こんにちは。
最近は舞台の稽古に日々勤しんでおります。
6月末のJACROW、よろしければ是非お越しくださいませ。
加えて伊豆でのコンクリート仕事もありバタバタしてましたが、持ち前の鉄心で進めてきたこちらをやっていきましょう。
まずは前回に続きムーチョ先輩からのこちら。
またしても途中の景色。
ただこれは、前回からの流れで何となく分かります。
電化ローカルの単線に、最大の決め手は景色右側に見える水のようなもの。
これは湖かな?
電化ローカル単線+湖=大糸線。
これまでも何度か出てきた公式。
現地へ。
長野県を走る大糸線沿いには、仁科三湖と呼ばれる3つの湖(青木湖・木崎湖・中綱湖)があります。
さて、どこから見ようか。
問題写真では、湖はほんの一部しか見えない。
そして線路と道路が少しずつ離れながら高低差をつけていく感じ。
ここ、少しずつ離れてるぞ……下のほうで湖がちょっと出っぱってるのも気になる。
さらに接近。
これ看板の影じゃね??
では元の写真↓
この場所のストリートビュー↓
JR大糸線・稲尾駅付近の途中の景色、一発確保。
簡単に仕留められた唯一最大の理由は、前回の写真を解いたあとにパイセンから届いたコメント↓
「白馬から帰ってくる時、本当いろんな角度で北アルプスの山々が見えて、あの山頂はどの山?っていつも気になってたのよ」
このコメントの後にあの写真が届けば、そりゃ大糸線だろうと思いますよね。
なおこの稲尾駅付近、以前にもエプロンさんからブレた踏切写真を食らいました。
この時はヒントをもらって何とか解けた難問でしたが、、
全く別の機会に、ほぼ同じ地点から撮った別の人たちの写真が来るとは。2年も続いていると面白い偶然もありますね。
さあ続きまして、蒻崎今日子さんから「友人から送られてきた」と1枚。だんだん、ご友人や奥様などから写真を頂く機会も増えてまして、ありがとうございます。
うむ……非常に険しい問題だという事だけは一目でわかる。
古びたホームにやや新しめの屋根、後ろにはホテルらしき建物。
線路は4本以上ありそう。
真ん中に見える屋根付きの通路が、柵で遮られてるのが超気になる。何だろう?
とにかくまず頭に浮かぶのは、JR東海のエリアで東海道線と名古屋鉄道が並走する区間。
名鉄・石刀(いわと)駅付近。こんな感じで、並走区間で名鉄ホームのすぐ裏を東海道線の快速が120km/hで爆走通過したりします。
結果はSUKA。
まあいいでしょう。問題写真をもっとよく見ます。
奥の架線柱は緑色。手前側の架線柱は銀色で、少し新しめなのかな……
もう一つ気になるのが線路の幅。
……広いように見える……1435mmの標準軌か?
まずは緑色の架線柱で検索。
以前にもこの検索は行いましたが、やはりその時も出てきた上越線と京浜急行。
京浜急行=1435mmの標準軌。
このラインか??
……京急にこんな駅あったかな?
緑色の架線柱は奥だけだから、手前はJR?いや並走するJRの東海道線や京浜東北線は1067mmの狭軌だしな……柱のオレンジ色も気になるし……。
とにかく京急でホームが複数・線路も4本以上ある駅と、JRとの並走区間を捜索。
京急で線路の多い金沢文庫駅は、謎の通路が見当たらず。
同じく線路が多くJRとの距離も近い神奈川新町駅もSUKA。
続いて上越線・信越線沿いを捜索しようとするも、これらの路線と標準軌の線路が接する地点は、どこにもない。
うーむ。
標準軌の線路は関西の私鉄にもありますが、路線距離500キロの近鉄など恐ろしくて捜索に出る勇気もありません。
ここで考えたのが、上越線・信越線の架線柱が緑色である理由。こちらのブログでもチラッと触れて下さってますが、
「雪国での錆び防止と視認性向上」
なるほど雪国か……。
雪国、標準軌、、、
山形新幹線と秋田新幹線は?
架線柱の検索では出てこなかったけれども、この2つの路線以外には考えられない。
2つの新幹線は在来線に乗り入れるから、こんな古めかしいホームに停まることもあるのではないか?
とにかくこのセンで行ってみよう。
まずは山形新幹線。
最近たびたびの捜索で山形駅では標準軌の線路がこの角度で撮れる構図はあり得ないと知っているので、その手前の主要駅・米沢駅から。
まずは駅の付近を徘徊。
この部分!あの謎の通路じゃないか???!!!
では元の写真↓
ようやく探し出した画像↓
(初心者鉄道探検隊さんの動画より)
線路の向こうのホテルも仕留めておきます↓
特徴あるデザイン、間違いなし。
というわけで山形新幹線(奥羽線&米坂線)、米沢駅、巧妙な鉄道要素に悩まされながらも確保!!!
いやー手強くも面白い問題だった!
蒻崎さんも、写真を撮ってくれたご友人の小松さんもありがとうございます!
(蒻崎さんから面白コメントを頂きましたが切れ味の鋭い下ネタだったので自重します)
さて今回ラストは、コンクリート仕事「透水宣言」メンバー宮本社長からの1枚。
見事なコンクリートの踏切。
質実剛健なライトグレーのコンクリートと鮮やかなオレンジ色のコントラスト。
さすがプロは目の付け所が違いますね。
……そんな事を言っている場合ではありません!
ほぼ風景を封じられた悪めの画角の中で、拾える要素は。
線路の幅が広い。標準軌。
30キロ制限?の丸い標識も目を引く。
そして複雑な分岐。
奥のほうで線路は分かれているのか…?全部が右にカーブしているようにも見えて、判断がつかない。
要素はこの程度。
これでは路線の特定には到底おぼつかないので、試しに踏切をストレートに検索。
ふむ。
まずい匂いがする。撤退。
こういう専門的な会社がズラズラ出てきた時はろくな事がないですからね!
(念のため京阪・阪急など鉄道会社を絡めた捜索をしたもののヒットせず)
さて。
踏切の色はともかく、標準軌で複雑な分岐といえば、まず筆頭に挙がるのが近鉄の大和西大寺駅。
雑誌で特集が組まれるほどの超有名駅です。
とりあえず行ってみよう。
↓
近鉄の3大ジャンクションのもう2つ、大和八木は高架駅であり伊勢中川は田んぼの中にある駅なので該当せず。
先ほども言ったように、近鉄は総距離が500キロを超える日本最大の私鉄。
これを全部探すのは骨が折れるな……
関西の他の私鉄から当たることにしよう。
まずは京阪。配線略図大先生を召喚。
枚方市(ひらかたし)駅、配線が複雑で怪しい!
すかさず現地へ。
高架駅だったか……!
その後も疑わしい駅を全てチェック、無事終了。
次は阪急。
うーむ。
問題写真のような、4本ある線路のうち左側2番目から左端へ分岐するような駅はほとんどないのか…。
↓
しかも真ん中2本の線路は合流してるし。
得意の絵を導入したいところですが、事情により不可能。
阪急捜索無事終了です。
よし覚悟を決めた。
これより近鉄の捜索に突入する!
まずは近鉄随一の通勤路線・奈良線。
瓢箪山駅が怪しい。かわいい駅名!
踏切はあるかな?
↓
ん!思っていた側ではなかったけど、このオレンジ色のブロック!……やはり近鉄か!
(問題写真↓)
奈良線終了、次は京都線。
主要路線のなかで、比較的距離の短い路線から攻めていく作戦。
新田辺駅付近の踏切↓
ああっ!速度制限の丸い標識!
これはもう近鉄で間違いない。
さらに捜索を加速、とうとう大動脈の大阪線にも突入。
高安・河内国分・五位堂あたりが怪しい!
しかし、
違う。
踏切がない!
そのまま名古屋線へ。
こちらもさすが大動脈の名古屋線、いくつもの怪しい駅を調べながらとうとう名古屋付近まで到達、無事。
うーむ、完全にドツボに嵌まったか……?
調べながら改めて感じたのは、それなりに都市部にある踏切だという事、道幅が広い=幹線道路との踏切ではないかという事。
どこか見落としてる場所があるのか…?との不安もよぎりながら、都市部を走ってそうな支線まで捜索の手を広げます。
配線略図大先生に大感謝しながら(これが無いとマジで倒れる)、該当しそうな路線を片っ端から捜索。
(難波線は地下、けいはんな線は第三軌条方式なので除外)
橿原線、天理線、田原本線と失望をさらに積み重ね、信貴線(しぎせん)の略図へ入った時。
ん?河内山本駅の配線……左側2番目の線路から左端へ分岐している……
大阪線の捜索中には見逃してたな……!
急いで現地へ。
駅前に幹線道路の踏切……そして信貴線と大阪線の分岐!!!!!
こんな良い駅が都市部に残ってたか!!!
では元の写真↓
ついに辿り着いた写真↓
ヨッシャァァァアーーーーー!!!!!
近鉄大阪線&信貴線・河内山本駅、関西私鉄を名古屋まで駆けずり回った末にようやく確保!!!!!
いやー大変な問題だった!
大阪線の捜索中に気づけなかったのは悔しいけど!
余談ですがこの写真、本格的に捜索を始めたのは仕事で伊豆へ向かう電車の中でした。
中央線と新幹線の中でひたすら悩み、三島駅で社長と合流した時にもまだ解けておらず(近鉄までは絞れていた)、会話も控えめにしながら乗り換えた伊豆箱根鉄道(乗車時間20分)でも捜索を継続、目的地の伊豆長岡駅に着いた瞬間にこちらも辿り着きました。片手でストリートビューを確認しながら電車を降りる執着心。社長から無事「参りました」とのお言葉をいただきました(笑)
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今回は以上です。
また長くなってしまいましたが、、全ては皆様からの写真が手強すぎるからです!本当にありがとうございます!
ではまた!



















































































































































































