どこ鉄 〜記憶の引き出し | 菅野貴夫の野球電鉄

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俳優・菅野貴夫のブログです。
「どこ鉄」とは、友人から送られてきた鉄道写真を、それがどこで撮られたものかを推理・検索・悪戦苦闘しながら解いていくシリーズです。

こんにちは。



おかげさまで日々着々と、バラエティに富んだ写真が届いております。本当にありがとうございます。



「アイツ最近これしかやってないんじゃないか?」と心配されそうですが、本当にそうなので気にせずやっていきましょう。僕は家に住んでいる小さいクモに話しかけたりして非常に元気に暮らしています。





まずはお久しぶりの、サスケさんからの1枚。

青空に雲。

夏の陽射しの暑さまでも伝わってきそうな写真ですね。





で、、、、






どこに鉄道が???






まあ以前の回と同様に、廃線シリーズという事でしょう。



サスケさんは長野県、それも東信地域にお住まいなので、これまた以前と同じくこの地域の廃線に狙いを定めます。



さらに今回は、

こちらのお店を(どこ鉄的に)利用させてもらいましょう。




マップで検索。

「カワチ」と入力したら、自動的にカワチ薬品が出てきました。地元チェーンのドラッグストアのようですね。元長野県民だけど知らなかった。今は北信にもあるのかな…?




我が家の重要資料と照らし合わせて。

薄緑色が廃線。



この中で店舗とリンクしているのは、、、丸子のあたりに違いない。




アプローチ。

ん、駅前郵便局?





駅がないのに。




ここだな。


(右上方から薬局へクネッと向かってくる道が、どう見てもそれっぽく見えてザワザワする)





では元の写真↓


探し出した写真↓

完全一致。



上田丸子電鉄丸子線・丸子町駅跡、1分で確保。



(ほぼカワチ薬品さんのおかげ)




このドラッグストアの駐車場を含めた一帯が、昔は駅施設ならびに駅前広場だったようです。

(↑こちらもサスケさん撮影)

駐車場の片隅に、廃レールを利用した車止めが。

これ以外に、かつて鉄道が通っていた時代を偲ばせるものは無いようです。



それでも郵便局や交差点の名前として、今でも生きている。


サスケさん曰く「電車はなくなっても、面影は残っている。そんな風情が好きさ」

クーッ!いいですね〜!





(私は航空写真で廃線跡を追っかけて「現代でも痕跡が見える!この不自然な道だァ!」と風情のないタイプ)


例:東京・三鷹付近の廃線跡↓

わかります??


中央線の左右両側から、野球ボールの縫い目のようにカーブして北上する細い線路跡!



基本的に、他の道路に対して不自然なルートを取っている道があったら、それは鉄道か河川の跡どちらかと思ってもらっていいです。





思ってもらっていいです。





何様ですかね?興奮して立場がわからなくなり失礼しました。






続きまして、アガタさんからの1枚。

ライトアップ。たぶん紫陽花だろう。



背後は森。



そして線路の幅。広い。



すなわち箱根登山鉄道。



これはもう、方程式だからと言うよりほかはありません。



こんな電車まで走っているんだから。




すぐさま沿線を捜索、画像探しに多少難儀するものの。



元の写真↓


探し出した写真↓

綺麗。



箱根登山鉄道・宮ノ下駅、

夜○中の楽しみに取っておこうと思ったのに我慢できず出勤前に確保!




アガタさんによると、2015年に撮った写真とのこと。

(都心でもないし夜で車両も写ってないのに!と悔しがっておられましたw  そして、台風で壊れてしまう前だとも…)


そう、箱根登山鉄道は2019年の台風で甚大な被害を受けてしまい、1年間全線運休を余儀なくされたんですよね…また乗りに行きたいものです。何しろ普通鉄道では日本一の急勾配ですから。

今は今で行きづら過ぎるのがもどかしい…!







お次はヒザイさんからのこちら。

青い跨線橋の存在感。


電化された線路が一直線。


駅裏には民家と、背景にはちょっとした山。




どこにでもありそうで見つからなさそうな駅。




こういうのが難しいんだよな……!


ホームに立っている駅名標も、到底判別できず。




まずは……背景のちょっとした山から、房総半島の路線と仮定。

規模的にはJRの路線だろう。

駅構造は対向式ホームの2面2線か、

この写真を撮ったホームの右側にも線路があるかも知れないから、2面3線の可能性も。



略図大先生を駆使し、上記2つに該当する駅を捜索開始。



総武本線・成田線・外房&内房線、7割ほど捜索して断念。どうもウキウキしない。



途中、惜しい感じの駅もありました。

ただ通常、駅の跨線橋というのはこのように、階段は駅施設側を向いているのが当然です。




問題写真では、なぜか逆方向を向いている。




そこで拡大してみると、

あれ?ホームじゃなくて、向こうの道路に降りている…?




駅のホーム間を移動する跨線橋じゃなくて、駅や線路ごとまたぐ歩道橋か!(それも跨線橋とも言うけど)




さらに別の部分にも注目。

この架線柱。



当初、後ろの柱と一体化してホームの上に立っているように見えて、遠近感が狂いまくって混乱しました。よーく見ると、どうも上から吊るされているようですね。




今まで確保してきた写真たちを眺めて、この架線柱と形状が似ているものを探します。

これが似ている。

この写真は長崎本線=交流電化。




交流か……!

相変わらず架線柱の判別は絶対ではないけど、ここは交流で絞っていこう。




何度か言っておりますが日本の在来線における交流電化区間は、大まかに北海道・東北・北陸・九州。

この歩道橋には屋根がない。



すなわち、雪深い地域ではないはず。




という事でまずは九州から。

(ヒザイさんの親族が九州にいらっしゃるのも把握している)



大先生を頼りに、九州メイン路線の鹿児島本線から捜索開始。


福岡県をコンプリートしたところでギブアップ。





こんな探し方では日が暮れてしまう!





(実際、何日か途方に暮れています)





青い跨線橋を検索であぶり出す作戦に変更だ!


思うように画像が出てこない。

いつもの事だけど。


こうなる事が分かっていたから最初から検索で行くのは避けていました。



それでも覚悟を決めて「JR九州 跨線橋 青」から始め、鉄道・歩道橋・人道跨線橋・トラス・駅前など語句を入れ替え立ち替え、少しでも怪しそうな跨線橋を見つけていく作業。




もはや九州にこだわらず何百枚もの画像を見ていったところ、水戸線の跨線橋という記事に心惹かれました。




水戸線。



先日も登場した、茨城県を走る交流電化の路線です。



そうか、東北ではなく北関東の交流区間か……!



〜ざっくりしたコラム〜

茨城県には地磁気観測所がありまして、直流電化だと観測に支障が出るため、施設から半径35キロ圏内は関東のなかでも特別に交流電化になっています。東北の交流電化区間が、この地域だけ飛び出してきている感じです。

(鉄道コムより)


が直流、が交流。(は非電化)


先日出てきたつくばエクスプレスも、このため守谷以北が交流になっているんですね。




さあ改めて水戸線に絞った検索に切り替え、

そして接続する幹線・常磐線に照準は移っていきます。


あっ!



右上の!!



これだ……絶対これだ!




すかさず記事へ入り、確固たる確信を持ちます。

(いろんな○○鉄がいるんだな)




あとは別立ての検索で、仕留める画像探し。




では元の写真↓


ようやく辿り着いた写真↓

JR常磐線・内郷駅(福島県)、跨線橋の色はコロコロ変わっているもののガッチリ確保!!!




なるほど……常磐線は太平洋側の沿岸部を走るので、降雪量は少ないから屋根がないんでしょうね。




それにしても内郷駅。





僕、行ったことあります。





なんならあの跨線橋、バリバリ渡ってます。





数年前、この近くの高校に演劇ワークショップで行ったからなんですが(ヒザイさんも同じ目的だった模様)、、、




くそーっ全然気づかなかった!俺としたことが!!




…思い返せばワークショップの前に、ワクワクと緊張のなかでこの跨線橋を渡った記憶は確かに残っています。





写真を見ただけでは全く繋がりませんでした。

まだまだだな!



〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


今回は以上です。




お読みくださり、ありがとうございました。




次回も手ごわい写真に取り組んでいく予定です。




ではまた!