2025年3月7日(金)、渋谷・SEABIRD第一金曜(1金)ライブ&セッション。今日のインスト(楽器演奏)曲は、早逝した天才トランぺッター、クリフォード・ブラウン特集。酒やドラッグ等に手を染めなかったのに交通事故により25歳で夭逝、わずか5年間程のプロ活動だがその名はジャズ史に燦然と輝く。

彼の曲が「Bones for Jones」「Jordu」「Minor Mood」「Daahoud」と続く間に、横地さんが「マイナーな今」と控え目に回文のジャブを繰り出す(*1)。ああ、そうだ、今日は御子柴さんは欠場だった。“回文王”こと横地さんはいよいよ我慢ができなくなったらしく休憩中に私のところに来た。

【十河さん(pf)、岩渕さん(ds)、本多バンマス(tp)、萬造寺さん(b)、“回文王”こと横地さん(ts)】

「時事ネタ回文があるんですよ」とトランプーゼレンスキー会談の回文を披露。「対話理解無く混乱酷な怒り湧いた(たいわりかいなくこんらんこくないかりわいた)」これを回文仲間に送ると「会談持ったら腹立つ問題か(かいだんもつたらはらたつもんだいか)」と回答が来たという…ヤレヤレ。

続けて最近の会心作「何だかバルト海でイカ獲るバカ旦那(なんだかばるとかいでいかとるばかだんな)」まで披露すると満足気に去っていった。休憩後は、ベニー・ゴルソンがクリフォード・ブラウンを偲んで作った名曲「I Remember Clifford」をたっぷり演ってヴォーカルコーナーに突入。

一番手はマッキーこと牧かおるさんがドラムのブラシワークから始まる「Cute」をcuteに歌うと、“竹笛太郎”の異名も持つ横地さんが自作のパンフルートで伴奏。彼はケーナなども自作し吹きこなすからねー。続く益田伸子さんは「All The Things You Are」を達者に歌って私にバトンタッチ。

私はこの1金では2023年3月以来2年ぶりとなる「If Love Is Good To Me」をナンチャッテ和訳詞の朗読から歌わせてもらった(*2)。2年前にも十河さんのピアノが素晴らしくて感動したが今回も朗読のバックを含めてこんな詩的で美しくパパっと弾けてしまうなんて本当に十河さんはすごいなあ…。

♪If Love Is Good To Me…2025年3月7日、渋谷・SEABIRD1金ライブ&セッション♪


などと余韻に浸っている暇もなく、続く中村美津子さんの「Lady Is a Trump」でもお相伴をすることになった。この曲は以前にレディ・ガガ&トニー・ベネット盤を模してマッキーとDuetしたが、今回はエラ&シナトラ盤のキー(A♭)かつヴァース(前歌)から歌うのに付き合う事になったのだ。

♪Lady Is a Trump with 中村美津子…2025年3月7日、渋谷・SEABIRD1金ライブ&セッション♪

私はシナトラを模してヒラヒラ踊ったのはウケたが、2コーラス目にシナトラと同じく下のオクターブで歌うつもりだったが、お聴き戴けばお分かりの通り何故か上のオクターブで歌い出してしまって苦しい!で、ラストコーラスは下のオクターブにしてみたら今度は低くて声がちゃんと出ない

そしてクリフォード・ブラウン&ヘレンメリルといえば業界用語でいうところの所謂“ユビソ“こと「You’d Be So Nice to Come Home to。これを大津晃子さんが歌い、2コーラス目にはスキャットも。「おお、」と聞きほれていたら写真を取り損ねた。可愛いワンピ着てたのに大津さん、ゴメン!

ヴォーカルのトリは柳田さんの「銀河鉄道999」、いつもの2管アレンジがラストで合わず消化不良に。これは再演だね。と、ここで聴衆に紛れていたセッション参加者の岡田さんがハーモニカを取り出し「I Love You」で参戦した。10年ぶりくらいに来店したそうだが何処に身を潜めていたのか?

オーラスはクリフォード・ブラウンに戻って「Tiny Capers」で御披楽喜となった。今日はクリフォード・ブラウン特集も回文もパンフルートもヴォーカルもDuetもユビソもあったが、終わってみれば、ぜーんぶハーモニカに持ってかれた感じがする。やっぱりハーモニカのインパクトは凄い。(*3)
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*1:回文(かいぶん)とは、後ろから読んでも同じ文。ex.)トマト、新聞氏、マカオのオカマ…etc.
*2:この楽曲については下記ブログご参照。
もしこの愛が私に相応しいなら | Saigottimoのブログ
ピアニストって本当に凄いなあ | Saigottimoのブログ
*3:ハーモニカには、①テンホールズ…穴が1段10個あるタイプ(「ブルース・ハープ」は独・ホーナー社の商品名だがこの種類)、②複音ハーモニカ…上下2段あり和音が出るので「トレモロ・ハーモニカ」とも呼ぶ、③クロマチック・ハーモニカ…レバー付タイプ、と主に3種類ある。①②はキー(Cなど)毎に違うので曲調に合わせて何本も必要だが③はレバーで半音も出せるので1本でOKだが値段も①②の10倍以上する。岡田さんや御子柴さんが使っているのは③。
私のは小学校で習った②、詳細は下記ブログご参照。
ハーモニカとウクレレ始めました。 | Saigottimoのブログ

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ある方から教えて戴きアコパラ(Acoustic Paradice)2025にエントリーした。この企画は島村楽器が主催するアコースティックサウンドに拘ったライブイベントだ。Acousticということなので(要するに電子楽器などを使わないで)自然な音でライブ演奏をするイベントなのだろうと解釈した。


      【アコパラ2025公式Webより】
この企画にはネットでの参加も可能だそうだが、全国の島村楽器店で開催するリアルライブにも参加できる(参加費千円)とのことだった。折角なのでリアルライブをやりたいので自宅から最も近い店舗として新宿PePe店(新宿PePe6階)の主催ライブにWebでエントリーしてみた。

日時は3月8日(土)14時スタートでライブは1組3曲15分間以内だ。新宿はメジャーな街だし、今や外国人観光客のメッカであるドン・キホーテや歌舞伎町もあるから人気もあるのだろう。今は新宿店ライブの出演者も「満員御礼」で締め切られているが何組出場して自分は何番目なのかは分からない。

場所は「西武新宿駅pepe前広場」、JRの新宿大ガードを抜けた青梅街道が靖国通りと新宿通りに分岐する地点で、歩道が広くなっている賑やかな場所だ。アコースティックとはいえ野外なので、さすがに簡易PA(pablic address:マイク等の音響装置)は用意されるようだ(雨天時は店内演奏)。
※当日雨予報の為,屋内演奏に変更決定!(前日に連絡あり)

      【島村楽器新宿PePe店Webより】
私としては昨年10月の渋谷ズンチャカに続いてのストリートライブとなる。あの時は15分間の持ち時間で複音ハーモニカとウクレレの弾き語りで外国民謡を5曲詰め込んだ(*1)が今回は3曲以内という制約がある。電子楽器ではないので渋谷ズンチャカで演奏した曲目から3曲を選んでも問題はない。

でも前回と全く同じでは芸がないし勿体ないので、この際ア・カペラ(無伴奏)でも何曲か歌ってみようかと思っている(*2)。ア・カペラだって立派なアコースティック・サウンドだし、1人での参加なので譜面も要らない。歌い慣れた曲なら歌詞も頭に入っているから練習も不要で気楽だしね!
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*1:渋谷ズンチャカについては下記ブログご参照。
第10回渋谷ズンチャカ参加報告 | Saigottimoのブログ
*2:ア・カペラについては下記ブログご参照。
アカペラで歌えるなんて凄い? | Saigottimoのブログ

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2025年2月15(土)~16日(日)で、恒例の「座・高円寺寄席」が開催された。これは今年が第15回目となる高円寺演芸祭りの一環である。私は「絵本の旅@カフェ」という同館の企画に本読み案内人として毎週土曜日にボランティア参加してスタンプを10個貯めてはこの日のチケットを得ている(*1)。

毎年ここでしか揃わない東京の落語4団体が参加する「おしくら饅頭、四派でドカン」という落語のみ聴いていた(*2)が、今回はそれに加えて「講談、浪曲たっぷり!」も聴くことにした。知人らに声をかけたら4人ともこっちが聞きたいというのでこの回はチケットを5枚購入するつもりだった。

毎年、販売開始は土曜なので、窓口が開く朝10時にチケットブースで購入して10時半からの「絵本の旅@カフェ」に参加する。ネット販売は2日目からなので初日は窓口に並べば間違いなく購入できるつもりだった…が、その目論見はメチャメチャ甘かったと思い知るのである。

朝10時に自転車を置いて1階裏の入口から館内に入った途端、螺旋階段に沿って1階フロアに蛇行した行列が目の前まで続いていた。「うわ、まさか!」その、まさかだった。これは2階のチケットブースから続いているに違いなかった。聞けば会館オープンの9時前から人が並んでいたそうだ。

ざっと200人以上は居るだろう。会場のキャパから考えてもチケット購入は絶望的だったので知人4人に連絡すると2人は「その回がダメなら諦める」とのこと、残る2人は第2希望として当日夕刻の「噺三昧、これぞ大磐石」を挙げた。そして並ぶこと1時間半、なんと私は最後の3枚をゲットできた!

ああ、想えば2021年12月20日、通常は「昼夜入替無し」の新宿・末廣亭で神田伯山が「夜の部」の主任(トリ)を務めた12月中席は「昼夜入替」となり、かつ「夜の部」の整理券をもらうために「昼の部」が始まる前の午前11時から延々と行列してゲットした事を思い出した。学習してないねー(*3)

私1人の「四派でドカン」のチケットは当然簡単に取れたし、2人の知人が第2志望に挙げた「これぞ大磐石」も並びで良い席がゲットできた。最後の3枚だった「講談、浪曲」はさすがにバラバラで後方かつ端の席だがあの状況でゲットできただけラッキーと同行したお2人にも大いに感謝された。

ということで、演芸の内容については何も記述しないまま、凄まじい伯山人気のことばかりでここまで書いてしまった。ただ今年も四派の落語はみな面白かったし(*2)、伯山や師匠の人間国宝である松鯉、そして玉川太福や玉川奈々福など、講談も浪曲も面白く楽しかったことを申し添えておく。
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*1:このボランティアについては下記ブログご参照。
歌は語れ、セリフは歌え | Saigottimoのブログ
リモート絵本読み聞かせ初体験! | Saigottimoのブログ
絵本の旅@カフェ再開しました | Saigottimoのブログ
絵本「で」子供と遊ぶ絵本カフェ | Saigottimoのブログ
*2:以前のこの落語会については下記ブログご参照。
落語四派は高円寺でだけドカン | Saigottimoのブログ
今年も落語四派高円寺でドカン | Saigottimoのブログ
*3この日の末廣亭の舞台裏は「伯山TV」に、また前日の演目「鹿政談」もyoutubeにアップされている。

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2025年2月14日(金)、渋谷・SEABIRD第二金曜(2金)ライブ(通算353回)。今日は2金バンド初代歌姫の瑛子さんがカナダから駆けつけてくれた(*1)。出雲井さんと瑛子さんとマッキーこと牧かおるさん、3人も歌姫(ディーバ)が揃えば、岩井バンマスが掲げるテーマも「楽しいジャズ」になるわいな。

    【出雲井裕実、斉田瑛子、マッキー】
PROGRAM(各曲名⇒けいちゃん限定公開動画にリンク)
1st.set
1 Fungii Mama (岩井千尋バンマス)

2 Four (千尋&山内恵英)

3 Dream a Little Dream of Me (マッキー&求実)
4 The Good Life (マッキー&求実)

【中川さとし(pf)、小島幸三(ds)、マッキー(vo)、榎本任弘(b)、加藤求実(ts)】
先月に続いて1st.setからの出番となったマッキー。1曲目は、軽いアップテンポの「私のことをちょっと夢見て」という可愛らしい曲。2曲目は一転してスロウバラッドの「美しき人生」、これは5年前にラドンナ原宿で開催された「第11回Jazz de 紅白2020」に出場した際に歌った曲だ(*2)。
5 It Might as Well Be Spring (Saigottimo&求実)

私は「春の如く」という邦題が付いたこの曲を毎年この時期にボサノヴァで歌わせて戴く。これは1945年夏に公開されたミュージカル映画用に書き下ろされたもので、ナンチャッテ和訳詞の朗読をしてから歌っているので聞いてもらえばお分かりの通り“春以外の時期に歌うべき歌“である(*3)。
6 Isfahan (千尋&求実)
7 Upper Manhattan Medical Group (千尋&求実)

2nd.set
1 It Could Happen to You (瑛子&千尋)
2 Blue Moon (瑛子&千尋)
3 What a Difference a Day Made (瑛子&千尋)

SEABIRD2金ライブの初代歌姫(ディーバ)だった瑛子さんはカナダ人男性(リース氏)と結婚してカナダで暮らしていたが、カナダではカラオケでしか歌う機会がなかったという。ああ、なんと勿体ないこと!そしてご主人が亡くなって1年が経った今年は日本に帰国する予定とのご報告があった
4 Lotus Blossom (千尋&求実)
5 Preacher (恵英&求実)

6 Sweet Pumpkin (裕実&恵英)
7 Se Todos Fossem Iguas a Voce (裕実&求実)
8 Up Jumped Spring (裕実&千尋)

出雲井さんは先月のライブで岩井さんらがインスト(楽器のみ)で演奏した「Sweet Pumpkin」を早くも歌でカバーするから流石だ!また、けいちゃんも開演直前に出雲井さんに「一緒に演ろうよ」と楽譜を見せられて打合せしただけでササっと演奏してしまうんだから、彼女も凄いなぁ…。
9 Funk In Deep Freeze (全ブラス陣)

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*1:瑛子さんが登場したライブは下記のブログご参照。
我々にはファンタジーが必要だ | Saigottimoのブログ
遥かカナダからディーバ降臨す | Saigottimoのブログ
*2:この曲については下記のブログご参照。
人生は美しく自由であるby寛斎 | Saigottimoのブログ
*3:この曲については下記のブログご参照。
春の如くは当然ながら春に非ず | Saigottimoのブログ
歌わない訳詞と歌える創作詞 | Saigottimoのブログ

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石貫慎太郎さんのオーディオドラマ最新作「湖底に光る花 2025リメイク版」に出演させて戴いた。この作品は、koto☆hanaオーディオドラマの処女作であり石貫さんの初のオリジナル作品でもある「湖底に光る花」(*1)の完全リメイク版として脚本から見直し、配役も変更されたものだ。

最初の作品だけに石貫さんとしては思い入れもある一方で脚本や編集も気になる点があって「いつかリメイクしたい」と思っていたそうだ。小説家も作曲家も作品を常に修正し続けたがるため、締切がなければ作品は一つも完成しないとも言われる。クリエイターとは元来そういう人種なのだろう。

我々の身近な現実世界から一転して不思議な展開になりながらも、静かで美しくて心が癒される優しい“現代のおとぎ話”。まさにKoto☆Hanaの魅力が詰まった原点ともいえる作品である。私自身、今回のリメイク版に出演させて戴くことが出来てとても光栄であり、また嬉しく思っている。

「湖底に光る花 2025リメイク版」【約40分間】クリック!
■スタッフ

原作/脚本/制作/音楽:石貫慎太郎
エンディングテーマ「Ciel」
 ヴァイオリンとピアノ:Au bonheur
 作曲/編曲:石貫慎太郎
■キャスト
ナレーション:​中田真由美
耕:能登洋宇
寧々:月宮はる
老婆(管理人の妻):山木梨花
老人(管理人):Saigottimo (開始6分後に登場)
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*1:石貫さんのオリジナルオーディオドラマ処女作は下記。
koto☆hanaオーディオドラマ「湖面に光る花」

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2025年2月7日(金)、渋谷・SEABIRD第一金曜(1金)ライブ&セッション。本多バンマス(tp)が掲げた今日の(インスト楽曲の)テーマは、黒人ジャズピアニストのボビー・ティモンズ(Bobby Timmons)の曲特集とのこと。まずは御子柴さん(ts)と「Fat Lady」「Gettin’It Togetha,AnotherYou」。


【1金レギュラーバンド:十河さん(pf)、岩渕さん(ds)、本多バンマス(tp)、萬造寺さん(b)、御子柴さん(ts)】


ここでセッション参加者のYuka Kawabataさんが登場し「There Will Never Be Another You (あなたなしには)」。彼女はあの「新しい学校のリーダーズ」の全国ツアーメンバーだったようだ。本多バンマスと某セッションで知り合って1金ライブに誘われ律義にも早々に遊びに来てくれたのだ。

【左足の爪先をちょっと上げる癖がカッコ良くて可愛い】

Kawabataさんは本多バンマスから「このあとも入れる曲にはどんどん入ってね」と言われていた。この後はティモンズの「Dat Dere」「Minor Strain」を演奏して休憩となった。2nd.setは冒頭に「Black Nile」をインスト(楽器のみ)で演奏してからヴォーカルコーナーに突入!

トップはマッキーこと牧かおるさんが「Cherokee」。彼女にそんな意図はなかったろうがこの曲はNYでジャズマン達が超高速で演奏し未熟なプレイヤーをセッションから追い出す曲として知られる。でもKawabataさんは当然ビクともせず、寧ろ歌っているマッキーの方が追い出されそうだ(笑)。

二番手の私はコード進行が同じ2曲「Pennys From Heaven (棚からボタ餅)」と「I Can’t Give You Anything But Love (捧げるは愛のみ)」をマッキーとの掛け合いで歌った。これは昨年2月にRumikoさんとやった趣向(*1)だが、あの時は彼女の枠だったので曲順が逆だった。

♪「Pennys From Heaven ~ I Can’t Give You Anything But Love」 with Mackey…2025年2月7日、渋谷・SEABIRD1金ライブにて♪

果たして今回は上記録音でお分かりの通り、明らかな失敗に終わった。我々は5コーラス目を歌ったがバンドは4コーラスで終わりだと思って一旦終わってしまったし、ラストの繰り返しはマッキーが4小節分を繰り返して終わったが私は8小節分のつもりだったので尻切れトンボで終わってしまった。

う~ん、事前に口頭でバンドに伝えるだけではなく譜面にも「全体5コーラス」と明記しておくべきだったし、ラストも同様だ。予定調和に陥らなかったという点では「これもセッションの面白さ」と言えなくもないが、練習不足だと指弾されても仕方なく、バンマスには本当に申し訳なかった

続く益田伸子さんは「Only Trust Your Heart」をしっとりと歌い、大津晃子さんは2月の定番曲「My Funny Valentine」。そしてヴォーカルコーナーのトリは柳田さんの「A Lovers Concerto」(原曲はバッハのメヌエット)で“愛のバレンタインデー”を控えた2月の1金を盛り上げてくれた

そして店内には毎年のお約束とばかりレギュラー女性ヴォーカル陣からのチョコレート(今回は大津さんがデパートの北海道フェアで仕入れてきたロイス社製チョコ詰合せ)が配られた。ラストはNHK「美の壺」テーマ曲にもなっているティモンズの代表曲「Moanin’で御披楽喜に。

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*1:昨年2月の1金ライブ&セッションは下記ブログご参照。
捧ぐるは愛のみは棚からボタ餅 | Saigottimoのブログ

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三日坊主の私としては珍しく「口笛の練習」ルーチンは毎日続いている。「上を向いて歩こう」だと下記赤字高音部(高いレ以上)が口笛では出なかった。そこで3分間程度のyoutubeカラオケに合わせて毎朝1回口笛を吹く練習を始めてこの2月で3年間続いたことになる。下記が今朝の録音である。

♪【3年練習後】上を向いて歩こう(口笛+カラオケ)♪

うえを むぅいて あぁるこぉお 
ソソラ シソミレ ソラシソミレ 

なみだが こぼれ ないよおおに
ソソラシ シレミ ミレミレシラ

おもいだす はるのひ 
ソソソミラ ララソシ

ひとり ぽっちの よる
ソソミ レシソミ ソソ


    【カラオケ@DIVAの同曲の画面より】

♪【練習前】上を向いて歩こう(口笛+カラオケ)♪

これまでの経緯も記事化してきた(*1)が、上の【練習前】は3年前の2/2だから「石の上にも三年」とはよく言ったものだ。本格的な上達を目指すなら先生を探して指導を受けるべきだがそのつもりはない。今や練習というより習慣になってしまったので飽きるまでダラダラ続けてみようと思う。
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*1:本件については下記ブログをご参照。
口笛を毎朝本気で練習してます | Saigottimoのブログ
口笛を毎朝1年間練習した結果 | Saigottimoのブログ
口笛を毎朝2年間練習した結果 | Saigottimoのブログ

Saigottimo
2025年1月10日(金)、渋谷・SEABIRD第二金曜(2金)ライブ。今日のテーマは「口ずさみたくなるジャズ」とのこと。大晦日セッションは不参加だったメンバーも勢揃いしたが、珍しくメインヴォーカルの出雲井裕実さん(vo)が不在のため今回は“(主歌姫代行の)マッキー大活躍の巻”となった。

【中川さとし(Pf)、小島幸三(Ds)、マッキーこと牧かおる(vo)、榎本任弘(B)、加藤求実(Ts)】
PROGRAM(各曲名⇒けいちゃん限定公開動画にリンク)
1st.set
1 Sister Sadie (岩井千尋バンマス&求実)

2 Social Call (山内恵英&求実)

3 Vivo Sonhando (マッキー&求実)
4 Like Someone in Love (マッキー&求実)
5 Moonglow (マッキー&千尋)
いつも2nd.setで登場するマッキーだが今回はボサノヴァ、アップテンポ、バラッドとリズムやテンポの異なる3曲を取り混ぜてステージメイクする。最近は六本木や赤坂の有名店でプロの大御所ミュージシャンとブイブイ共演しているだけあって、歌姫ぶりもなかなかどうして堂に入ったものだ。

6 Skylark (千尋&求実)

7 Upper Manhattan Medical Group (千尋&求実)
2nd.set
1 My Shining Hour (恵英&杉山尚子)

2 Blame it on my youth (千尋&尚子)
MCで邦題を「若気の至り」と紹介した岩井バンマスはそこで何やら思い出したのかニヤニヤしている。え~?バンマスの場合はどんな若気の至りだったのか是非聞きたいものだ。

3 Smile (Saigottimo&千尋)
私はここ20年近く正月の2金ライブでは“笑う門には福来る”という故事に倣って「Smile」(*1)を歌い続けてきたが、今年もこの曲を歌わせてもらった。

4 Misty (マッキー&求実)

マッキーは1st.setから全5曲を歌い切ったが、2nd.setの2曲は彼女のジャズ仲間で2金レギュラー小島さん(ds)休養中にはトラ(代役)も務めてくれた藤井さんが共演してくれた。
5 You and the Night and the Music (マッキー&求実)

6 Sweet Pumpkin (千尋&求実)

7 Sidewinder (全ブラス陣)

ライブの最後はいつも通り、全ブラス陣総出演で賑やかに。そしてこの日の曲「Sidewinder」は1964年にリリースされたリー・モーガン作曲のスタンダードであると共に、ガラガラヘビの英語名だから、まさに今年2025年(令和7年)の干支、巳(ヘビ)に因んだもので“縁起モノ”とも言えるだろう。

終演直前には出雲井さんが来店していた。都内某所での賀詞交換会に参加していたという。自分の出番がなくてもちゃんとライブの終演を見届け、自分の代役を見事に務めたマッキ―を労い、常連のお客様をお見送りするなんざ、さすがメイン・ヴォーカリストにしてヴォーカル部カントクである。
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*1:この楽曲については下記ブログご参照。
チャップリンの5文字人生哲学 | Saigottimoのブログ

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2025年1月9日(木)、渋谷・SEABIRD。正月休みの変則日程となった第一金曜(1金)ライブ&セッション。たまたまこの日は本多バンマスの誕生日でもあり、バンマスにはサプライズでケーキの贈呈があり、柳田さんの音頭で♪ハッピーバースデー♪をみんなで歌いながらお店全体でお祝いをした。

そして今回は昨年11月に91歳で亡くなったクインシー・ジョーンズ特集。彼はプロデューサーとして有名だが彼が作った曲は余り知られていない。「Jessica’s Day」「Midnight Sun Will Never Set」「Quintessence」「Stockholm Sweetnin’」などだが、これらの曲は私は初めて聴いた。

ヴォーカル陣は、仕事の関係で途中までしか参加できないマッキーこと牧かおるさんがセッション参加者のノブ高橋さん(as)と一緒に「Candy」をゆったりしたテンポで歌う。そしてこちらも早退予定の中村美津子さんが、スキャットを交えて「Day By Day 」を軽快に歌い上げた。

インスト(楽器演奏)の「You’re My Everything」「For Lena And Lennie」を挟んで、柳田さんは本多バンマスアレンジの2管アンサンブル付きで「Save The Last Dance For Me (ラストダンスは私に)」をキメれば、益田伸子さんは「Come Rain Or Come Shine (降っても晴れても)」を熱唱!

私は、昨年11月に大津晃子さんが出場した秋の発表会で知った「The Glory of Love (愛の栄光)」を(自分にとっての)新曲として今年の歌い初めにした。この曲は奇しくも先日、SEABIRDのマスターから貰ったDVDでポール・マッカートニーも子供の頃に聞いた曲として歌っていたスタンダードだ。

この曲はビリー・ヒルが作り、その年にベニー・グッドマン楽団盤が全米1位になったのが1936年(昭和11年)だというからずいぶん古い曲である。原詞は専門サイトを見て戴くとして、「You Got a Give a little, Take a little」で始まる歌詞を私なりにナンチャッテ和訳するとこんな感じの曲だ。
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ちょっとだけ与えて、ちょっとだけ奪って、
ちょっとだけ心が傷ついて、
それが愛の栄光の物語

ちょっとだけ笑って、ちょっとだけ泣いて、
ちょっとだけ雲が流れる、
それが愛の栄光の物語

二人が一緒にいる限り
世界の魅力は全て私たちのもの
たとえ世界が終わっても
私たちは手を携えて生きていく

ちょっとだけ勝って、ちょっとだけ負けて、
いつもちょっとだけ切なくなる
それが愛の栄光の物語
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タイトルの「愛の栄光の物語」とは、いわゆる「人生」とか「幸せ」を指しているのだろうが、この「ちょっとだけ (a little) 」という部分がグッと来る。よく「ささやかな幸せ」とか「小さな幸せ」等というが、私は「そもそもささやかで小さいから幸せ」なのではないかと思うからだ。

我々の人生においては、giveもtakeも、loughもcryも、winもloseも、その渦中にいる時には物凄く支配的で大きいものに思えるが、客観的長期的に見ればほんのちょっと(a little)の事でしかない。そして、それらはほんのちょっと(a little)であるが故に、我々の人生での「味わい」となるのだろう

♪The Glory of Love…2025年1月9日、渋谷・SEABIRD1金ライブ&セッションにて♪

今日のヴォーカルのトリは大津晃子さんでデューク・エリントン作曲の「In A Mellow Tone」。そして最後は、誰もが知っているクインシー・ジョーンズの代表曲、映画のタイトルにもなった「愛のコリーダ (Ai No Corrida)。この曲は知ってたけどジャズスポットで聴くことなんて滅多にないよね?


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日本が真珠湾攻撃によって対米英蘭戦に突入した(76年前の)12月8日のことは昨年同日のブログにも記した(*1)。しかし考えれば考えるほど“破滅への道”としか思えない(実際そうなった)対米開戦の日本側動機が分からずこの年末年始に真珠湾や日米開戦関連の本やネット記事を読み漁った。(*2)


多数の関連情報を漁って判ったことは多々あるが、過去の“事実(fact)”をいくら明らかにし積み重ねても、“真実(truth)”は当事者の思惑に拠るため分からない。そして歴史の真実を求めて思いを馳せることにはロマンがあり、それを追求することは知的な趣味として大いに結構なことである。

しかし過去の歴史から現在や未来への社会的教訓を得ることはもっと重要だ。日米和平交渉打切り宣言の文書通達が真珠湾奇襲攻撃後になってしまった真相等は今や枝葉末節だし、真珠湾攻撃の完璧な成功がトルーマンの陰謀だったかどうかは米国側の事情であり日本側の意思決定プロセスではない。

賢者は歴史に学び、愚者は経験に学ぶ」という箴言があるように歴史とは過去に起きた事象の年号を暗記することが目的ではなく貴重な“人類の実験室”として現在や未来への教訓を得ることだろう。そこで私は「日米開戦という決断をしたのは一体誰なのか」その観点でこれら関連情報を当たった。

その結果、日米開戦の決断をしたのは首相でも天皇でもなかった。教科書等の公式見解は「軍部の暴走」という事で帝国陸海軍という、今は無い組織が張本人という事になっているが、その組織には責任者も居ない。陸相や海相は「軍政」つまり予算や人事の権限はあるが、一兵たりとも動かせない

軍を動かす「軍令」は統帥権という天皇の大権で首相でさえ不可侵で、大元帥たる天皇も私見は述べられず廃位や内乱を恐れていたという。実質的に軍令を操った大本営は作戦立案と指揮のみだし、軍部は国民に煽られ国民はマスコミに踊らされマスコミや学者は軍部に脅されて言論を封じられた

優秀な官僚や閣僚は他国との協調等の正論を主張したが国民から弱腰等と非難されテロリストに暗殺された。選挙を意識した政治家達は大政翼賛会を結成しオール与党になり、戦争で儲かる兵器産業も敗戦したらパーだしそもそも勝算自体無い。結局、日米開戦を望んだ者も決定した者も居なかった

敢えて言えば真の張本人は当時の日本を支配していた時代の“空気”ということだ。皆が空気を読んで忖度する日本社会は、ヒトラーのような独裁者が居なくても、誰も望まない選択にも突き進む“ファッショ(全体主義)社会”になり得るという事だ。こんな恐ろしい結論があるだろうか?


これはまさに社会心理学における「アビリーンのパラドックス(Abilene Paradox)」つまり“誰も望んでいない結論を全員一致で意思決定してしまう現象”(*3)ではないか。数人の小集団なら身近で経験する事だが、日本はそれが国家レベルの意思決定でも起こり得る社会ということになるのだ。
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*1:本件については下記ブログご参照。
日本が太平洋戦争に突入した日 | Saigottimoのブログ
*2:今回調べたのは下記書籍(うち②④は既読分)
①猪瀬直樹「昭和16年夏の敗戦」世界文化社・1983年
②R.B.スティネット「真珠湾の真実~ルーズベルト欺瞞の日々~」文芸春秋社・2001年
③市來俊男「真珠湾奇襲攻撃70年目の真実」新人物往来社・2010年
④白松繁「そのとき、空母はいなかった~検証パールハーバー~」文芸春秋社・2013年
⑤孫崎亨「日米開戦の正体」祥伝社・2015年

⑥柴山哲也「真珠湾の真実〜歴史修正主義は何を隠したか〜」平凡社・2015年
*3:経営学者ジェリー・B・ハーヴェイ(Jerry B. Harvey)が著書「アビリーンのパラドックスと経営に関する省察(The Abilene Paradox and other Meditations on Management)」で提示。

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