こんにちは。
だいぶ暖かくなってきましたね。皆様いかがお過ごしでしょうか。
私は年末から通い始めた歯医者がまだ終わらず(4本目の治療突入)、毎度イスが倒される瞬間に「これが美容院のシャンプーだったらどれだけ穏やかな事か」などと思っております。
ではいつも通りやっていきましょう。
まずは今回もお初の方から。
演出家でワークショップの講師としても活躍されている、たなりんこと田中圭介さんからの1枚です。10年ほど前に撮った写真とのこと。ありがとうございます!読んでくれていて嬉しい!
しかし、よく見るとライト下の塗装が違う。
同じ黄色ベースでも、他の色のラインが入った塗装の鉄道か……
次の候補は、房総半島のいすみ鉄道。
↓
うむ。ちゃんとライト下にラインが入っている。
いすみ鉄道を数駅捜索したところで、ふと手を止め。
もう一度写真をじーっと見て。
やっぱ違うな……というか黄色じゃないんじゃ?
セピア色っぽい画質に惑わされてるんじゃないか?
青森県の津軽鉄道はどうだろう。
↓
こっちのほうが近そう。
もう一つ決定的だったのが、たなりんさんが「10年前だから、あまりに風景が変わってたらあれだと思ってググってみた」とご丁寧に確認して送ってくれた写真↓
残雪。
これは致命的です!
条件が揃ってしまいました!
では元の写真↓
たなりんさん確認の画像↓
ワタクシが見つけ出した画像↓
やりとり↓
素晴らしいリアクションをありがとうございます(笑)
なお、いくつか挙げた車両の画像を「どれも同じじゃないか」と思われる方もいらっしゃると思います。
ごもっとも。
なぜなら、上に挙げた3つの車両はすべて新潟鐵工(現新潟トランシス)という会社が製造したディーゼルカーだから。
北海道から九州まで、JRも私鉄も非電化ローカル線ほぼ全ての路線(会社)で、ここのディーゼルカーを導入していると言っても過言ではありません。すごい会社!
鉄道車輌メーカーについても、そのうちじっくり語り合いたいですねえ。そう思いますよねえ。
さて続いては、久しぶりのズミこと今泉恵美子さんからの1枚。
東武鉄道ですね。
元々東京メトロ日比谷線直通用に使われていた20000系を、最近になって支線用に改造・配置転換した20400系です。
(Wikipediaより)いまは栃木や群馬あたりで走っているはずだけど、正確にはどこだろう?
↓
山が迫っているから、日光線・鬼怒川線あたりから調べてみるかな。(先頭車両のすぐ上に見える観光地っぽい看板は判読不能)
車両の手前にホームが見えるから…向こう側には見えないけど、2面2線の対向式ホームって事かな?
線路の上に跨線橋が見えるけど、駅の構造物ではなく単純に線路を越えるだけの歩道橋に見える。
おなじみ配線略図大先生にて捜索開始。
↓
新栃木以北の、2面2線の駅を捜索、該当なし。
鬼怒川線も同じく。
あれー?
Wikipediaでは宇都宮線でも運用されていると書いてあったけど、
宇都宮線が走っているのは、このとおり平野部。日光・鬼怒川線のように山地が迫った区間はないはず。
何か見落としがあったのか?
改めて鬼怒川線から、マップで丹念に追っていきます。
終点の新藤原駅まであと少しという所で。
ん!
ここ、駅じゃない場所で、歩道橋が線路を越えてるぞ……!
では元の写真↓
見つけ出した写真↓
バッチリ。
東武鬼怒川線・鬼怒川公園〜新藤原間の景色、確保!
電車が映っていてホームらしきものが見えたから、駅だとばかり思っていた!
実際には、
複線区間でもなく、留置線だったんだな!
ホームに見えたのは乗務員専用の通路か!
なかなか細かいフェイントの入った、楽しい問題でした。
さあ続きまして、最近各地の写真を送ってくれる日下さんから「消せるものは全て消しました」との新着1枚。丁寧なお仕事ありがとうございます。
線路の幅が広い。標準軌。
奥のほうで線路が急カーブしている。
ホームの感じとか見慣れないし、関西私鉄かな。
遠慮なく写真を拡大。
オレンジ色の乗車位置表記。
関西でカーブといえばの京阪電鉄から始め、近鉄・阪急など関西の標準軌私鉄で会社を絞りながら検索。
ん!あの緑色のやつ、デザインが似てるぞ……。
ははん。
緑色なのは京都線だからであって、阪急の3大路線(京都線・宝塚線・神戸線)はそれぞれラインカラーがあるんじゃないか?
乗換路線図アプリで確認。
目論見どおり。
オレンジ色は宝塚線系統。
日下さんのご出身は宝塚のほう。
簡単にパズルのピースが揃ったら、略図大先生の出番。
その前に問題写真で確認すると、
2面2線の対向式ホーム構造。
跨線橋が水色と白の縞々。
捜索開始。
↓
梅田側から服部天神→蛍池と進めて、蛍池駅の画像をのぞいた時。
ヘッヘッヘッ。
ここだな。
あとはもっとよく似た写真を見つけるのみ。
では元の写真↓
探し出した写真↓
跨線橋と茶色のビル、言い訳の余地なし。
阪急宝塚線・蛍池(ほたるがいけ)駅、
京王線乗車中に5分で確保。
冴えてるぞ!
この後ホクホクしながら座席でネットニュースを見ていたら、危うく乗り換え損ねる所でした。油断は禁物。
さて今回ラストは、おびーこと帯金ゆかりさんからの1枚。
出た、動画。
わずか8秒間、絶望的な途中の雪景色。
わかりやすいように、何枚かキャプチャしてみます。
一体何がわかりやすくなったと言うのでしょう。
映っているのは、山と道路と民家のみ。
1枚目の写真、道路が橋(川)を渡っているようにも見えますが。
国土の7割を山地が占める日本において、川が造った谷筋に道路・鉄道が通るのは全国共通の事象。要するに日本の原風景。
雪という特徴があるとは言え、さすがにこれは恐ろしい問題だと思い数日放置。
しかし上記の写真たちを解いている間に覚悟が生まれ、おびーさんに「今から向き合ってみます。今日中には解けないだろうから気長にお待ちください…」とメッセージを送って捜索開始。
まず思い浮かんだのは、関ヶ原あたりの風景。
以前に新幹線から撮った写真↓
東海道本線の中でも随一の豪雪地帯ですね。
冬場、大阪も名古屋も晴れている日でも、この辺りはだいたい雪が積もっているイメージです。
とりあえず現地へ。
動画のスピードから新幹線ではなく在来線であることは明白なので、東海道本線のあたりを。
うーむ。
電車から撮った途中の景色をどうやって当てたらいいんだろう。
とにかく鉄道・道路・川・山と並んでいる場所を探そうとしたものの、そんなものは何の特徴でもない。当てられる予感は皆無。
待てよ、帯金さんの出身は山梨県。
中央本線沿いにもこんな景色はありそうだよな……
とりあえずこっちから探してみようか……?
そんな事を考え、中央本線に目を向けた時に返ってきたメッセージ。
「こんなの、たかおす(僕)だったら2秒だと思うわ…うふふ」
2秒で解けるか!こんなの!
プリプリしながらも頭の中ではプロファイリング開始。
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「2秒で解ける」とは「簡単だよ」という意味が含まれている。
例えば、すごく遠くに出かけた時にこんな絶望景色を撮って送ったとしたら。
「楽しみにしてる」とか「お手並拝見」とか……そうじゃなくてもとにかく「2秒」とは言わないんじゃないか。
自分のテリトリーに近い場所で撮った写真だから、つい「2秒(=簡単に解かれるかも)」という気持ちが働いたんじゃないか。
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よし、中央本線に照準を定めよう。
一旦ざっくり捜索終了。難しいものは難しい。
だが私は本気。
久しぶりに絵を導入することにします。
肝になるのはキャプチャ1枚目の道路。
おそらく橋があって川とクロスして、線路側にきている。
4枚目になると、
民家が密集していて道路はその向こうに遠ざかっている。
↓↓↓
こんな感じじゃないか?
国道と仮定したのは、こういう谷筋では川・鉄道・国道が3点セットになっている事が多いから。別に県道でもいいんだけど。
さらに絵を逆さまにします。
その理由は先ほどのマップ。
中央本線の高尾〜甲府間では、ほぼ全線にわたって北側に中央自動車道が通っている。
しかし問題動画では、どこにも高速道路らしきものは見当たらない。
すなわち、中央自動車道は背後にある=北側から南側を撮った画角という事になる。
地図と比べるには北が上のほうが見やすいから、
こういう事になる。
改めて鬼のように捜索開始。
そして。
非常に絵とよく似た場所があったぞ……!!!
国道20号のストリートビュー。
この民家。
これじゃないか?↓
さらに進んだ場所では↓
空き地と2つの建物。
間違いない。
では元の動画↓
この動画の地点↓
JR中央本線・笹子〜初狩間の景色、30分未満で確保!!!
やりとり↓
ありがとうございます。この瞬間の為だけにやってます。
いやー我ながら良い推理だった!ビールがうまい!
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今回は以上です。
最近とある友人(○シケンさん)に、遠出したときのつぶやきに僕からの「いいね」がつくと、監視されている気分になる・もうこの地域の写真はダメだという気持ちになると言われました。
申し訳ない!
そんなつもりは全然ないんだけど!
確かに今回も言動を思いっきり掘り下げて推理しちゃったけど!
写真を送ってくださる皆様にも、いろいろなドラマがあった上で写真を送ってくれているんだなと思うと、ありがたい事この上ないです。
どうか全然お気軽に……と言っても、瞬殺されたい方はいないでしょうから、僕のほうからは何とも言えませんね、、今後も襟を正して皆様からのありがたい写真をお待ちしております!
ではまた!

















































