもあって、同じ駅だとはそうそう気付けません。
ふむ。
単線電化区間の踏切。都市部というか住宅街かな?
右側の建物が、銀行のように見えます。
どうも、普通より広い気がする…。
うむ……やっぱり問題写真のほうが広いかな……
よし、標準軌(1435mm)と仮定して、進めて行こう!
さて、標準軌・住宅街・単線。
ここで僕は、四国に行ってしまいました。
目指した先は高松琴平電鉄(ことでん)。
以前にも出てきましたが、ローカル私鉄で全国唯一、標準軌を採用しているのがその理由ですが(路面電車除く)。
地道にに当たっていくのがすぐ面倒になり、マップに「銀行」を入力する大ざっぱな手法を駆使するも、
ますます捜索が面倒になる始末。
結局3路線を全捜索、完封負け。
(相手先発がオリックス山本由伸だった時の気持ち)
まあしょうがない、相手が良すぎた!とポジティブに切り替え。
というか何故四国へ向かったのか、我ながら謎。
おそらく静岡に滞在中という浮遊感が、何かを狂わせたのでしょう。
関東に立ち戻ります。
関東の大手私鉄で標準軌を採用しているのは、京浜急行と京成電鉄の2社。
まず京急の単線区間を当たり、SUKA(横須賀中心部を通るため。←意味不明)
続いて京成の末端区間を捜索、やはり当たりなし。
ここで思い出したのが。
(もちろん配線略図.net大先生のおかげです)
古くからの京成本線と、新しいスカイアクセス線が分岐する京成屈指の要衝・京成高砂駅。そこからピョッと出ている都会のローカル線・京成金町線。
すっかり忘れかけていました。
純粋な単線区間は、柴又〜金町間のみ。意外と短いんだな…
ここが駄目だったら、、とハラハラしながら捜索。
そして。
ん?
交差点(踏切)のところに、りそな銀行がある……
りそな銀行のカラーは緑……
京成金町線・金町〜柴又間、旧水戸街道の踏切(東京都)、想定しうる区間の一番最後で何とか到達!
いやーこれは、解けたけれども個人的には不満の残るパフォーマンス!
何て言うんだろう、最近写真から離れるのが早くなって来てるんですよね。これは良くない兆候。
基本に立ち帰って、もっと写真を見ないと。
猛省だ猛省!
猛省だけは得意だぞ!!
今回ラストは、大学時代の演劇サークル後輩・ありぴーさんからの1枚。
読んでくれていた驚きと、初めて送ってくれたのがダブルで嬉しい!
電化された単線ローカル線。以上。
最初からえげつない写真ですな。
別に「最初はみんな簡単な写真だった」みたいな法則はないけれども!
ひとまず要素を並べます。
・電化された単線
・ミラーがある→ワンマン区間
・枕木が木→ローカル線
・架線柱はシンプルな門型
・駅のすぐ先に踏切
・右側に森(茂み)
・線路はしばらく真っ直ぐ
・背景から、山岳部ではない
=電化ローカル私鉄?
こんな所でしょう。
これは非常に時間が掛かる問題です。見た瞬間に分かるのはそれだけです。
なにしろピンと来る要素が皆無。
うーむ!
いくら見ても何も浮かばない!
先日ヒザイさんに「線路が映ってても映ってなくても文句を言う」と罵られましたが、結局両方映っていても文句を言います。
様々な写真を送っていただく中で、やはりピンとくる写真(あと狂った線路)から手を付けてしまうので、このような手掛かりスベスベ写真は自然と後回しになります。
しかし初めて送ってくれたその意気に、応えなければならない!
意を決して捜索開始。
北から順に、電化ローカル私鉄を見ていきます。
これしか方法がない。
こんな場所が見つかったら即ズームインするという寸法です。
〜捜索した路線〜
弘南鉄道 秩父鉄道 上毛電気鉄道 上信電鉄
東武鉄道の末端ローカル区間 アルピコ交通 上田電鉄 北陸の私鉄 伊予鉄道 一畑電車 和歌山電鐵 養老鉄道……
ほらやっぱり。こうなる事はわかってたんだから!
最近「あれ、この写真でこの路線って、もう調べたっけ?前の写真の時だったっけ…?」とゴッチャになってきています。特に似たような規格の路線が続くとなおさらで、結局また調べます。そしてこのループの中で当てた試しは一度もありません!
それでも途中で何度か「おっ!」と色めく瞬間もありました。
茂みもある!けど違う!!
クーッ!架線柱も信号の型も良さげだけど、違う!
この養老鉄道、最近の別問題の時にも全線捜索をしました。しかし全然違う写真を見ながら調べているので、その時に見た要素が今回役に立つとは限りません。
険しい捜索路のなかで「手当たり次第では心身が持たない」という危機感が生まれ、「〇〇鉄道 架線柱」などの検索であらかじめ雰囲気を見てから捜索に移る、という学びを得ました。
上の写真の鉄道たちも、その検索で引っかかったものたちです。
ただ、ハズレはハズレ。
捜索路線が増えるだけ、心身の疲労が蓄積しスマホの動きも悪くなってきます(こんなに地図を見る想定でスマホは作られていないだろうから、本当によくやってくれています)。
そんな中、次の検索で目を引いたのが。
近江鉄道。
滋賀県を走る私鉄です。
奥に見える架線柱が、問題写真の架線柱に近い雰囲気!
……こっちの方が枠が多いか……。
それでも形が似ているというわずかな望みを持って、行ってみよう。
1駅1駅見て行って……
あ、ここだ。
興奮を通り越して冷静になった手で、駅の画像にアプローチ。
んんーーー???あれは……???
まさかのご本人登場。