どこ鉄100 〜春の臨時列車大増発 | 菅野貴夫の野球電鉄

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俳優・菅野貴夫のブログです。
「どこ鉄」とは、友人から送られてきた鉄道写真を、それがどこで撮られたものかを推理・検索・悪戦苦闘しながら解いていくシリーズです。

こんにちは。



えー、とうとう100本目の記事となりました。


コロナ禍で暇すぎて始めた「どこ鉄」などという珍奇な遊びが、こんなに数を重ねるとは。


これもひとえに写真を送ってくださる、読んでくださる皆様のおかげです。いつも本当にありがとうございます。



そして前回お願いをしたところ、おかげさまでたくさんの写真が届きました。ありがとうございますご馳走様です!!!




さあ気合い満点でやっていきましょう。



まずはお初、お芝居仲間の堤千穂さんからの1枚。初めての方から写真を頂けるのは、いつも嬉しいものです。

ふむ……。


どうしたって頭をよぎるのは、どこ鉄初期に頂いたこちらの写真

(出題:沖田さん)

どこ鉄初期において「車両も駅もないただの踏切」というエポックメイキングな流れを創り出した記念すべき1枚です。


線路の幅、簡素な架線柱、まっすぐな単線……。


問題写真のほうが若干緑が深い気もする。

あと登りか下りかは分からないけど、けっこうな勾配感。



沖田さんの写真は京都の嵐電(京福電鉄)でしたが、その仲間的な路線でさらに山あいを走る叡山電鉄へGO。

この踏切ではなかったけど、架線柱は良い感じだ!



全線捜索終了。



ちっ。



緑が深く、Googleマップでは踏切が隠れて見逃した区間があるかも知れないと思い、問題写真のこちらに注目。

この「4」はキロポストではないか?


Wikipediaにて4キロ地点を確認。

しかし叡山本線・鞍馬線ともに4キロ地点は複線区間。


この路線では無さそうだ。



続いて嵐電を、おもに茂み区間を捜索、加えて4キロ地点に注視するも収穫なし。




すごすご関東に帰還。



関東で、線路の幅が広く、山あいを走る路線。

そして勾配

=箱根登山鉄道。



…非常に登場回数の多い鉄道です…最初から頭にはあったんですがね、ついあの写真の懐かしさに引き寄せられるように京都に行ってしまったのです。



さあ言い訳はここまでだ。

捜索開始。(あの「4」がもはやキロポストではないことも確認)

ウム、この架線柱。


ストリートビューで見られる踏切に該当はなかったので、前面展望動画を導入。


(ayokoiさんの動画より)

カーブ、キツすぎじゃない?先が見えないんですけど?

さすが箱根登山鉄道。



では元の写真↓


探し出した画像↓

すっごい小さな踏切。こりゃストリートビューないわ。


というわけで箱根登山鉄道・宮ノ下〜小涌谷間の浅間山踏切、確保!



どこ鉄の歴史を少し思ってしまう、感慨深い問題だった!





続いて、アガタさんからの2枚のうち、こちら。

じーっ。



…京浜急行・横須賀中央駅。


秒で確保。


素敵なリアクションありがとうございます。



理由としては、線路の幅が広いこと、カーブ、大手私鉄っぽい2面2線の駅ですぐトンネルがあることですね。

横須賀中央駅は何度か遊びに行ったことがあるので、残像が頭に残っていました。



もう1枚はあとのお楽しみに取っておきます。

(追記:手ごわいので次回へ持ち越し)




さあ続いて、綾香さんからの1枚。

出た、線路だらけ。


しかし、今回は景色も入っているので優しさが感じられます。



さて……

手前(右より)の線路4〜5本はまっすぐ延びているとして、奥のほうの線路は分岐がちらほら見える。


これは貨物線も絡んだ場所じゃないか?



綾香さんの今までの出題傾向から、新川崎・鶴見界隈と推定。

(さらに架線柱と被った向こう側にも陸橋があるのを確認)


出発。

新川崎付近には、適切な跨線橋は見当たらず。


ならば鶴見界隈へ。

新川崎・鶴見駅はおそらく一般的にはメジャーではない部類の駅だと思いますが、

東海道貨物線が四方から集散しさらに武蔵野貨物線と合流したり、横須賀線や新しく開通した相鉄直通線までも絡むなど、鉄道的には超重要地点なのです。


そんな興奮する線路沿いで、良さげな跨線橋が連続している場所を探していって……



では元の写真↓


見つけ出した写真↓

フェンスで見づらいですが、奥の建物の形も一致。

東海道線&京浜東北線と並走する京浜急行・花月総持寺駅の跨線橋からの線路、確保!


やっぱり少しでも空が見えるって大事だな!




さあどんどん行きましょう。

久しぶりの原田優理子さんから1枚。

雪。

思わず先日の越後湯沢での失敗が脳裏をかすめますが、じっとり落ち着いて写真を眺めます。

ご馳走みっけ。


「14」の文字。

完全な判読はできなくとも、色あいと数字の文脈から「こまち 14号車」の表記で間違いない。



秋田新幹線へGO。

ここも最近よく出てくる(調べる)路線だ!


まずは雫石駅から捜索。

おっ!ホームの色も似ているぞ!


なかなか決定的な写真は見つからないものの80%は確信し、10分以内に解けたらカッコ良いと思ってもらえるだろうから「もう駅名だけ送っちゃおうか」との誘惑に駆られます。



いやしかし、念のため他の駅を見てみよう……


以前も登場した角館駅。

危ない!この駅も同じ色のホームだ!



改めて問題写真を俯瞰。

駅舎の色と形を決め手にすれば良いのか。


探し出した写真↓

秋田新幹線(田沢湖線)・雫石駅、着実に確保!!

あの「14」がなければ絶望的だったな…ふーっ!



加瀬さんのも1枚やっておきましょう、数あるなかで最新の写真。

夕方の踏切。


見た瞬間に頭をよぎったのは、5年ほど前の散歩中に自分で撮った踏切写真。



なんか似てる。道路の緑ラインとか、住宅街の感じとか。

(なんでこんな写真撮ったんだろう…我ながら意味不明…そして5年前に撮ったこんな写真をしっかり覚えている自分にも不穏)

さて、この踏切はご覧のとおりJR埼京線の池袋〜赤羽間にある踏切なので、すかさず現地へ。

この区間は明治時代に山手線の西側区間と一緒に開業した古い路線なので、今でも踏切がたくさん残っています。

池袋駅から埼京線が真っ直ぐ出ているのに対し、それより後に開通した山手線の大塚方面がカーブしているのがその名残です。



しかしこの区間の踏切に該当なし。


他に、この近くで踏切といえば……ここだ。

山手線に唯一残る踏切。



では元の写真↓


見つけ出した写真↓
ビタ止め。

山手線・駒込〜田端間の第二中里踏切、確保!!


なおこの踏切は、山手線の自動運転化なども絡んでゆくゆくは廃止される予定です。この写真が貴重なものとなる日が来るかも知れません。

そして僕が撮った意味不明な踏切写真は、今日この日の為だったという事もわかりました。



まだ行きます、こちらもおなじみ中山さんからの1枚。

ホームドアとブラックジャック。


駅の構造は2面2線の地下駅か。



…さすがにこれは簡単でしょう?とタカをくくりながら「ホームドア 緑」で検索開始。

ところが、意外にも緑一色のホームドアはなかなか出てきません。



語句を微調整しながら、まず浮かび上がったのは東京メトロ千代田線。ラインカラーからいっても当然の路線。


しかし配線略図.net大先生で確認すると、

千代田線には2面2線の対向式ホーム(ホームが線路を挟み込む形)の駅がない。



続いて怪しい東急目黒線も、

該当しそうな駅はホームドアの色が違い(駅ごとに異なっている)。


うーむ。

じゃあブラックジャックでいくか。


骨髄バンクを支援する大切なポスターです。

「駅 ホーム ホームドア 緑 地下鉄 ポスター ブラックジャック 天才だけでは、救えない」等の語句を駆使しGoogleとTwitterで画像検索を展開するも、全く収穫なし。



クーッ、こんなデカデカと書かれているのに辿り着けない!



しばらく置いたのち頭を整理、やはり東急目黒線沿線が怪しいと判断。

ここ…内側に目黒線が入っていて、2面2線ではないけど島式ホーム上に壁があって遮られているケースもあるんじゃないか?


では元の写真↓


見つけ出した写真↓

やっぱりそうだったか!

東京目黒線(&東横線)・田園調布駅、手ぬるい捜索により自己採点の低い確保!


中山さんがさんざん東急沿線の写真を送ってくるのを知り尽くしているのに手間取った!悔しい!




今回はさらに行きます、ワッティさんからの1枚。

駅すぐに道路。

大手私鉄っぽい雰囲気だけど「4」の標識(たぶん4両編成の停止位置)があるのが気になる。


大手私鉄で4両…を探すのは面倒だな…


そこで画面を隅々まで拡大。

写真の店舗、上辺ギリギリに「ロイヤル…リゾート…」の文字を発見。



手段は選ばぬ。これで行こう。



検索。
おっ、意外と少ないぞ。全部見回っていこう。

軽井沢を一瞥したのち、伊豆箱根方面へ。

あ、ここだ。


では元の写真↓


すぐに仕留めた写真↓

箱根登山鉄道(&小田急線)・箱根湯本駅前のロイヤルリゾート、確保!!!


ロイヤルリゾートがなかったら相当苦労してた!ありがとうロイヤルリゾート!


さすがのワッティさんもあの文字は見逃していたようですが、今までさんざん苦しめられているのでたまには良いでしょう!




さあ続いて!日下さんからの1枚。

左側の高架は新幹線ですね。よく見るとグリーンの屋根が見えますね。東北新幹線のE5系です。


すなわち東北本線(宇都宮線)と東北新幹線の並走区間。


出発。

ご覧のとおり小山駅付近から、宇都宮付近まで両線はピッタリと並走しています。


しかしザッと見ても該当駅は無さそう。


もう一度問題写真を拡大。

新幹線と反対側に、別の線路が見える。


黄色い柵で区切られているから、別の鉄道会社という事か?



ははん分かった。



では元の写真↓


見つけ出した写真↓

東武伊勢崎線&JR宇都宮線・久喜駅、4分で確保。


宇都宮線だと思っていたこのホームは東武伊勢崎線だったけど(右隣が宇都宮線)、大した問題ではなし。


やりとり↓

毎度いいリアクションをありがとうございます。




さあ今回ラストは、ひろえさんからの1枚。

安定の殺風景。


これはキツいかもな……と思ったのも束の間、実に興味深いヒントがあちこちに。



まず線路の幅。これは幅の広い標準軌


(今回では箱根登山鉄道・京浜急行・秋田新幹線に続いて4つ目の標準軌。だから何という事もありませんが個人的にはニヤリとするポイントです)



もう一つは、車止め。

線路の両側にホームがある、終着駅。

さらに「10」の数字。これは停止位置目標で、編成両数を表しているんだろう。



関東の標準軌私鉄に「10両編成」はない。

(基本長くて8両、京急がラッシュで4両繋いで12両にするけど「10」は無い)



すなわち関西私鉄。

そして関西でも少ない10両編成がある私鉄の終着駅、、まず浮かぶのは何と言っても阪急の大阪梅田駅。


主要路線の京都線・宝塚線・神戸線が一堂に会し10面9線の規模を誇る、日本の私鉄随一の大きな駅です。


(Wikipediaより↑↓)

ああ興奮してきた。


ハァー見てくださいよ、この壮観な景色を!!


でまた阪急がすごいのが、ホームも車両もピッカピカに磨かれていること。

ほら!凄くないですか?

光り輝くホームと磨き抜かれたマルーンの電車!木目調の室内は落ち着いた雰囲気で綺麗な緑色のシートにはアンゴラ山羊の毛を使用していてフカフカ!ああ素晴らしい!行ってみたい!





えー、なんの途中でしたっけ?



これでしたね。取り乱して大変失礼しました。



うむ、写真奥に見えるホームの光り具合からして、この駅と考えて間違いなさそう。



しかし残念ながらホームにストリートビューがなく。

画像検索を駆使しても、やはりあんな画角で車止め方面を撮った写真は見つからず。


9本ある線路からこの場所を特定することは出来るのか…?



ここで頼りになる手段、京都線・宝塚線・京都線それぞれの前面展望動画を確認。

それでも各路線3本ある線路のうち、どこに到着するかは分からないけど……



では元の写真↓


3路線目でようやく到着した画像

手前の「68」の数字も一致!!

何の数字か分からないけど、このホームに到着してくれてありがとうこの電車!!!



というわけで阪急電鉄・大阪梅田駅の神戸線9号線ホーム、ピタリ確保!!!!!



なお阪急の魅力などを得意気にベラベラ喋りましたが、私自身はおそらく30年ほど前に乗ったのが最後です。梅田駅の記憶も全く残っていないので、次に関西へ行く時は必ず乗りたいと思っております。



〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


今回は以上です。



多くの写真が頂けたことが嬉しくて、つい解きすぎてしまいました。

パーティーサイズのお菓子を一気に全部食べてしまったような気分です!




さて次回は、せっかくだから今まで解いた写真の中で個人的に印象に残っている10枚を振り返ってみようかと思っています。


皆様も、もしよろしければ印象に残っている写真をコメントなどで頂けたら、大変嬉しいです。それも参考にさせていただきながら決められればと。

(曖昧な「ほらあの、地面の写真」とかでも当てるので大丈夫です)



もちろん通常運転で、未解決のアガタさんや加瀬さんの写真にも挑んでいきながら、新たな写真も大いにお待ちしております。初めての方も大歓迎です。




最後に、俳優としてのアレを。

SNSでも書きましたが、ワタクシが主演した映画「マニブスの種」(芦原健介監督)が先日開催されたSAITAMAなんとか映画祭において、グランプリを受賞いたしました。

すごい!アシケン監督おめでとうございます!ありがとう!

(読者の方はご存知のとおりアシケンさんもどこ鉄ファミリーの一員!)

マニブスチームの皆様をはじめ、映画祭に関わってくださった全ての皆様に感謝!!

そしてこの映画祭でノミネートされた全10作品が、今年の夏にどこかの劇場で上映されるようです!

ぜひ皆様にご覧頂きたいと思っておりますので、日程など詳細が決まり次第告知させていただきます。

他の作品も、どれも面白いです!




大変長いブログとなってしまいましたが、最後までお読みくださり、ありがとうございました。




ではまた!