どこ鉄 〜直感とプロファイリング | 菅野貴夫の野球電鉄

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俳優・菅野貴夫のブログです。
「どこ鉄」とは、友人から送られてきた鉄道写真を、それがどこで撮られたものかを推理・検索・悪戦苦闘しながら解いていくシリーズです。

こんにちは。



こう頻繁に更新していると、特に前置きで書くこともなくなってきますね。




さっそく始めていきましょう。




まずは毎度おなじみ加瀬さんからの1枚。

得意のエスカレーターですね。



もともと視野が限定される写真において、さらに狭い視界。画面大半は用のない壁。




ただ、その中に要素は凝縮されています。

右端に見える、ホームドアに水色のライン。



左側にホームドアは見えませんが床に黄色い線があるので、両側に線路がある島式ホームのように思えます。




まずは、水色がラインカラーの東京メトロ東西線から捜索開始。



配線略図先生にて島式ホームを探し、


駅構内図を調べて「ホームに上がってくるエスカレーター」を探します。


(メトロHPより)


大手町駅は5路線も乗り入れており、画像検索では5路線それぞれのホームや通路・駅外の地下地上の画像まで入り乱れる超絶めんどくさい駅。

↑東西線ホームに上がってくるエスカレーターがなくて逆に一安心。ここじゃなくてよかった。




そのまま東西線に該当者なく終了。


以前にもありましたが、地下鉄でホームに上がってくるエスカレーターは多くないので、まあ納得の撤退です。




次の標的はJRの京浜東北線。

こちらも水色のラインカラーでおなじみです。

ホームドアもそれっぽいのがあるぞ。



右上のJR東日本公式ニュースに入ります。


ふむ、塗りつぶされているのがホームドア設置済の駅か。(今後整備の駅は画像の外)



ひとつひとつ見ていくのは大変だな……



しかも日々着々と設置は進んでいるわけであり、このニュース・問題写真・Googleマップの画像それぞれの時期のズレなどを考えると、これを捜査の軸にするには複雑すぎる。
都心部はこれがややこしいんだ……



ここは自分の直感に頼ろう!

エスカレーターが上がってくる駅(=おそらく高架駅)なのに、どうも頭上に圧迫感がある気がする。




秋葉原かな……

一発確保。




秋葉原駅は、高架駅である京浜東北線(と山手線)の上に、さらに総武線の高架が覆い被さる多層構造になっています。


(らくらくおでかけネットより)



この構造ゆえの圧迫感(駅を利用した時に何となく感じていた)が、決め手でした。





鉄夫、たまには冴える。






加瀬さんからもう1枚。

地下駅。



コンクリートの柱が特徴的ですね。



線路には東京メトロ特有のケーブルは見えません。メトロではないんだな。




新しそうな構造に見えるので、まずは最近できたばかりの相模鉄道・JR直通線の羽沢横浜国大駅を確認。

柱がない。ホームドアがある。お呼びでない!




……加瀬さんの写真は他にもまだまだ溜まっておりまして、ここらでいい加減プロファイリングをしてやろうと思いました。




今まで加瀬さんから送られてきた写真の地点を全てリストアップしてGoogleマップに入力、表示(この作業やった自分を褒めてやりたい)。

………しかし犯行現場が多すぎて傾向が捉えきれない。




と言いながら、いくつかの鉄道的傾向を改めて掴みました(ここには書きませんw)。




さて写真に戻って。

地下駅、ホームドアなし(柵あり)2面4線。なんか構内が広い感じ。




(……脳内で傾向を分析……)




京成上野駅はどうだろう。

確保。



ここだと思った理由は本当に「傾向から」。



プロファイリング、やってみるもんですねえ。




今たまっている大量の在庫もこれで行けるかも……効能がいつまで続くか分からないけど!







お次は、ムーチョ先輩からの2枚。


またタフなやつが来たよ…-


同じ駅かな?と確認したところ「違いますww」との返信。




違うのか!!




これは厄介な写真だぞ……。




ただ、空の様子が似ているように見えなくもないので、せめて同じ地方じゃないかという淡い希望を持ちながらスタート。

合ってるかどうかじゃない、たとえ淡くても希望がなければ捜索なんてできないんだから!




まず1枚目を拡大。

どうしても看板が読めない。




クーッ!これさえ分かれば!何かがアレできるかも知れないのに!!



…拡大縮小を繰り返し文字を睨んでいるうち、だんだん駅を当てるよりこの看板を読みたい気持ちのほうが勝ってきます。何の看板なんだろう??





ダメだダメだ!





もう1枚のほう。

茫洋とした線路。



踏切から撮ったんだろうな……背景には山。



風景と線路の感じから、おそらくJRの主要幹線と想定。




架線柱が交流っぽい気もするけど、断定はできないな…。




何かひとつでも、想定ではなく実物からの捜索をしたいと思って選んだのが。

ちょうど真ん中に張られている線。



これはタイガーロープです。

どこ鉄を始めてから知った要素




検索。

タイガーロープで検索していますが、もう既にタイガーロープなど探していません。




画像の背景や架線柱を見ているのです。





「死守せよ、だが軽やかに手放せ」です。




さんざん見たなかで、この画像の雰囲気が一番近い。




記事の内容は撮り鉄さんの嘆きなのでまあ良いとして、「野々市〜松任」すなわち北陸本線。




関西・中京地区と北陸地方を結ぶ大幹線です。最近よく出てきますね。


…なるほど、背景の山も北陸(立山連峰とか)と考えておかしくない。




よし、まずは北陸本線を捜索開始だ!




すかさずテクニックを発動。

線路脇に見えるこの建物、牧場かなんかに見えるぞ。




マップにて「牧場」入力。

沿線になし。失敗。



ならばと「ファーム」で検索するも同じ結果。



楽しようと思ったがやっぱり駄目か!




テクニック撤退。




仕方ないので沿線をじっくりマップで見ていく事にします。

探すのは、

・踏切の先で左カーブしている

・その先に山地がある(この地点は平野部)

・両側は田んぼや農地(幹線道路は並行してない)


そんな地点があったらズームし、

両脇にある「2」の標識やいくつかの構造物を確認する、という地味で地道な寸法。


もう一つ、

架線柱が二重?に建っているのも重要な要素。




福井県側から始め、石川県、富山県と手ごたえなく平野部を過ぎて新潟県まで来てしまい、疲れと絶望のなかで親不知の海岸線に佇みます。


もう、この先には進めない。




気を奮い立たせて折り返し、「線路のカーブはもっと小さいのも丹念に見ていこう」と先ほどより目をこらして捜索していくなか、富山県内で見つけた踏切。

あっ!


踏切脇に「8」の標識!!

他の構造物も似てるし、いよいよ近くまで来たか……?



ここで数字にこだわるとロクなことがない経験から、慎重に周辺の踏切を捜索。

架線柱が二重!!




来たぞこれは!!!





そしてついに。





元の写真↓


ようやく辿り着いた写真↓

「………ホントにここなの??」と思われるかも知れませんがね、そのくらい茫洋とした風景なんだから仕方ないでしょう!



頼みのファームはまだ出来てないみたいだし!




ともかく、あいの風とやま鉄道・東富山〜水橋間の踏切、確保!!!



補足:「あいの風〜」は、北陸新幹線が開通した時に第三セクターとして経営分離された、元・北陸本線です。



いちおうやりとりを↓

こう言ってもらえるのが1番嬉しいです。ありがとうございます。マジで何もない所でした。





もう1枚のほうは、疲れたのでまた次回にします。



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お読みくださり、ありがとうございました。




引き続き、皆様(特定の方以外)からの写真をお待ちしております。




ではまた!